EPISODE5 なお昏き深淵の底から



今週のワイルドアームズ6thシンフォギアだ!
まぁ、ワイルドアームズですよね。
むしろ、金子彰史と言うべきか。
シンフォギアはWA5よりもWAシリーズしていますね!

さて、本編での次回予告はないが、公式サイトには次回予告があるのがシンフォギアのスタイルだ。
第4話からは次回がどうなるのかまったく予想できない。
だから、公式サイトの次回予告を見てどんな展開になるのか予想するしかないのだ。

闇の奥底に輝く悪意は、明日を見失った少女に向かい、痛みこそが絆と囁く。
静かに広がる脅威を知る者は無く。知る時はもう、引き返すことすら許されない。
共振と共鳴、凶暴なる咆哮。
またひとつ君は、君を喪失していく。


全然わかんねえ!
何なんだ、このOSR文章は。
どうみても金子彰史が書いていますよね。
喜びながら書いていますよね。
脚本の守備範囲じゃないけど、金子彰史なら喜んで書く。
そんな狂った信頼を持たれるのが金子彰史という男です。



「何なの、コレ……?」

胸の谷間をチラ見せして響を悩殺しようとする未来だったが、響は修行で学校を休むらしい。
修行はアレのことなのだろうが……
二課はその辺の手当をしてくれないのか?
あるいは響が然るべき手続きを通さず独断で休んだからか。

この響の書き置きは響の声優、悠木碧による直筆だ。
独特の味わいがあって実に響的だ。
シンフォギアにはこうした作品と声優を初めとしたスタッフの一体感がある。



「そうじゃないッ!」
「稲妻を喰らい、雷(いかずち)を握り潰すように打つべしッ!」

「言ってること全然わかりませんッ!」
「でも、やってみますッ!!」


そんなわけで文字通りに修行する響であった。
わざわざサンドバッグを屋外に置かんでも。
雨で濡れると泣けるぞ。

弦十郎はメチャクチャなアドバイスをする。
どういうパンチをすればいいんだ?
響も全然わかりませんと言うわけだ。
「呪われているかも」に続く口癖ですね。

まぁ、弦十郎の謎武術は一般常識に囚われてはとてもできそうにない。
これくらいのアドバイスを実現できるくらいじゃないと無理だろう。
要するに弦十郎以外には無理。




だが、稲妻を喰らい雷を握り潰すように打つッ!
第1話にあった心臓の鼓動のカットインが入り、サンドバッグを吹っ飛ばすことに成功だ。
女子高生というか人間のパンチ力じゃない。
弦十郎の教え、すげえな……

あるいはこれが適合者の力なのだろうか。
シンフォギアを纏えるだけではなく、副作用で本人の身体能力も上がっているのかもしれない。
このことに弦十郎が特に驚いていないことから、そっちの線が濃厚か。
だとすると第2話の翼のバイク飛び降りジャンプも説明できる。
あのシーンはやりたいことをやっただけではなく、設定の裏付けがちゃんとあったのだ。

いや、やりたいことをやるだけでも全然構わないですけどね。
むしろ、やれッ!



「こちらもスイッチを入れるとするかッ!」

サンドバッグを吹っ飛ばすパンチを見て、驚くどころかむしろよしッ!
常人ならミットで受けようものなら骨が砕ける。
砕けるが、弦十郎なら大丈夫だろう。
師匠として本当に適材だ。
響、何たる慧眼……



さて、山奥にある謎の屋敷では謎の会話が行われていた。
ソロモンの杖という完全聖遺物と謎の金髪の人(全裸)……
謎の金髪の人はOPなどに出てきている人で間違いないだろう。
こいつが黒幕か?

全裸金髪は聖遺物を用いてノイズを出してそれを消滅させている。
これはクリスがノイズを出した物と同一の物だ。
完全聖遺物にはノイズを出現させる力を持つものが存在するので確定のようだ。
これはノイズの正体もとい聖遺物の正体に絡んでくることは想像に難くない。

「野卑で下劣……生まれた国の品格そのままで辟易する……」
「そんな男にソロモンの杖が既に起動していることを教える道理はないはよね」

全裸金髪は電話の相手に忠誠を誓っているように見えて、その実そうでもなかった。
完全聖遺物ソロモンの杖の情報は隠している。
これはノイズを出している聖遺物がソロモンの杖と見ていいだろう。

ソロモンと言えばソロモン72柱だ。
金子彰史も大好きだしWAシリーズにおいても、何度もモンスター採用されている。
そんな魔物を出す=ノイズを出すということでソロモンの杖なのか。
クリスはネフシュタンのみならず、ソロモンの杖も持っていた。
完全聖遺物2本立てで相当なブルジョワ武装であった。



「苦しい? 可哀想なクリス」
「あなたがグズグズ手間取るからよ」
「誘い出されたあの子をここまで連れてくればいいだけだったのに
 手間取ったどころか空手で戻ってくるなんて」


さて、クリスは無性にエロい目に遭っていた。
全裸金髪はクリスの上司らしい。
全裸でボンテージにさせる上司……
やべえ。あとエロい。

全裸金髪はもちろんだけどクリスもでかい。
可憐そうな外見とは裏腹にボンキュッボンでヤンキー口調……
見た目と中身が諸々と違う人だ。

クリスは悪の組織恒例のお仕置きタイムを喰らっている。
任務にミスればボンテージにされてはりつけか……
厳しいところに勤めているものだ。



「これでいいんだよな……?」
「あたしの望みを叶えるにはお前に従っていればいいんだよな……?」


クリスは望んで全裸金髪に従っているわけではなく、自分も目的を果たすために従っているようだ。
ものすごいノリノリで悪役をやっていたけど、内心はそうでもないのか?
あと口調が乱暴なのは完全聖遺物を纏って気分が高まったとかそういうものだと思ったが、素の状態からこの口調のようだ。
下乳丸出しなのも完全聖遺物だからとかじゃなく、素の状態からであった。
ボンテージ。



「そうよ」
「だから、あなたは私の全てを受け入れなさい」
「でないと嫌いになっちゃうわよ」

電撃でお仕置き!
汗まみれなのはこんなお仕置きを何度もやられたからか。
クリスを全体を見るとスタイルの良さというか露出度の高さというか尖った趣味を感じ取れる。
翼のようにクリスもイロイロな意味で不退転だ。
全裸金髪も尖っているというか、髪のカーブがなかったら……




「可愛いわよ、クリス……私だけがあなたを愛してあげられる」
「覚えておいてクリス」
「痛みだけが人の心を繋いで絆と結ぶ、世界の真実ということを」


愛していると言われて満更でもないのか、クリスはやわらかい笑みを向ける。
この子……騙されやすい子だ……翼のことを笑えない惰弱メンタルだ……
幼少期からこんな目に遭わされれば何かがズレてもおかしくはないけど。
対する全裸金髪は邪悪な笑みの後に電撃を続行だ!
この二人、SとMで相性はいいのかも。
スゴイウスイホンの材料にでもしてあげてください。



「朝からハードすぎますよぉ……」

「頼んだぞ、明日のチャンピオンッ!」

一方でいつものノリの二課だった。
響とクリス、二人とも雷属性に縁があった。
いや、響のは何か違うけど。

「だけど時々無理を通すから今や我々のことをよく思っていない閣僚や省庁だらけだ」
「特異災害対策機動部二課を縮め特機部二(とっきぶつ)と揶揄されている」

二課はシンフォギアという秘匿すべき存在、またノイズ対策という任務の特異性からか、その他機関との仲が悪いようだ。
ただ悪い者と戦う正義の味方というわけではなく、それ故に孤立しており抱える問題もある。
主人公だからと世間から好待遇を受けるわけではないのが実に金子彰史らしい。
金がないからと無手で旅をさせられたWA1、様々な問題が行く手を阻んだWA2、そもそも公的権力の助けゼロのWA3などなど……

「あれ、師匠。そういえば、了子さんは?」

「永田町さ」
「政府のお偉いさんに呼び出されてね」
「本部の安全性及び防衛システムに対し説明義務を果たしに行っている」

二課にいない了子は永田町に二課の防衛システムなどの説明を行っていた。
遅刻していたようだけど。
作中ではノイズの出没が増加しており、さらに二課本部を狙っているという疑惑がある。
なるほど、説明義務が生じるわけだ。
そこの穴を突いて二課の実権を握ろうとする思惑もあるかもしれない。



一方で二課の味方もいるわけで広木防衛大臣は好意的らしい。
葉巻が崩れ落ちるほどの遅刻を食らっても微笑みを絶やしていない。
二課の現状と在り方を理解している人は貴重だ。
きっと翼語も理解してくれている。



「にえええええぇっ、ぺしょッ!」

出た! 今回のWAネタ!
WA3のマヤのくしゃみとまったく同じだ。
必ず1話に1度はWAネタが挟まれる。
ここまで挟んでくると確実に狙っている。
まぁ、今更ですが。
本当にWAファンにはご馳走のようなアニメですよ……

遅刻していた了子は山奥を車で走っていた。
何故にそんなところを……
永田町から離れすぎだろう。
そういえば、冒頭に出てきた屋敷は山奥に……



「一人になって私は一層の研鑽を重ねてきた」
「数え切れないノイズを倒し、死線を越え、そこに意味など求めず、
 ただひたすら戦い続けてきた」
「そして、気付いたんだ」
「私の命に意味や価値がないってこと」


みんなの剣、風鳴翼は夢の中で奏と会っていた。
命に意味や価値がないと言う辺り、相変わらず中二病のまっただ中だ。
何というか変わらない面倒臭さである。
あの重傷は翼を変えていないのだろうか。

自分の命に意味や価値がない。
そう思ってしまったから、前回絶唱をぶっ放したのかもしれない。
奏がいればそうではないと言ってくれただろうし、自己完結もできただろう。
だが、奏はいないし、新人を認めたがらない。
本当に面倒臭い子だ。



「戦いの裏側とかその向こうにはまた違ったものがあるんじゃないかな」
「私はそう考えてきたしそいつを見てきた」

「それは何?」

「自分で見つけるものじゃないかな」


故人となってもブレない奏と相変わらず依存する翼であった。
翼の中の奏は変わっていない。
翼は奏の戦っている理由と絶唱した理由をわかっていて、それを認めたくなく知りたくないだけなのかもしれない。
奏に依存していたから見つけるものも見つけられず、見つけた奏から学べなかったのか。

そんな子なのにこの程度で折れる剣ではないと強がるのが風鳴翼の真骨頂だ。
この面倒臭さ!
何たる面倒臭さ!
常在戦場級の面倒臭さ!
そこが風鳴翼のどうしようもないくらいの魅力であるのだ。



「奏に側にいて欲しいんだよ」

「あたしが側にいるか、遠くにいるかは翼が決めることさ」

「私がッ!?」
「だったら、私は……」

意味有りげなことを奏は呟き、それと同時に翼の意識が戻る。
中二病の毒が抜けたのか、頭が回っていないだけなのか、精勤賞を逃してしまったことを考えている。
翼は仕事や任務以外で学校を休んだことはないらしい。
真面目だ。響とは大違いだ。
真面目だから翼は折れているのか……



(心配しないで奏)
(私、あなたが言うほど真面目じゃないから)
(ぽっきり折れたりしない)
(だから、こうして今日も無様に生き恥を晒している)


どの口が言うんだよ!?
アンタ、ボキボキに折れてるよ!
折れていない奴が命より任務を優先して絶唱するか?
まぁ、風鳴翼は何一つ変わっていない。
変わっていないがすっきりはしたらしい。
響に対する態度が軟化……することはないか。

軟化した部分が見え隠れするとはいえ、生き恥と言う辺りは風鳴翼らしさが垣間見える。
格好良いキャラほど脆い部分があるというのは、金子彰史のキャラ造形にはよくあるものだ。
WAXFのアレクシアはその典型だった。
うーむ、やはり翼は金子キャラだな。
金子節炸裂し放題だし。



「電話一本で予定を反故にされてしまったか……まったく野放図な連中だ」

「旧陸軍由来の特務機関とはいえ放縦がすぎるのではありませんか?」

「それでも特異災害に対抗しうる唯一無二の切り札だ」
「私の役目は連中の勝手気儘をできる限り守ってやることだ」

「特機部二とはよく言ったもので……」

一方で広木防衛大臣は了子の説明がなかったことにされていた。
それでも広木防衛大臣には怒りらしきものはない。
苦言を呈していた秘書らしき人物も何だかんだで微笑みを浮かべている。
シンフォギアを人類守護のために使おうとする二課と、外交手段として用いようとするその他機関。
その板挟みの中で二課に本来の目的を遂行させようとするのが広木防衛大臣ということか。
翼並みに一筋縄ではいかない世情であった。

でも、義務を投げ捨てるのはどうなんだろう。
了子はフリーダムだな。
あ、金子彰史キャラの科学者はみんなフリーダムだった。
当然の帰結でしたァ!



だが、その時に謎の傭兵部隊が広木防衛大臣の車両を襲撃、殺害した。
何か突然世界観の違う人たちが現れた。
ノイズが蔓延る世界だから、こういう人はいないと思ってしまった……
よくよく考えれば政治的な事情が多分に絡む世界でもあるから、こんな人たちがいてもおかしくはない。
私は何を勘違いしていたのだろう。
いや、ノイズさんがいるんだから、勘違いしてもいいだろうて……

しかし、ヒーロー物から一変してハードな世界観になった。
Gガンダムかと思ったらガンダムUCでした。
ノイズさんが出てくるとまた世界観が変わって、翼さんが何かを言うとジャンル金子彰史になる。

広木防衛大臣は何やら機密事項を秘匿していたと思われるアタッシュケースを持っていた。
が、殺害されたとなると当然奪われることになるのだろう。
傭兵は外人だ。
国内の、二課と政府のいざこざとの関連性はなさそうだ。
冒頭で全裸金髪が電話で話していた鴨撃ちはこのことなのか?



「広木防衛大臣が殺害されたッ!」

「複数の革命グループから犯行声明が出されているが詳しいことは把握できていない」

遅れながら二課に到着した了子に弦十郎は現状を語る。
大事件であると同時に、二課は後ろ盾を失う形にもなった。
革命グループの犯行声明と言われているが、それが暗殺とどう繋がるんだ?
外人を起用しているのも怪しい。



「了子さんに連絡も取れないからみんな心配してたんですッ!」

「壊れてるみたいね」


了子の電話は壊れていた。だから、連絡が取れなかった。
なら、どうして広木防衛大臣との約束を反故にできたんだ?
電話一本で反故にしたと言っている。
電話が壊れているのならそれは不可能だ。
怪しい怪しいと思われたし言われてきた人だけど……もしかして……
いや、金子彰史はこの手のポジションのキャラを一度も黒幕にしてきていない。
ならば……



「そして、政府から受領した機密司令も無事よ」
「任務遂行こそ広木防衛大臣の弔いだわ」


アウトだーッ!?
アタッシュケースに血が付いているし!
そもそも暗殺された時点でアタッシュケースは広木防衛大臣が持っていたし!
この人、クロでホシだ!
そういえば、最初の全裸金髪と声がそっくりだ。
巨乳であることも共通しているし、蝶をモチーフにしたアクセサリーも共通している。
犯人丸出し……いや、ミスリードの可能性も……



そんなわけで極秘司令の会議が行われる。
その極秘司令自体が仕組まれたものの可能性はある。
アタッシュケースに入っていたものは別物かもしれない。
もちろん、それを知るのは了子のみなのだが。

ノイズの発生はサクリストD、デュランダルを狙ったものだと政府でも決定づけられた。
(偽装された情報の可能性はあるが)
デュランダルはEU連合が経済破綻した際に、不良債権の肩代わりを条件に日本政府が管理することになった完全聖遺物だ。
出自と言うか流れが生々しい。
担保代わりか……
デュランダルもとい完全聖遺物にはそれほどの価値があるということなのだろうか。

そのため、デュランダルの移送計画が行われる。
それが機密司令だ。
だが、二課本部のABYSSよりも安全な場所があるのか?
そんな当然の疑問が出てくる。



「永田町最深部の特別電算室、通称『記憶の遺跡』」
「そこならばということだ」
「どのみち、俺たちが木っ端役人である以上、お上の意向には逆らえないさ」

WAシリーズの頻出キーワード、記憶の遺跡が出た!
永田町最深部にある記憶の遺跡!
このご時世に遺跡かよ!
この遺跡を祭り上げる風潮は何かものすごい勢いでWAシリーズだ。
繰り返しますが、このアニメはワイルドアームズ6thシンフォギアです。

しかし、ABYSSと記憶の遺跡ならABYSSの方が厳重なのが恒例だ。
隠しダンジョンと道中のダンジョンは比べられまいて……
やはりというか、胡散臭い任務だ。



で、まずはデュランダルを取り出す作業から始まる。
ロボットによる遠隔作業だ。
地下1800mにあるABYSSで手作業するわけにもいかないし、完全聖遺物にヘタに触れるわけにもいかないのだろう。
で、そのパスワードがFulcanlli、フルカネルリ……
これはWA1に出てきたパスワードだ!
相次ぐWAネタにニヤニヤしてしまう。
むしろ、ABYSSが記憶の遺跡なんじゃ……
(WA1のダンジョン、記憶の遺跡の扉を開くパスワードが「フルカネルリ」)



「心配もさせてもらえないの……?」

一方で泊まり込みの任務になったからか、響と未来のスレ違いは続く。
修行について説明もできず、今回の任務の説明もできるわけがない。
前回のラストで未来に隠し事はないと言ってしまったからか、修行のことを隠さなかった。
その結果がスレ違いになってしまった。



「男の人ってこういうのとかすけべ本とか好きだよね」

で、さらにWAネタ、すけべ本が入り込む。
すけべ本はWAシリーズ全てに登場している皆勤賞的な存在だ。
(あ、WAXFには出てなかったか)
ならば、WAシリーズ最新作のシンフォギアにも出てくるのは必然!
この安定感……以下略。



そして、翼の記事を響は見る。
当たり前だが虚構の情報が流されている。
血涙流したとかとてもじゃないが書けない。
ファン減るよ。そういう問題じゃないけど。

響も昔は翼に憧れていたのに……
その憧れはすごい人でとんでもない人だった。
今はどう思っているんだろう。
翼が意識を取り戻したことを聞いて、嬉しそうな顔をしていたから相変わらず愛着はあるようだ。
面倒臭いけど嫌いにはなれない子。
それが風鳴翼。



「防衛大臣殺害犯を検挙する名目で検問を配備ッ!」
「記憶の遺跡まで一気に駆け抜けるッ!!」


そして、任務開始だ!
検問を配備して記憶の遺跡まで車で一気に行くというシンプルな策だ。
ヘリコプターがあるから空路を行けばいいのに……
ノイズと交戦した時に響は空を飛べず無力になるからか?
しかし、近未来が舞台なのに遺跡と言われると違和感がとんでもない。
まぁ、WA6だから仕方ないか。

響にとっては初めての組織だった任務で、翼のいない任務だ。
そういう意味では特別な任務だ。
翼は病室で何を想っていることやら。
奏奏思ってましたァ!

デュランダル移送は途中まではスムーズに行くが、橋の途中に差し掛かった辺りで崩落。
ノイズの攻撃が開始された!
ノイズは下水道からマンホールを通して護衛車を狙い吹き飛ばしていく。
何かものすごい働くノイズだ。
空気を読むだけでなく職務にも真面目。



「狙いがデュランダルの確保ならあえて危険な地域に滑り込み
 攻め手を封じるって算段だッ!」

「勝算はッ!?」

「思いつきを数字で語れるものかよッ!!」


移送ルートに危険な薬品工場を選んだのは、デュランダル狙いの敵の攻め手を封じるためだ。
考えた作戦と思いきや、思いつきかよ!?
謎武術の使い手だし……



その現状に歯噛みする了子だった。
デュランダルを奪いにくい状況にされたということか?
黒幕路線まっただ中だしこの人の考えていることはよくわからん。



「――南無三ッ!」

工場地帯に入るとノイズの追撃が止まる。
成功ッ!
と思ったらパイプに引っかかって横転だ!
……これってわざとらしいと言っていいのか?
で、弦十郎はWAによく出てくる南無三を叫ぶ。
大から小までWAネタ尽くしだ!



同時にノイズで包囲!
クリスの手回しによるもののようだ。
ノイズの空気の読みっぷりもクリスの頑張りなのか?
だとしたら、クリスって素ではすごいいい子なのかも……
ノイズには心が現れます。

絶唱で大ダメージを受けたネフシュタンの鎧にはこれといった傷はない。
新品だ。
自己修復機能でもあるのだろうか。
完全聖遺物だからといって、少しの傷程度でへこたれるわけではないようだ。



「しょうがないわねッ!」
「あなたのやりことをやりたいようにやりなさいッ!」

襲いかかるノイズを了子がバリアで迎撃した!
ノイズはシンフォギアでなければ倒せなかったんじゃ……
対消滅バリア? ソルデリーター?
ますます黒幕臭が……
博士キャラがここまで重要な位置にいるなんてこのリハクの目を以てしても気付かなんだわ……



「わたし、歌いますッ!!」

そして、変身だ!
巻き込まれてではなく、今度こそ自分の意志で変身した。
ノイズと戦い、守りたいものを守る。
そのために修行をした。
今こそ、本当の意味で変身する時だ!



響が構えた! 格好良い!
と思ったらコケた! 格好悪い!
コケた時に歌の音程を外すのが芸が細かい。
歌がただのBGMではなく演出として組み込まれている。

だが、響はコケて音程を外しても歌を歌うのは止めない。
そこも修行の成果なのだろうか。
殴りながら歌う練習をしていたりして。



響はヒールをパージした後にJK離れした構えの後に寸勁!
一発でノイズを撃破だ!
威力はもちろんモーションが小さい。
集団戦となるノイズ戦では最適な技である。
響の修行の成果がこれだけでわかるというものだ。

にしても、この寸勁は烈海王がバイクを破壊した時にそっくりですね!
あ、ドーモ。バキ感想も書いてます。
ちょっとした宣伝。




一発一発きちんとした型でノイズを撃破していく。
あの目を閉じながら腰を入れずに打ち込んでいた響はもういない。
おお、格好良いぞ、響!
これならアームドギアもいらないんじゃイカ?
素手ならではの格好良さの意志を体現だ!

戦えるようになっている響にクリスもびっくりだ。
どう見ても素人が戦士になっている。
弦十郎のトレーニングの効果は抜群だ。



「今日こそはものにしてやるッ!!」

だが、やはり経験の差か。
クリスの飛び蹴りをモロに食らう。
何かすごい飛び方していますね。
多分、金子彰史の指示です。
こういうの、大好きだし。



「まだシンフォギアを使いこなせてはいない……ッ!」
「どうすればアームドギアをッ!?」


だが、蹴られてすぐに相手を見返す。
ここでも戦士として成長している。
最初からこんなのだったら翼もちょっとは認めたかも……
いや、面倒臭い子だから難癖付けてダメ出しするか。



「覚醒……起動……ッ!?」

戦いの中でデュランダルは突如宙に浮かぶ。
響の歌によるものか?
相応のフォニックゲインが必要だったんじゃ……
響の歌の力はかなり高いのだろうか。

しかし、自力で浮かぶなんて扱いに困りそうだ。
そりゃあ秘匿されるし起動実験に慎重になる。
ネフシュタンも命がけになるわけだ。



「渡すものかァッ!!」

クリスはデュランダルに手を伸ばす。
そこを響が妨害、手にした。
すると背景色が変わった!
何か大変な事態が起こったぞ。




デュランダルが姿を現し、響がまた暴走だ!
こいつ、暴走してばかりだ。
翼や奏、クリスにはこうした兆候は今のところ見られていない。
心臓付近にガングニールの欠片を取り込んでしまった響ならではの病状なのか?
聖遺物と密接にリンクするようになってしまったのかも。
だから、全裸金髪は特異なサンプルとして欲しがってるとか。



う、うわぁ……
この人、うわぁ……
この顔、うわぁ……
悦びすぎだよ。そんなに自分の正体をバラすようなことせんでも。
髪型なんて全裸金髪とそっくりになっている。
乳を隠すにはもうちょっと尖ってないと辛いか。




「そんな力を見せびらかすなァッ!!」

デュランダルに心酔する了子を見て、クリスはキレる。
クリスが了子を見たとなると……やはり……
ノイズを出して防ごうとするが、ナムアミダブツ!
ノイズは両断、施設も破壊だ!
絶唱の時といい相手の必殺技を出された時の防ぎ方がノイズ頼みになっている。
クリスは有利な状況で戦うことに腐心してきたから、こういう時にビビるのかもしれない。



で、響を粉塵などから対消滅バリア(仮)で守りながら悪い顔をする了子であった。
最後に了子は電話でデュランダル移送を中止する件について伝えている。
壊れたはずの電話でだ。
やはり、内通者か?
それとも双子でミスリード?
何にせよ一番容疑者に近いのは確定的に明らかだ。
急展開を見せながら次回へ続く。


一気に話ががらりと変わった今回の話だった。
黒幕らしい人も現れたし、敵対勢力らしき存在も匂ってきた。
1話ごとに話が加速していくシンフォギアらしさは健在だ。

今回の響は拳法を身に付け格好良かった。
どうやら今までのはあえて格好悪い素人めいた立ち回りにしていたようで。
歌の中の演技といい、その辺の演出の細かさもシンフォギアの魅力ですね。
しかし、ここまで成長するとは……
弦十郎すげえよ。
この調子で必殺技を見てみたいところだ。

一方で翼があまりはっちゃけずちょっと寂しい。
翼語、聞きたかったなぁ……
いや、生き恥とか言っている時点で相当だけど。
これが適合係数が上がるということか。

そして、WAネタ盛りだくさんだ!
そのうち、翼語と含めてまとめてみたいところだ。
翼語は翼語です。
折れない剣です。
……翼語、流行らないかなぁ。


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