アニメ版バキ感想 第3話「来た! 来た!! 来た!!!」



アニメバキでバキ成分を摂取できるのはよく考えると幸せですな。
特に今はお休み中だし。


ドリアンが神心会本部に道場荒らしに来た!
神心会は死刑囚からの人気が高いスポットだ。
毎回、とんでもないことになる。
……主に克巳が。

というわけで、前回、烈と互角の戦いを繰り広げた克巳をドリアンはいとも簡単に手玉に取る。
不意打ちに武器攻撃のオンパレードだ!
克巳はどうも不意打ちに弱い。
常在戦場の心意気が足りないか。

ドリアンは卑怯なだけじゃなくフィジカルもとんでもない。
花山でさえ回復に時間を要した正中線四連突を食らっても怯んだ様子を見せないほどだ。
凄まじいタフネスである。さすがは絞首刑に耐えた男だけある。

この時の正中線四連突の直後の台詞が原作だと「これで終わるかよテメエ」だったのが、アニメだと「これで終わりかよテメエ」になっている。
原作はその時の絵も動きがあるのもあって、克巳がさらに追撃を仕掛けようとしている感じが出ている。
対してアニメだと凄むような動きになっており、追撃はせずに様子を見るような感じだ。どこか油断が見える。
これによって直後のドリアンの床板投げを食らった理由が、不意を突かれただけでなく油断もあったことが強調されている。
台詞をたった1文字変えた些細なアレンジだけど大きなアレンジである。
(なお、原作に関してはあくまで初版なので完全版などではどうなっているのかはわかりません)

克巳は敗北するが烈がドリアンの前に立ち塞がる。
克巳が一蹴されたのなら、互角の実力を誇る烈も一蹴されてしまうのか?
いや、不意打ちの髭ミサイルを防いで反撃だ!
克巳と違って不意打ちへの心構えができている。
武器ありの戦いを学んでいるだけあって、武器はもちろん不意打ちもありのようだ。

一方でドリアンの火炎放射は食らってしまうわけだけど。
烈は相手に攻撃をさせずに勝つのではなく、攻撃を受けきって勝つ格上の戦い方をする人間だ。
格下の寂海王にそうした戦いをした結果、大苦戦してしまうことにもなった。
ピクル相手にもとりあえず力の勝負を挑もうとしたし。
その癖が出てしまって受けられない火炎放射を受けてしまったのかも。

次に刃牙が学校で初めての体力測定を受ける。
どうやら中学時代はサボり続けたらしい。
ここで無駄に天然ボケを炸裂させて一向に体力測定が進まない。
でも、走り幅跳びで砂場を越えたのは普通に褒められてもいいと思うのですが……

それでも刃牙は800m走の世界記録を上回ることで合格を得る。
結果としては筋肉の痙攣で1500mを走りきれなかったわけだけど、体育教師は刃牙の持つ能力を見切っていたのだ。
その割には陸上を薦めたりはしなかった。
決して日を浴びることのない才能だとも見切ったのかも。
走っている最中に自分のイメージで遅くなる人は陸上には使えんわな……

そして、最後の死刑囚、シコルスキーが猪狩の元へとやって来る!
素手で顔面を切り裂くという他の死刑囚たちとは一線を画す破壊力を見せつける。
とんでもない指の力だ。いや、指の硬さか?
これならスプリンクラーにもしがみつける!

シコルスキーは元柔道世界一の館岡を一蹴するだけでなく、卑怯さなら最大トーナメント随一の猪狩の顔面も切り裂く。
あくまでルールの中で卑怯で強い猪狩と比べると、ルール無用な卑怯さを持つシコルスキーであった。
さらに素手で武器と遜色ない破壊力……
コイツは強い! ジャックやガイアにも勝てるぞ!

なお、シコルスキーが猪狩に勝利したことにより、後に本部>ジャック>シコルスキー>猪狩>金竜山>本部>ジャック>シコルスキー>猪狩……という強さの無限ループが完成してしまうのであった。
いや、ジャックがシコルスキーに勝ったのがあかんのか?
いやいや、本部がジャックに勝ったのがあかんのか?
いやいやいや、金竜山が本部に勝ったのがあかんのか?
卵が先かニワトリが先かって感じだ。

そんなシコルスキーをみっちゃんは地下闘技場へと招待する!
犯罪だ!
この人、楽しそうなことがあれば犯罪者を匿うこともするんだよな。
巨悪徳川の血が本格的に覚醒し始めた頃である。

地下闘技場に全死刑囚が集う。
全員が全員、とんでもない破壊力とそれをいつ如何なる時でも爆発させる凶悪さを秘めている。
そこに刃牙・独歩・烈・花山・渋川先生の地下闘技場戦士が集う!
この中だと花山だけ戦績的にちょっと場違いだ。
そんな花山を呼んだ理由は? 刃物耐性か?
次回へ続く!