バキ再開決定記念板垣恵介スペシャルインタビュー



再開決定記念インタビューだ!
って、インタビューでそこまでもったいぶるのかよ!?
そりゃあ刃牙VS勇次郎ももったいぶるわけだよ。
ともあれ、久し振りの誌上展開だ。
相変わらず板垣先生は天然だぞ!


当初は無期限に休む予定だった。
そして刃牙の気配が消えたころに、いきなり復活させて驚かせてやろうという青写真を描いていたんだ。


いきなり勝手すぎる!?
まさに強さとは己のワガママを貫く力である。
終了記念インタビューで次の展開を考えているようなことを言ったのにこれだよ。
しかし、存在感がまったく消えることがなかったため、再開を決意したらしい。
たしかにこの1年半、(外伝の展開があるとはいえ)バキの存在感が消えることは不思議となかった。
ドカベンとは偉い違いである。


あの世界に戻ることを考えると……
いったん離れると、あそこはそう帰りたい場所じゃないんだよ(笑)。


週刊連載の世界についての一言。
板垣先生ほどのベテランでさえ週刊連載は堪えるらしい。
こう言いながらもバキと餓狼伝を(餓狼伝は隔週とはいえ)描いていたから、何だかんだでバイタリティはとんでもないことが伺える。
そんな環境下だからこそ、バキの突飛な展開やアイディアが生まれるのだろうか。


描いていて動きに対する欲求はすごく強かった。
仮に『謝男』に暴力的なシーンがあったとしても、正しいフォームを描いてはいけないんだよ。


謝男を掲載していたことに関して。
謝男の登場人物は格闘家ではないのだから、正しいフォームで殴ってはいけないようだ。
面白い舞台裏である。


『拳刃』のネームで、空手の動きを描いていた時はものすごく美味しかった。

上記の理由からアクションを描けなかったことに関して。
拳刃は何と板垣先生がネームを描いていたのだった。
道理で実にバキ的な内容なのだった。
拳刃が休載しているのは板垣先生が連載再開へ向けて準備を始めたからなのか?
あと疵面はネームを描いていないな、うん。


「レギュラーのキャラクター陣は、どうしているんだろう?」と想像を巡らせていた。
新シリーズでは、その「彼らが何をしていたか」という内容から描いていく。
(中略)
それが新シリーズのテーマになっていく。


新生バキでは今まで以上に範馬一族以外にスポットを当てることになるのだろうか。
バキと言えば刃牙以外のキャラクターの魅力である。
事実、それらのキャラクターを扱った外伝がいくつも作られている。

ピクルという特大の爆薬が投げつけられ、多くのキャラクターがそれにより動き出した。
動き出したのだが、刃牙の介入によって有耶無耶になってしまった。
しかし、あの時のガイアや鎬昂昇、寂海王の活躍への期待はかなりのものがあった。
特に寂海王。あの人、ピクル相手に何をどうする気だったのか。

そんなわけでこうしたキャラクターの活躍が見られるとなると嬉しいばかりである。
個人的には鎬昂昇の活躍が見たいところである。
烈海王に勝てると豪語し、ドイルを圧倒した新生鎬昂昇のファイトスタイルは非常に格好良かった。
爆薬でダウンしたけれども、あの戦いはまた見てみたいものである。

あとは寂海王ですね。
寂海王の人間性はもちろん、打撃にも投げにも傾倒しないニュートラルさはなかなか見られなかった。
ピクル相手に戦えとは言わないが何らかの活躍は見てみたい。
その点ではゲバルももうちょっと掘り下げて欲しかった。
うん、刃牙いらねえ。


あぁ!
そのことはよく読者にも言われるんよなぁ……
あれは描き残しているな、確かに。


ついに触れた烈ボクシング編へのコメントである。
何か、こう、今思い出した感が半端ないっすね。
まぁ、覚えていて良かったです。
このままでは烈は愚かボルトもどうなることやら。


触れないわけにはいかないだろう。
これで、新シリーズにいきなり烈が登場したら「アレ???」となってしまう


新生バキで烈ボクシング編が触れられることが内定した!
そりゃあ放っておくわけにはいかない。
でも、板垣先生だからな。
烈VSボルトが始まったと同時に別の話を書き始めてもおかしくはない。


強さとは意志を通しきる力。
この定義は最小単位で、これからも変化するとは思えない。


強さとはワガママを通す力という考え方は未だに変わっていないようだ。
これはバキの芯を通す大きなテーマのひとつだ。
それだけにこれが明確化した今ではバキに込められるテーマがどうなるのか。
新たなテーマが設けられるのか、あるいは新たな解釈が生まれるのか。
この点にも期待したいところだ。


実は、彼が登場するに至るプロセスが、俺の専門外というか、知らない世界なので、それを構築するために作ったんだ。

板垣先生には描きたいキャラクターがいるらしく、そのキャラのために普段作らないネタ帳を作っていた。
それも2冊らしい。
入念な準備である。古今稀に見る準備態勢で繰り出される新キャラとなると期待感が高まるぞ。
って、これが初めてってことは今までネタ帳とかなしで作っていたのか?
それはそれで凄いな。

ともあれ、新展開と言えば新キャラである。
死刑囚のインパクトは凄かった。大擂台賽の海王たちの衝撃である。
何よりもピクルは常識を覆す破壊力だった。
それだけに新たなキャラを考える難度は年々上がっている。
そのため、今回のように入念な下準備が行われたのだろう。
期待したいところだ。
でも、Jr.みたいに酷い目に遭う可能性も否定できないんだよなー。


桜が先かバキが先か……。
その頃になると思うよ。


ここまで期待させておいて春再開かよ!?
何という生殺しだ。
もったいぶるなー。
刃牙VS勇次郎である。
ともあれ、板垣先生もかなり力を入れているようなので期待だ。
今までのバキシリーズは刃牙と勇次郎の対立と理解の物語であったが、新生バキはその後の物語となる。
ただ刃牙が強くなり勇次郎と戦うだけではいけないのだ。
つまり、刃牙の出番が減るぞ! 多分!



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