漫画版シンフォギア #.03



・あらすじ
奏と翼はシンフォギアを鎧いノイズたちと戦う。
その2人の姿を見た響は逃げることも忘れ見入ってしまう。
ツヴァイウィングが戦っていること、歌を歌いながら戦っていたからだった。

ツヴァイウィングを鎧った2人だったが、ノイズの物量とLiNKERを断っていたことによる出力不足によって劣勢に立たされていた。
そんな中で響が客席から会場に放り出され、それをかばうために奏はさらなる窮地に追い込まれる。
だが、それでも響を守り切れずガングニールの破片が突き刺さる。
重傷を負った響だったが生きるのを諦めるなという奏の言葉を聞き意識を取り戻す。

ノイズを倒すために、響を守るために奏は絶唱を歌う。
適合係数が低下した奏は絶唱のバックファイアに耐えることができず、その身を散らせるのだった。

2年後、響は二課の医療室で目覚める。
胸のガングニールに目覚めた響はノイズと戦う道を選んでいた。
響は命と引き替えに自分を守ってくれた奏のために戦うことを決意していた。
そして、絶唱のバックファイアで倒れた翼のためにも……


・キーポイント
-ライブでの戦い
アニメ版ではいつの間にか窮地に陥っていたのだが、
漫画版ではノイズの物量に苦しむ翼と適合係数の低下に苦しむ奏の心中が描写されている。
そのため、戦いの流れが大分わかりやすくなっている。

-奏が響を守る描写
アニメ版では(昭和的な)回転防御をした奏だが、漫画版では回さずにアームドギアを盾として使っている。
加えて金子彰史の信じる必殺技、素手パンチでノイズを迎撃している。
素手パンチを奏が使った辺りが実に金子彰史だ。
これはアニメ版でもやりたかったのではないだろうか。

-絶唱からの奏の台詞
アニメ版よりも大分増えている。
第1話や第2話と合わせて漫画版は奏のキャラクターが掴みやすくなっている。
アニメ版では翼の相棒としての奏が強調されていたのに対し、漫画版では奏自身の人間性が強調されている。

-そして、現代へ
響の覚醒から翼の血涙までが一気に飛ばされている。
序盤の響と翼の確執などは漫画版では省かれた。
あの面倒臭さが見られないのはちょっと残念だ。
せっかく最初から可愛く描いたから面倒臭いところは隠そうという判断だろうか。
でも、第1期第1話の翼さんは可愛かったような?


シンフォギア感想トップに戻る TOPに戻る