範馬刃牙13巻変更点
第97話4ページ
「その効力は……」
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「しかしその効力は……」
「しかし」が追加され、グルグルパンチの頼りなさが強調された。
第98話1ページ
「わからぬか………?」
↓
「フフフ……わからぬか………?」
含み笑いが追加された。
ビッグ烈の胡散臭さ、もとい神秘性がより強調された。
第98話4ページ
「俺の――…… 完成形………………か!?」
↓
「俺の――…… 完成形………………??」
掲載版は一応はビッグ烈が何なのかを断定していたのに対し、単行本では疑問に終わっている。
そうだよね。デカい自分が現れれば戸惑って疑問に包まれるよね。
第100話8ページ
「退(ひ)かぬ」
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「退(しりぞ)かぬ」
読み仮名が変更された。
烈の覚悟がより重々しく伝わってくる。
第100話10ページ
「正面から撃ち抜く!!!」
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「正面から打ち抜く!!!」
「撃つ」は銃弾を発射するといたニュアンスがあるので、この場合には相応しくない。
正しい用法を持つ方に変更された。
第102話5ページ
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冷や汗が追加され眉間の皺が増えた。
烈の苦悩が強調されている。
第102話6ページ
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単行本では烈の目が強く閉じている。やはり、烈の苦悩が強調されている。
また、このコマの台詞の「わずかそれだけ……ッッ」が単行本では「わずかそれだけ……」と「ッッ」が削除されている。
今の烈には心の声を荒げる気力もないのだ。
第102話9ページ
「烈さんの五体
一部を失ったと聞き耳を疑いました」の台詞の、「烈さんの五体」と「一部を失った〜」の間隔が単行本では大きく空けられている。
刃牙といえど烈が食われた事実は言い淀んでしまうほど衝撃的なのだろう。
第102話13ページ
「決意なき言葉
断じて口にすべきではない」の台詞の、「決意なき〜」と「断じて〜」の間隔が大きく空けられた。
ワンテンポ置くことで烈の言葉の重みが増した。
第103話8ページ
「喰われた………?」
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「はい…?喰われた………?」
「はい…?」が追加されたことで独歩の疑問が強調された。
一息に事態を飲み込めないほどの大事件なのだ。
第103話12ページ
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湯飲みのコマが追加され時間の経過が表現された。
加えて「……じゃあ……」が「ウソだろ………?」に変更されている。
克巳は驚きのあまり、現実を受け止め切れていないのだ。
第103話13ページ
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コマが追加され、驚きから怒りへと感情が移ろう様が表現された。
克巳の感情の変化が丁寧に描かれている。
また、「〜〜〜〜ッッ」が削除され、「舐め〜」が「嘗め〜」とより板垣的表記になっている。
なお、「嘗める」への変更はここだけでなく、克巳と独歩の会話の全ての「舐める」が「嘗める」に変更されている。
第103話13ページ
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克巳の表情が変わった。
掲載版では唖然としている表情だったが、単行本ではとにかく激怒していることが伝わってくる。
克巳には驚愕以上の怒りがあるのだ。
第103話15ページ
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2コマ丸々変更された。
怒りっぱなしの掲載版とは異なり、単行本では克巳は顔を落としている。
コミックスの克巳はピクルに敵としてすら見てもらえない現実に、諦観のような態度を見せる独歩に失望しているように見える。
だからこそ独断専行に繋がったのだろうか。
克巳の感情がより克明に描かれているのだった。
第103話19ページ
徳川光成の「正直笑いがこみあげるわい」の台詞が削除された。
ピクルに逃げられたのに笑うのはやっぱり不謹慎なんですかね。
ただ、その前の台詞もその後の台詞もそのままなので、台詞の繋がりが少し悪くなった気がする。
第104話10ページ
「しかし日本(わがくに)は法治国家」
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「しかし日本(にっぽん)は法治国家」
読み仮名が変更された。
「わがくに」でも問題ないとは思うのだが、自国を指す時に正式名称を用いた方が何かと都合が良さそうではある。
海外での発行を意識した結果なのかも。
烈と克巳の修正が非常に多い。
お互いに怒濤の作画修正が行われている。
板垣先生の二人に対する愛が伝わってくる。
愛あるからこそ、試練に身を投じさせるのであった。
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