範馬刃牙 第33話 戦士(ウォーリアー)



アイアン・マイケル絶体絶命の危機にゲバルが駆けつけたッ!
主人公じゃないのがちと残念だが、アイアン・マイケルが無事なだけ喜びましょう。


「3人揃うと化学反応が起きるという」
「一卵性の三つ子ならではのコンビネーション」
「スゲェんだろうなきっと…………」


淡々と語り言葉の間合いを計るゲバルだ。
この時点でマウスたちは汗を流しており、非常にまずい。
アイアン・マイケルと戦っている時は一粒も流さなかったのに。
ピーカブースタイル見ても余裕ありまくりだったのに!
それとも、アイアン・マイケルはその程度の器ということですか。
そして、長らく忘れていたが、化学反応って結局なんだったんだ?

このままではかませ犬になってしまうと、マウスたちは精悍な顔つきになり、3人同時に構える。
でも、ゲバルは余裕たっぷりだ。
先週までとは立場が逆だ。マウスたちはアイアン・マイケル側の立場になっている。
これがアイアン・マイケルの呪いか?

「なつかしいな…………」
「海賊やってた少年(ガキ)の時分… 出航はいつもこんな夜だった」
「バカ明るい月夜………」


ゲバルは頼んでもいないのに想い出話を始める
三日月はゲバルの記憶を呼び覚ますのだ。
満月とか新月でも呼び覚ましそうだけど。
ゲバルの想い出話に感化されたのか、マウスたちはゲバルから視線を外し、思わず背後にある月を見てしまう。

パチィッ

視線が逸れた瞬間、ゲバルは指を鳴らす。
マウスたちは大慌てで振り向く!
…大丈夫か、あんたたち。
全身全霊で勝てないことをアピールしてどうする。

「素人(アマチュア)だな」
「今 君らがお月見している間に 確実に一人は俺に仕留められていた」


今のがリアルでなくて良かったな、リアルだったらお前はもう死んでるぞ。
想像して圧倒されたのか、マウスたちは冷や汗を流す。
今回は何かあるたびに冷や汗を流すマウスたちは本当に弱そうだ。
まるでアイアン・マイケルにしか勝てない雰囲気がする。

ゲバル談、マウスの一人でも欠けるとその戦力は1/10になるらしい。
のらりくらりとしながらも、しっかりと戦力分析している。
ところでゲバルは一般人の何倍の戦力を持つのか計算しているのだろうか?
それとも、計算したからこそ、冒頭で冷や汗を流したのか?

「25…多くて30から32ってところか…」
「アイアン・マイケルの10倍強ぇ…」


アイアン・マイケルの10倍と書くとあまり強そうには思えないけど。

とにかく大幅不利なマウスたちは三角形フォーメーションを陣取る。
アイアン・マイケルをボコりまくった必殺の陣形だ。
クローズデルタだ!
誰か一人が狙われる陣形だが気にしない。

ほう経験が生きたなよほど自信があるんだな このフォーメーションになるや 貌に余裕が漲っている」

もう遅い………
我々にこの陣形を取らせた以上……
もう君にチャンスはない

何がもう遅いって、やられ役臭を漂わせすぎたマウスたちの方が遅い気がするが、まぁ無視。
一応ピンチっぽいがゲバルは余裕たっぷりだ。
とにかく、戦いは始まっている。
マウスの一人が指を鳴らし、注意を引く!
そして、ゲバルに殴りかかる!
アイアン・マイケルが見事に引っかかったコンビネーションだが、ゲバルにも通用すると思っちゃいかんだろう

わーーーーーッ

殴りかかったマウスに大量の液体がかかる。
何かと思ってみればゲバルの尿だ。
………
え?尿?
放尿してるよこの人ぉ!!!!!

こ………ッ このバカ…
わわわッ

オワッと

ゲバルは回転しながら放尿攻撃だ!
思わずマウスたちは間合いを離す。
さっきまで殺伐していた空間が一瞬にして和やかムードになってしまった
マウスたちもゲバルも、完全にギャグキャラになってしまっている。
恐るべし尿パワーだ。

長い間、バキが連載されているが、ついに放尿を武器とする男が現れた
これでゲバルの株は急上昇だ。
今後、ゲバルは何かあるたびに放尿がネタとして使われるのは間違いない
でも、それっていわゆるイロモノってヤツですよね?

バカかテメェッッ

放尿男にマウスはブチキレた!!
そりゃあ怒る!だって、放尿だもん!
ゲバルの代わりに刃牙が出てきても、放尿していたことは間違いない。
見開きで盛大に放尿する主人公…
少年誌に相応しいかどうかは読者の判断に任せます。

「二人はキレイなままなのに…」
「一人は汚物にまみれている」
「かけがえのない三人の関係(なか)を引き裂く悪魔ッッ」
「そんな男が目の前にダウンしている」
「思いしらせてやれッッ」


ゲバルは放尿で描いたサークルの中、寝そべって挑発する。
この一見不利な態勢がマウス打倒策なのだろうか?
尿を踏んだ後で誰が襲い掛かったのか判別するとか。

何にせよ、ゲバルはアイアン・マイケルと違って、戦い方が豊富だ。
マウスたちは今窮地に追い詰められている!
ところで今回アイアン・マイケルはコマの片隅にも出てきません
それでいいのか、アイアン・マイケル。


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