範馬刃牙 第284話 父、そして…
ピラミッドでオーガの壁画が見つかったぞ!
古代範馬文明か、あるいは後世に訪れるであろう災厄を描いたのか。
よくわからんがピラミッドを作った人に聞けということか?
勇次郎の脅威は現代のみならず古代から脈々と続いている。
各地の遺跡を探せばどれもオーガ関係のものが見つかったりして。
これぞ本当のシンクロニシティ!
……あってもおかしくとも何ともないのが末恐ろしい。
さて、オーガの壁画をクリス教授は改めて分析する。
身体の各部位を正確に描きながらも、背中だけが鬼……
ただの魔物ならそうだと受け取れたかもしれないが、奇妙な絵だけに混乱は深まるばかりだった。
さらにこのオーガ壁画、ひとつだけではなかった。
隣にはもうひとつのオーガ壁画が存在した。
それにはまったく同じオーガが描かれていながらも、背景が大きく異なっていた。
最初のオーガ壁画の背景は無地だったが、二つ目は多くの武器がオーガに向けられている背景があった。
「兵器………武力を表現しているようだ」
数多の兵器をもってして初めて互角……
まさに勇次郎のことだ。
クリス教授はこの壁画に刻まれたオーガの強大さと戦力について驚くばかりである。
さて、舞台は日本に戻る。
って、壁画の話はこれで終わりかよ!?
一体、何だったんだよ!
古代範馬文明があったのか?
それとも後の世に現れる災厄を描いたのか?
とりあえず、勇次郎をヨイショしたいのはわかった。
ヨイショするためにも時代を遡る必要が出てきた。
ストライダムは大変だな。
マヤ文明やらムー大陸やらとオカルト方面で勇次郎をアピールする必要が出てきたかもしれない。
そんな勇次郎はよだれを垂らしている刃牙に鬼哭拳を打ち込む。
〜〜〜〜ッッ。
相手は死に体だと言うのに容赦がなさすぎる!
もうよだれ垂らしているんですよ?
曖昧なんですよ?
そう思っていたら刃牙はガードしていた。
馬鹿な!
よだれを垂らしているのにまだヤレるというのか!?
前人未踏の3発の鬼哭拳を耐えた。
相変わらず恐ろしいというか意味のわからんタフネスだ。
こんなに強いなら千春相手に遊んでやるなよ……
勇次郎はさらに4発、5発と鬼哭拳を打ち込んでいく。
まったくの遠慮が感じられない連打だ。
独歩や郭海皇の超一流格闘家でさえ5回は死んでいる。
大型ワゴン車がぐしゃぐしゃに歪みながらも刃牙はそれに耐えている。
ピクルと殴り合っただけのことはある。
すぐ気絶したけど。
かつて鬼哭拳で殺された独歩は開いた口が塞がらない。
あの鬼哭拳が何度も打ち込まれているというのは現実とは思えないのだろう。
そして、その鬼哭拳に一応とはいえ耐えている刃牙に怒りを覚えても誰が責められようか。
徳川光成も冷や汗が止まらない。戦いを楽しむ余裕さえない。
そういえば、この人は余命幾ばくもないんだったな。
もうそんな設定、すっかり忘れちゃったよ。
冥土の土産となる第2回最大トーナメント(仮)はどうなったんだっけ?
この惨劇を見て、刃牙が死んでしまうと神崎首相が訴え……
違う!
神崎首相じゃない!
これには思わず徳川光成も突っ込んじゃうよ。どうやら交代したらしい。
交代?
どういうこっちゃ?
と、そういえば、戦っている間に首相が交代していましたね。
無駄に芸が細かい。
この鬼哭拳の連打を前に刃牙は再び失禁する。
こいつの尿は弾切れなしなのか……
まるでみさくらなんこつの漫画みたいな垂れ流しである。
アヘ顔ダブルピースでもやっちまうか?
あるいは生命の危機ということでアレを出しているのだろうか。
骨をノコギリで切られた藤木状態だ。
詳しくはシグルイを読んでください。
そして、トドメと言わんばかりの鬼哭拳ならぬ鬼哭蹴を放つ。
鬼の貌は脚力にも効力があるのだろうか。
よくわからんが鬼哭拳以上の破壊力があるのか、ワゴン車諸共刃牙をダウンさせる。
刃牙は十分以上に粘ったと言える。
お前はよくやった……もう森へ帰ろう……
[国家も畏怖(おそ)れる超暴力]
[俺の全てを出し切ったって…]
[勝てるワケはない]
刃牙は尿を出しながら地に伏せる。
その心は折れたのだろうか。
だが、脳内麻薬を出し背中には鬼の貌が浮かんでいる。
心情とは裏腹に肉体は反撃に備えている。
そんな刃牙の目の前に幻影が現れる。
背中しか見えないから誰なのかはわからない。
とりあえず、後ろ髪をまとめている人物のようだ。
えーと……紅葉以外にいない。
さすがにこの場面で紅葉が出てくるのはがっかりだ。
応援というかそろそろ身体がヤバいから止めとけくらいしか言いそうにない。
あの人、善人になってからトゲがなくなっているから……
それでもイケるのは昂昇への愛を爆発させた時くらいだ。
いや、紅葉の必殺技は打震だ。
打震なら勇次郎に通用するかもしれない。
外側からダメなら内側から!
結局、打震かよというツッコミになりそうだけど。
次回へ続く。
古代範馬文明はやっぱりというか何というか、特に回収されなかった。
さすがに風呂敷を広げすぎたか。
板垣先生にはそんな自覚がないんだろうけど。
罪というか何というか。
刃牙は鬼哭拳連打に耐え凌いでいる。
それだけでも偉業と言えよう。
クソ、これが才能か。
今まで勇次郎と戦った格闘家は全て1発で沈んでいる。
刃牙は未知のステージに踏み込んでいると言える。
かといって、勇次郎はこれで打ち止めというわけでもあるまい。
鬼哭拳を越える必殺技が炸裂するかもしれない。
刃牙には絶望しか待っていないような。
しかし、刃牙も捨てたものではない。
恐ろしいことに二度の失禁を実現した。
こいつの膀胱はどうなっているんだ?
この尿はさらなるパワーアップへの布石に違いあるまい。
今頃、刃牙のジーンズの保有尿率は80%を越えているに違いない。
もう豆腐状態ですよ。
尿でだぼだぼですぐに破ける。
こうして恒例のトランクス姿になれば華があるかもしれない。
尿だけど。
さらにうんこも出せばいいのに。
前に書いたけど丹波だってうんこ出したんですよ。
刃牙も出してもいいだろう。
うんこを出せば勇次郎も引くかもしれない。
引かせてどうするんだよってものですが。
そういえば、刃牙も鬼の貌を出せる以上、鬼哭拳を使うことができるかもしれない。
鬼を哭かせた者同士、壮絶な打撃戦ができるかも。
でも、刃牙は力の入れ方がわかっていないから鬼がアヘ顔を決めたりして。
これぞ鬼アヘ拳!
それはピラミッド内にも秘められており、アヘっている鬼を見てクリス教授はさらに悩んだとさ。
サイトTOPに戻る Weekly
BAKIのTOPに戻る