刃牙道感想 第145話「どっちだ」



水が武蔵に通用しない! 当たり前だ!
バキ世界において水はけっこうな武器だったんですけどね。
ガイアとか渋川先生が実戦で使っているし。
あ、ガイアが水を使ったからいけないのか。
今、ガイアの評価は本部より低い!


放水車を斬られてしまった。
この現実を前に機動隊の隊員たちは動けない。
数十メートルの距離を一瞬で詰める機動力に車両を切り裂く攻撃力……
とんでもない化け物である。
そりゃ人間が100人揃っても敵いそうにない。

「「剣」の冴えは見事の一言に尽きる」
「―――がホンモノの戦闘となれば話は別だ」


だが、機動隊の隊長の戦意は萎えない。
最新型の装備は耐久性と軽さにおいて戦国時代とは比べものにならない!
さらに100人という数!
数十人を制した武蔵の逸話などこの現実には勝てない!
相手が化け物なのは同情するが放水車をぶった切った現実から目を逸らすのはいけないと思う。
そりゃ鎧以上の防御力はあるでしょうが、車両をぶった切った相手を前には厳しいにもほどがあると思うのですが……

でも、アラミド繊維と具足と鎖帷子で武装した本部は切れなかった。
普通人でも同様の装備なら斬られずに済むかも。
とはいえ、本部は腐ってもグラップラー。
身体能力は常人よりはそれなりに上だ。(控えめな表現)
……ホント、あのタフさは謎ですな。

だが、機動隊の一同は動かない。動けない。
圧倒的な化け物がいるのだから、下手に動けば殺される。
機動隊は国を守るのが仕事だけど特攻隊ではないのだ。 防具が優秀でも盾だけじゃ接近戦を挑まざるをえないし、ビビっても仕方ない。
そして、それを武蔵に看破され一喝される。
相変わらず相手の心理を掌握する術に長けるのであった。

だが、機動隊の隊長は違う。
相手が化け物であっても引かぬ姿勢だ。
仲間が殺されていますからな。
この胆力は機動隊ではなくグラップラーを選べば噛ませ犬として活かされたかもしれない。

そんなわけで隊長が構えた武器はテーザー銃!
いわばスタンガンを銃としたものである。
つまり、良くてスタンガン程度の電流である。 あの……勇次郎が雷の直撃に耐えているのですが……
あと……イギリスの死刑囚が電気椅子にも耐えているのですが……
地味なものだと街灯に突っ込んだスペックも生きています……

何とも窮余の一策である。
だが、このテーザー銃、意外にも武蔵に命中する。
武蔵の身体が透けて骨が見えるほどの電気が流れ……
いや、待て。テーザー銃の電圧はそこまで強くない。
電圧が強ければ骨が見えるわけでもないけど……

ともあれ、テーザー銃は現代の武器である。
戦国時代には類似した武器が存在しないもののため、武蔵としても不意を突かれたのかも。
問題は通じるかどうかだ。
通じる気がまったくしない。

でも当たっただけマシなのかも。
攻撃というものは空振りした時が一番体力を消耗するというし。
……まぁ、テーザー銃は疲れ果てて打った攻撃という感じがするのがアレだが。
次回へ続く。


武蔵VS電撃!
まぁ、何というか、無理ではないでしょうか。
侍系モンスターで雷属性が弱点とかあまりないし。
こういう武器はむしろ本部というかガイアが使うべきでは……

今回のアオリに対国家編と書かれている。
どうやら今は対国家編のようだ。
国家……何か……やってることがしょっぱい……
勇次郎の総理大臣襲撃から進歩がないぞ。
まぁ、あの事件はなかったこと扱いだから知らないのも仕方がない……のか?
機動隊は当事者だからもうちょっと……
細かい事情があるのはわかりますがこう死刑囚のこともあるし……

さて、電撃は武蔵に通じるのか。
通じたらビックリだよ。
せめてピカチュウ持ってこないと。
テーザー銃は無理だよ。

むしろ、この電撃は武蔵をパワーアップさせそうで怖い。
そちらの可能性の方が高いくらいだ。
これで俺はサンダー武蔵!
何だか知らんがとにかくよし!