華と修羅 第22話



ビィーン!リュッ!リュッ!
そんなわけで日々是好日 天からカジメ!さんから訪問なされた皆様、トップにある怪しげなリンクを踏んだ皆様、合わせてこんにちはorこんばんは。
バキ感想書いたりメンナクまとめをやったりしているなすーです。

ここを見ている以上、ご存じかもしれませんが前述した天からカジメのKAJIMEさんから華と修羅バトンが手渡されました。
様々なサイトを行脚する華と修羅バトンが私のサイトにも!
多分、というか間違いなく今までバトンが回ってきたサイトの中でももっともアクセス数が少ない私のサイトに!
…ええ、実際に確認しましたよ。ええ。ええ、はい。

ともあれ、これは零細サイトにとっては僥倖であることに違いはないので、華と修羅感想頑張りマース。
いつものバキ感想のノリで書きます。


さて、まずは前回のあらすじから。
唐房新――俗称新便器の魔手によって、慎太郎と百合子の間に大きな亀裂が走った。
その方法は女給真智子と慎太郎の部屋でSAGAった後と思しき姿を見せるというものだった。
他の女性と性行為に耽る関係を漂わせる…目の前で不倫されたようなものだ。
慎太郎に恋心を抱く女性を砕くには強力な効果を発揮する。
鬼女(おとめ)の真智子なら弁当箱を投げつけて略奪するくらいはするが、純情の百合子はそうもいかない。

この策の恐ろしいところは慎太郎と百合子の仲を引き裂きながらも、新便器が百合子を攻略しやすくすることだ。
慎太郎に裏切られたと思い込み、傷心中の百合子ならば新便器が付け入る隙は大きくなる。
ただでさえ歌舞伎町のホスト並みの手練手管を誇るのが新便器だ。
百合子は今までそれをかろうじてはねのけていたが、精神面が弱っている状態ではどれほど抵抗できようか。
この状態で慎太郎が百合子の説得に行っても、それは墓穴を掘ることになりかねないのも恐ろしい。
まさにもはや蟻地獄!あがけばさらに沈むだけ状態なのだ!
あのコマはやたらと面白かったな!

ついでに百合子の心に傷を与えた後、新便器と真智子はSAGAを再開しました。
どんだけ盛っているだよ、おい。
そして、想っている相手と結ばれるためなら、慎太郎の仇敵にすら身体を委ねるのが真智子なのだ。
新便器の手先として強力にして凶悪な存在である。
というか、怖えっす。俺の妹の友人ですか。
真智子は新便器の子種を授かったら、それはそれで新便器とくっついて唐房家の一員となることを考えていそうで怖いなー。

そんなこんなで慎太郎が動くのが今回の話だ。
蟻地獄から抜け出せるのか。
夜王だったらウオオーッ!を叫ばないと切り抜けられないほどの窮地に陥っている。
…逆に言えばウオオーッ!をやれば切り抜けられるかも。


慎太郎は百合子の屋敷へと走っていく。
すると現場で百合子が失踪しているとの情報が入る。
いきなり新便器の肉便器になっちゃったか?

そんな危惧をしていたが、あっさりと百合子は帰ってくる。
だが、その服は血に汚れている。
ま、真智子を殺っちゃったのか!?
ヤンデレとして開花しちゃったのか!?

何て思っていたら血じゃなく転んだ時に汚れたものらしい。
ああ、てっきり血かと思ったよ…
百合子お嬢様は静かにブチキレているのがわかるから、血だとしか思えなかったよ…

慎太郎は百合子に待ち合わせに来なかった理由を問う。
しかし、百合子は頑なな態度を取り、慎太郎を拒絶する。
新便器の策は効果抜群だったようだ。
百合子の家は唐房家と違い、あまり昂ぶっていないのか、あのような情事に家の者が耽ることがないのだろうか。
男の娘を飼うようなら、あの程度の策に引っかからなかっただろうに…

「ずっとお待ちしておりました!」
「お嬢様のような方を私はずっと…ずっと ずっと待っていたのです!!」


新便器が策謀で女を陥落(おと)すホストなら、慎太郎は純情で女を魅了するホストだ。
聖也と遼介みたいな関係である。
いや、新便器は聖也と肉便器のハイブリッド型か。
ともあれ、情に訴えかけてドンペリを注文させるつもりだ!

「よくもそのような…」

…が、ダメ!
まったく効果がない。コピーで立ち去るくらいに効果がない。
いや、立ち去る時は大抵コピーだけど。駆け寄る時もコピーだ。
あれ?コピーばっかりじゃね?

これには慎太郎は茫然自失とする。
これを見て百合子の父、貴島小爵は妙に嬉しそうな顔をする
妙に嬉しそうで、妙にムカつくナイススマイルだ。
スゴいね、恋愛(はぁと)とでも言ってやりたいのかもしれない。

貴島子爵は百合子と新便器の結婚を目論んでいる。
でも、百合子の思い人が慎太郎のために、なかなか思うように事が進まなかった。
そんな折に慎太郎が百合子に振られた。
妙に嬉しそうな顔のひとつやふたつをするというものだ。
父親のバックアップもあるだろうし、百合子は陥落寸前か?
慎太郎はトンカツの肉が薄いと言っている場合ではないな。

しょんぼり慎太郎は長屋に帰る。
すると災禍の発端、真智子がいた。
慎太郎がいつから長屋にいると問うと、真智子はしれっと先刻来たばかりと答えた。
しれっと嘘をつきやがる。怖ェ…

慎太郎は百合子の様子を語るが、それに対し真智子は初々しく頬を染めたりして返事をする。
ここだけ見れば可愛い人だけど、慎太郎のためなら他の男にも身体を売る女が真智子だ。
とんでもない雌豚だよ!

こんな顔をされれば慎太郎も真智子を疑うわけにはいかない。
妹のようなものだし、俺の妹がこんなに××なわけがないという心境だ。
新便器はそこを踏まえて真智子を手駒にしたのだろうか?
やはり、相当な策士か…

(慎様はわたくしのもの…まだ諦めがつかぬならわたくしが止めを刺しましょう!)

すごいよ、この女。さすが新便器の肉便器。
止めを刺すと来ましたよ。
こんな物騒な単語をしれっと思い浮かべるあたり、真智子の腹黒さは相当なものだ。
そりゃ慎太郎の見ていないところで超絶悪女フェイスをするわけだ。
真智子…怖い子…

新便器の策謀に加えて、真智子の牙が慎太郎に襲いかかりそうだ。
挟み撃ちの状態である。
この状況でどうやって百合子を射止められるのだろうか。
本人の知らぬ間で大ピンチだ。

状況を打開するために百合子をゲハハハハ!と犯してみるか?
陵辱系エロゲー主人公には陵辱系エロゲー主人公として対抗するのだ。
いわゆるNTRですよ。
多分、大正ゴシックサーガ的には間違っているけど。

一方、唐房家では女中二人が全裸でキャッツファイトをしていた
それを見守るのがほっこり兄さんこと、次男唐房美彦だ。
勝った方に報酬を与えると言っている。
金で釣って、キャッツファイトをやらせる…ほっこり兄さん趣味悪ィな!

ついでにキャッツファイトをしている女中はそばかすがすごくて、正直あまり可愛くないし美しくもない。
この点でも趣味が悪いな。
でも、胸はある。
ほっこり兄さんの女性の判断基準は顔よりも胸なのは確定的に明らか。

ほっこり兄さんの傍で寝ているのが、昂ぶりが鎮まらんのだ!の時に犯されていた女中、喬子だ。
ほっこり兄さんの傍らにいるとは、喬子のステータスはなかなかに高いらしい。
少なくともお気に入りであることはたしかのようだ。
そりゃあ、昂ぶりも鎮まらなくなる。
喬子も巨乳だし。ルックスは相撲取りだけど。

ほっこり兄さんは当主の座を既に諦めていた。
だから、周りが失望するほどの放蕩を繰り返しているのだろうか。
まぁ、新便器にほっこり兄さんが勝てる要素はない。
経験した女性の数すら負けていそうだ。

(愚かな 既に白旗とは…このまま美彦の妾では私の未来は無い
 子でも宿せば少しのお金で郷里に戻されるのが関の山)


喬子も腹黒だった!
さも当然のように愚かなとか言いましたよ。
この女中、主人に対する忠義心がまるでない。真っ黒にもほどがあろう。
真智子と言い、唐房家の女中は魔物揃いだな…

「残念ですわ…美彦様が長男でしたら必ずや御立派な当主となられたでしょうに」

「女中たちの間では美彦様の当主を望む声が圧倒的で御座いますよ」

「もしやお嬢様は美彦様をお慕いしているのでは?女なら皆新様より美彦様を選びます」

喬子はものすごい勢いでほっこり兄さんをよいしょしていく。
持ち上げれば持ち上げるほど手放した時のダメージは増加するぞ。
まぁ、ほっこり兄さんもこんな露骨なよいしょに乗るほど愚鈍ではあるまい…

「確かに初対面の折 お嬢様が私に向けた笑顔に特別なものを感じたのは事実…
 兄上の手前 距離を置いたのだが…」


ほっこり兄さん、本物のアホだー!
とんでもない高さまで持ち上げられて、それをあっさりと登っていきやがる。
相当不安定な梯子ですよ、それ。手を離せばすぐに倒れる。

よくもまぁ、確証も何もない情報だけでここまで盛り上がれるものだ。
笑顔だって特別なものがあるに決まってるじゃん。
本心からの笑顔じゃないんだから、裏があって当然だ。
とんでもない勘違いパワーだが、それだけにパワーだけは凄そうだ

そういえば、百合子もけっこう胸が大きい。
おっぱいの魔力にほっこり兄さんは引き寄せられているのか?
この調子だと好きなプリキュアはパッションだな。

(そう、私がこの愚か者を侯爵にする!私が唐房家の淀君に!
 肉欲処理に唐房家に参ったのでは御座いません!)


うっわ、本当に腹黒だ…
喬子はほっこり兄さんを自分の思うように使い、望む地位を手にしようとしているらしい。
野心家だ。新便器の姿を見てきたからか?
よく考えると分不相応にも程がある発言だが、思わず納得してしまうほどの迫力があった
すげえや、喬子。

しかし、ほっこり兄さんは駒として適切なのか?
ガンダムやゲルググにゾックで挑むような無謀な行為だ。
そもそもの性能に差があるし、宇宙にでも行かれたら戦いの土俵に立つことすらできない。
自分でも愚か者扱いしているし、勝てる勝負と踏んでいるのか、喬子よ…
あるいはほっこり兄さんを掌握し、意のままにできる自信の表れなのか?

「あの百合子が私を!」
「百合子が私をををを!!!」


感極まったほっこり兄さんはぶわ〜〜っ!と飛び跳ねる。
跡継ぎは新便器!じゃない!と言わんばかりだ。
喬子がほっこりを連れてきた!

でも、脂肪に包まれた肉体…だらしなく生えた陰毛…気品も何もかもがまるで存在しない。
鍛え上げられた筋肉とフンドシで圧倒する新便器とは隔たりがありすぎる。
いや、勝てないだろう。
ギャグになるしかないですよ。
とりあえず、このコマはギャグそのものだ。コンビニで吹いた。

ただほっこり兄さんは血筋的にはもっとも後継者に近い。
そこをプッシュできれば…あるいは…
とはいえ、どうやってその情報を手に入れるかが問題だ。
まぁ、超絶腹黒喬子ならいつの間にか新便器の弱みを握っていそうだけど。

これで唐房家の跡継ぎを決める戦いは三つどもえのものになりそうだ。
白熱するというよりも、何かグダグダしちゃいそうだけど
ほっこり兄さんはどうみても足を引っ張ることしかできそうにないな…

ただこれで新便器の完璧な策略にも亀裂が入りそうだ。
とんでもない不確定要素ではあるが、慎太郎の追い風になるかも。
ほっこり兄さんが百合子に襲いかかろうとしているところを、慎太郎がウオオーッ!と守ってあげれば確実に好感度アップだ。
とりあえず、間違いなく新便器は迷惑被るな。
同時にほっこり兄さんは新便器の鍛えられた肉体から放たれる暗殺拳の餌食になっちゃいそう…

ここで注意すべきはやはり喬子だな。
なかなかの腹黒さを見せた。
真智子が感情的な面で黒さを見せたのなら、喬子は策略の面で黒さを見せそうだ
新便器と頭脳戦を繰り広げそうな貫禄がある。

もしかしたら真智子と腹黒女中大戦をするかもしれない。
今回のキャッツファイトも伏線だったのか?
予想外の(変な)盛り上がりを見せながら次回へ続く。

さて、華と修羅バトンは好き好き大好きっのYU-SHOWさんに投げつけようと思います。
アイマスやべびプリの情報にこっそりと華と修羅ネタを混ぜるYU-SHOWさんならイケる!
ほっこり兄さんに犯されないよう、注意が必要ですが。



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