範馬刃牙10.5巻変更点



第1話16ページ

アレン君以外の人物に汗が追加された。
白亜紀の人類が蘇ったのだ。冷や汗どんどん流すのが普通だ。
なお、アレン君だけは汗なしだ。
研究者たちの中でも飛びきり不遜な印象が強まった。


第1話22ページ
「自転車とスペースシャトル程度の〜」

「あるいは自転車とスペースシャトル程度の〜」

アレン君の台詞に「あるいは」が加えられた。
アメーバと人類は自転車とスペースシャトル程度の違いだと比較する表現から、
アメーバと人類は自転車とスペースシャトル程度の違いであると例える表現に微妙にだが変わっている。
例え話にしたことで、次のペイン博士の「適切な例え」という台詞にスムーズに繋がるようになった。


第2話22ページ
「出す気しないッッ」

「勝てる気しないッッ」

アレン君の心の言葉が変更された。
戦うかどうかではなく、勝てるかどうかになったあたりが、実にアレン君らしい修正だ。


それに伴い、台詞の位置が変更されている。
読む順番を変えるためか。
「拳銃持ったら勝てる!?」の位置も微妙に変わっている。


第2話22ページ

台詞が斜め書きになっている。
アレン君の混乱がより一層強く表現されている。


第3話5ページ
「なに!?言って(はぁと)言って(はぁと)」

「なに!?なに!?言って(はぁと)言って(はぁと)」

「なに!?」がひとつ追加された。
アレン君の混乱が強調された。
…さっきからアレン君の修正ばっかりだな。
それだけ愛されているということか?


第3話8ページ
3コマ目に「足元ッッ」の台詞が追加された。

アレン君の狙いがわかりやすくなっている。


第4話13ページ
「ジャレただけで死にかねないこと…………ッッ」

「ジャレただけで殺されかねないこと…………ッッ」

死ぬのではなく、殺されるという意味合いになった。
ピクルに殺される危機に襲われているのだから、より自然な表現になったといえる。
でも、アレン君の過失がそもそもの発端だから、死ぬでも間違っていない。


第5話4ページ
「お言葉ですがピクルについての知識はあなたより今はわたしが上だ」

「お言葉ですがピクルについての知識は博士 今はあなたよりわたしが上だ」

ペイン博士に対するアレン君の台詞が微妙に修正された。
「博士」を追加することでアレン君とペイン博士の立場の差及び知識の差を強調している。
また、「今は」の位置を変えることで言葉の流れを自然にしている。


第5話8ページ
「その犯人がいつからキングコングに…?」

「その犯人がいつ猛獣からキングコングに…?」

流れがわかりやすいようにされている。


第6話8ページ
M.P.B.Mが回しているキャップに効果線が加えられた。
効果線がないと回しているように見えないな、これ。
M.P.B.Mのことだから回せなくてもおかしくは感じないが。


第7話11ページ
「いい訳(わき)ゃねーだろ………」

「いい理由(わき)ゃねーだろ………」

板垣的の台詞回しになった。
加えて、2コマ目から5コマ目に移動している。
武装した軍隊を用いて乗り気ではないストライダムの心中を描写するように、台詞回しをゆっくりと行っている。


作画の修正は少ないが、台詞に関しては細かい修正がいくつもある。
特にアレン君。
アレン君はもう二度と出てこないけれど、板垣先生的には愛されているようだ。


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