範馬刃牙 第211話 鬼火 





師匠愛されすぎ。
当コンテンツがゴキブリで検索されまくってます。
そんなゴキブリ旋風は過ぎ去った。
だが、新しい嵐が来る!
始めに言っておくと今回もギャグ回だ。


州身舵川(not隅田川)で恒例の花火大会が行われており、そのリポートが番組で行われている。
どうやら地名も偽名の時代のようだ。
波斗山総理だけじゃないんだ。
そういえば、鳩山総理の辞任は波斗山総理効果であろうか。
オズマ大統領は勇次郎に意見したようにけっこうな大物として描かれていたのに、波斗山総理は意見一つ言えず…

その花火大会は無事終わったようだ。
当然、見物客は大勢だ。
その時、橋に雷が落ちる。

…いや、ちょっと待て。
何で雷が落ちるような天候で花火大会をやっているんだ?
というよりも、付近に避雷針はないのか?
都心部なら先にビルに落ちるんじゃないか?
いろいろな疑問が思い浮かぶが、今回のツッコミどころの前には小事なので無視しておく

落雷は橋の上にあるブロンズ像へと落ちる。
落雷から身を守ることの基本は木などの背の高い物に近寄らないことだ。
まずはそうしたものに落雷は直撃するからだ。

だが、不幸にもブロンズ像の周囲には多くの見物客がいる。
通常なら多くの被害者が出る事故になったであろう。
しかし、見物客は皆無事だった。
何故なのか?

ここで新しい写真が提示される。
それは電撃を浴びている一人の男の写真だった。
…待て。
何でその写真の男は漫画のようにレントゲン状態なんだ?
電撃を浴びれば骨が透けて見えるって昨今じゃ忘れられた表現じゃないか。
主にギャグで用いられる手法だ。
どういうことなの…

なお、その男の姿格好は明らかに勇次郎だ。
どうみても地上最強の男です。本当にありがとうございました。
…何で勇次郎が花火大会を見に来ているんだ?
実はこうした雅なものを好むのだろうか。
勇次郎の趣味趣向はよくわからない。

「ブロンズ像へ落ちた雷がなんと 一人の通行人を介して逃げ去ったと云うのですが」

つまり、落雷は勇次郎を通ったから、人々は無事で済んだと…
いや、待て。その理屈はおかしい。
ブロンズ像に落ちた電流は導線のようながなければ拡散して然りのはずだ。
そうなると勇次郎がいるにもいないにも関わらず見物客は落雷の被害を受ける。
電流が勇次郎のところにワープでもしない限り、この理屈は成り立たない。

「何か――頭蓋骨でありながら… 怒っているかのようなこの表情…?」

レントゲン状態になった勇次郎の写真が拡大される。
その頭蓋骨は激怒しているかのように歪んでいる。
さすが、範馬脳の持ち主を息子に持つ男だけのことはある。
オーガの名に相応しく骨格が怒りで歪んでいる。
頭蓋骨にだって皺がある。これぞ、真の鬼の貌!
…どういうことなの?

こりゃあ脳も範馬脳と見て間違いないな。
やっぱり、範馬一族は人間じゃない。
筋肉も骨格も脳も常人離れしている。宇宙人だよ。
骨格が普通人だったジャックの血が薄いと言われるわけだ。

あるいは勇次郎の凄まじい筋肉によって、骨格が矯正されてしまったのかもしれない
骨格が常に筋肉によって負荷をかけられていたために、筋肉に合った形に成長した可能性がある。
勇次郎ならやりそうだ。
それほどの筋肉を勇次郎は持っている。

東京大学教授宮下勉曰く10億ボルトの電流を浴びた勇次郎だったが、何事もなく立ち去ったらしい
人間じゃねえ…
ギャンブルフィッシュの電気イスマッチが馬鹿馬鹿しくなるくらいだ。
地上最強だけあって電気に対する耐性もばっちりのようだ。
ドイルが霞んでしまうぞ。

宮下勉は赤血球の比率が高く金属に近い体質ではないかと推測する。
一流アスリートにはよくあるらしい。
金属に近いので感電した。だとしても、10億ボルトに耐えられることには繋がらない。
東大教授には想像も出来ないのが勇次郎の肉体だ。

グラップラー一同の肉体は神秘に包まれているが、中でももっとも神秘なのは勇次郎の肉体である。
郭海皇をして人間とは筋肉の構造が異なると言わしめた。
そして、今は人間が耐えられるはずのない電流をもものともしなかった。
やっぱり、宇宙人なのか?

「これで東大教授とはの ヤキがまわっとるわ」

早速、自宅でDISる徳川光成であった。
お前、病気はどうしたんだ?
このまま、うっかりと病気という設定をなかったことにしちゃいそうだな。
しかし、一人で真っ暗な中でTVを見るのはどうかと。
今の徳川光成は孤独で孤立しているということの隠喩だろうか。

徳川光成は雷の性質を見逃していると言う。
飛行機に落雷しても乗客は無事。
それは機体に放電装置が組み込まれているからと語る。
事実、飛行機には静電放電装置という機構が組み込まれているようで、それが避雷針代わりになっている(参考)。
徳川光成の言っていることは間違っていない。

「つまり落っこちた雷さまは」
「尖ったところから出てゆくということじゃ」


いや、その理屈はおかしい。
飛行機に落ちた落雷が静電放電装置から出て行くのは、それ以外に放電するものがないからだろう。
だが、地表に落ちた落雷は地面に放電されるはずだ。
尖ったところから出て行くなんて怪しいメカニズムはしていない。
そんなオカルトはありえません。

その徳川光成理論では落雷は出て行くための尖ったものを探すことになる。
放電されるまでの経路が非常に気にかかるが、それは突っ込まないで置くべきなのだろうか。

「そしてとうとう発見(みつ)けた 最も鋭くイチバン尖った存在」

「天が決めた現実ッッ」
「下界で最も鋭く尖ったもの」
「それは物理を越えた生身だった」


そんなわけで周囲で勇次郎がもっとも尖っていたと判定された
あらゆる物質を越え、もっとも尖っていたのが範馬勇次郎!
馬鹿なッッッ。これはツッコミ待ちなのかッッッ。

「尖んがり過ぎだっつーーの 勇次郎ォォォォ!!!」

落雷を浴びた勇次郎の髪はハリネズミのように尖っていた。
…そこが尖っているのね。
身体からはプスプスと煙が出ているが大丈夫なのだろうか。
これで勇次郎が死んだら本気でギャグだが、生存確認はされているようなので大丈夫なのだろう。

勇次郎は骨格が人間離れしている。雷を浴びても平気な肉体を持っている。
ゴキブリ息子とは偉い違いだ。
いや、息子は息子で範馬脳だけど。
ゴキブリを師匠にするその発想はなかった。

この落雷で勇次郎に何らかの変化が生じるのだろうか。
ハリネズミになった髪が戻らなくなるとか。
これで私はサンダー勇次郎!
それともギャンブルフィッシュの阿鼻谷先生のようにハゲちゃうとか。
電気ショックで息子を溺愛するようになっちゃうかもしれない。
ツンデレじゃない親父なんて親父じゃない!と刃牙がキレて家族団らんをなしにしてしまうか?
次回へ続く。


全編ツッコミどころ満載の話だった。
思わず骨になった勇次郎を見て吹いてしまった。
ゴキブリといい、ギャグ回が続くな。

刃牙が液体になっている間に勇次郎は電気人になった。
うーむ、この差は何なんだろう。
液体になった刃牙…10億ボルトをものともしない勇次郎…
どっちもすごいのだが、勇次郎の方がやっぱり凄まじい。
差が埋まったと思ったらまた遠くなってしまった。
電気に強いという能力が格闘戦でどう生きるのかは知らんが。

この落雷で勇次郎がさらに強くなったりして。
音速を超え雷の速度で鬼哭拳を撃てるようになるとか。
鬼雷拳!そういうのもあるのか!
筋肉も骨格も範馬製なので、五体満足で撃てます。

勇次郎が花火を見に来たのも、雷を浴びるためだったりして。
自然現象に勝てずして何が地上最強かッッッと雷に挑みかかる。
結果として勇次郎の勝利だ!勝利か?

勇次郎はかつて地震を止めた。そして、今度は雷を受けきった。
次々に自然現象を支配している。
郭海皇が自然界最強というわけだ。陸だけでなく海空も支配出来るぞ。
地震、雷と来たから次は火事か?
10億ボルトに耐えたんだから、次は1兆度くらいに耐えないとダメかな。

今回は板垣生物学に加えて板垣科学が混ざったレベルの高い話だった。
私自身、理系じゃないので雷のメカニズムはよく知らないのですが、さすがにこれはおかしいと思わせる理屈だ。
尖ったところから放電されるのなら、その経路が問題だ。
複数の尖ったものがあったらどうなるのか。一番近いものが選ばれるのか?
疑問は尽きない。
一番近いところから放電されるなら、一番尖っていて一番近かった勇次郎が選ばれるのも妥当だ。
勇次郎は尖っているので選ばれて然るべきです。

しかし、(板垣科学では)無自覚に一般市民を助けた勇次郎であった。
勇次郎は暴虐な一面があるけど、一般市民に関しては暴力を振りかざさない。
あくまでも強さに生きる人間と立ちふさがる人間のみを叩き潰している。
分別はわきまえているのだ。
自ら率先して殺した一般人など、朱沢江珠の婚約者、朱沢鋭一のみである。

アライ父を尊敬していると言ったことから、弱者に対する理解も備えている。
もしかして、隅田川に寄ったのも、雷から民衆を守るためだったりして。
はは…まさかね…
でも、刃牙よりはそういったことをしそうなんだよなー。

こういう話が続けばツッコミどころに困らないんだけどなー。
一番ツッコミに困るのはやっぱり政治家だ。
政治家ほど噛みづらいものはない。
そんなわけで雷が落ちて本当に良かった。

これからどんどん雷を落としてみるか?
本部もインスパイアを受けて、雷を浴びてみればいいかもしれない。
髪の毛が尖るぞ!
サンダー本部になって第2回最大トーナメントに乱入出来るかな。厳しいかなぁ…

刃牙も真似して雷を浴びたりして。
無論、リアルシャドーで。
自然物のリアルシャドーに成功!
ますます妖術師になっていく刃牙であった…



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