範馬刃牙 第40話 前夜
とりあえず、オリバが恋人のマリアに怒られている。
役立たず・ごくつぶし・大飯喰らい・人でなし・ナルシスト・親不孝・ロクデナシ・女たらしとありとあらゆる語彙を尽くしてブチ切れる。
挙句果てにはウィスキーの瓶を投げたり、花瓶を投げたりと暴力にまで発展する。
そこまで怒る理由は謎だ。一切言及されていない。
オリバから女の人の匂いでもしたのか?
だが、そんなひどい仕打ちにもオリバは耐え、マリアに薔薇の花束を差し出す。
オリバの純粋な攻勢に、ついにマリアが陥落(お)ちた。
「ダーリン…」
はいはい、ツンデレおつ。
場面はゲバルの部屋へと移る。
どうやら、前回から1夜くらい経過したようだ。
ゲバルは前回ケントに渡した謎の壺を耳に当てている。
決戦の日まで持っておけと言いながら、ずいぶん勝手な人だ。
まぁ、こういうわがままさがないとやっていけないんだろうなぁ。
ゲバルの仕草が気になったのか、長老は壺が何なのかを聞いてみた。
ゲバルは嬉しそうに微笑む。
よっぽど聞いて欲しかったんだな、こいつ。
実はいつも一人で平気なふりをしてるけど、実は構って欲しい系だったようだ。
「勇気だ」
ゲバルの語る壺の秘密に興味を引かれたのか、刃牙以外のみんながゲバルの前に集まる。
刃牙は2段ベットの上の方で黙って聞いているだけだった。
こいつもツンデレだな。
ツンデレだらけだ、この漫画。
って、刃牙がいる?
無事回収されたようだ。放置気味だけど。
壺にはゲバルがアメリカへと向かう前日、記録的なハリケーンの中、少年が断崖絶壁に立ってその豪雨を入れたものらしい。
いったい何の秘密儀式だ。
そんなものが何の役に立つのか疑問だ。実にカルトだが、一応は偉業だ。
その偉業にさすがのゲバルも素直に驚愕する。
壺の価値はともかくとして、命がけで豪雨を集めたのはまぁ賞賛するべきなのかもしれない。
少年にこういったことをしてもらえることから、ゲバルはけっこうな人望があるようだ。
さすがは大統領だ。
齢18で刑務所に入った刃牙とは違う。
きっと日本の方じゃまったく心配されてないんだろうなぁ。
「君が仲間にイジメられている姿を何度か見ている」
「アリガトウ島一番の勇者よ」
ゲバルに勇気がIN!!
普段はいじめられっこ少年の勇気をゲバルはもらった。
なんか主人公の立ち位置だが無視だ。
そんなわけで刃牙が話に関わらないまま、次回へ続く。
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