範馬刃牙 第25話 若き獅子
シークレットウォー・イン・ゲバルの始まりだ。
単行本1冊分ほど続くかが鍵だ。
うっかり勇次郎が出張ってしまうと、そうなってしまう可能性が急激に高くなる。
そして、刃牙は忘れ去られる。
ボッシュ大統領はゲバルの企む独立計画に不服らしく、空母やジェット機の出撃を命じる。
明らかに表情がアレだ。
権力に居座るだけの脳なしの顔だ。
ゲバルがボッシュを敵視する気持ちがよくわかる。
板垣先生も某アメリカ大統領を敵視しているんだろうなぁ。
いきなりの爆撃命令なんて、大統領はアホだ。
当然、会議に参加した他の者たちは大統領の言葉に異議を唱える。
が、「国民が見守るカメラの前ではない
空気読めよ」とあっさり却下される。
大統領のツラ構えは小物のそれだ。
刃牙と対面した時はちょっとだけ大物に見えたのに…
何だかおちぶれたロシア人みたいな風情だ。
あと空気を読んでいないのは大統領だろう。実に読んでいない。
一番読んでいないのは板垣先生だけど。
大統領の強引な口車により、軍を投入することが決定する。
「名目はクーデター制圧
有無を言わせない」「メディアはどーにでもコントロールできる」とレイ長官が進言する。
アメリカ合衆国バンザーイな人が大統領以外にもいた。
とはいえ、大統領と違いちゃんと名目を付けているあたりは知性を感じ取ることができる。
アホな上司を支える聡明が部下がアメリカ合衆国の要なのか?
会議は一気に可決の方向へなだれ込み、準備が速やかに始まる。
大統領も「これこそが開拓精神だよ」と大喜びだ!
どこが開拓精神だよ!
愚行を開拓しているとは思うけど…
何はともあれ武器を持たないゲバル軍と兵器尽くしのアメリカ軍の直接対決が始まるのか?
「おやめなさい」
その瞬間、大統領のボディガードらしき人物が肩を掴んだ。
あっさり人質に取られた。
ボディガードの顔つきは男色な匂いがするが関係ないので無視しておく。
髪型はシコルスキーに近いので何だか不吉な気がするのも無視だ。
私が何かにつけてシコルスキーを絡めようとしていることも無視してください。
大統領が人質に取られたことで一気にアメリカ勢は窮地に追い詰められる。
ボディガードの男は大統領の正式な身辺警護スタッフで、ゲバルの部下だった。
…身元をちゃんと調べよう、アメリカ。
逆にこういった背景があったからこそ、ゲバルの作戦は必勝のものだと信じられたのだろうか。
「合衆国50州」
「現在わたしを含め各州2名の配備がすでに完了している」
「そしてその全員が―――――」
「たった一人で素手のままハイジャック及び原子力発電所の奪取が可能です」
なんだか勇次郎軍団だ。
3歩くらい譲ってドリアン軍団かもしれないが。
武器や兵器を必要としない分野でアメリカと真っ向勝負がゲバルの狙いのようだ。
人質を取るのに武器は必要としない。
もっとも過程の問題もあるが、ドリアンが2人いればそれくらい楽勝だ。
キャンディとかつぶやくドリアンだと苦しいけど。
ここで会議室にあるモニターが映し出される。
出てきたのはゲバルだ。
どうやら大統領邸を占拠し、大統領の家族を人質に取ったようだ。
大統領邸を守る警備員たちはゲバル一人で全滅させていた。
バキ世界において警備員全滅は強さの指標にならないくらい当然のことなのであまりすごくはない。
とはいえ、軍隊の及ばない部分に入り込み戦うあたり、ゲバルの狡猾さが伺えるのはたしかだ。
「思い上がりきった人生を振り返り」
「ふと立ち止まって己の盲点をかえりみる」
「ムダではない気もいたします」
大統領に対する挑戦的な台詞を最後にモニターは閉じられる。
いつの間にやら大統領大ピンチだ。
どうやって逆転する?
オリバ出動だろうか。
オリバが出動してゲバルを捕まえたのなら、刑務所にいるのも納得できる。
そんなわけで次回へ続く。
今回はネタがなかったから、次回に期待だ!(ぉぃ)
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