範馬刃牙 第64話 こーゆー意味
今度はどんな減らず口が飛び出すのだろうか?
とっても、楽しみです。
刃牙の主人公成分が加速度的に失われるのが実に楽しみだ。
「焼きが回ったかい チェイン…………」
繋がれまくっている刃牙だが、彼のオリバを繋がれし者だと言う。
自分の立場をわきまえない減らず口で絶対的に不利な状況を打開しようとしている。
もっと別の方法で打開してもらいたいものだが。
自分の立場を強引に相手に押し付けることで、刃牙は立場の逆転を図っているのだろうか。
自分で書いてみて、よくわからない作戦だが。
だが、今のところ、オリバは刃牙の減らず口に押されている。
けっこうな効果はあるのかもしれない。
…殴ればいいのに。
「やろうとしているのは所詮ケンカだぜ」
「2週間後もクソもねェ」
と、刃牙はオリバの腹に軽くだが蹴りを入れた。
死ぬ気か、お前は。
いや、勇次郎に喧嘩を売った時点で死んでいるようなものだ。
だが、わざわざ寿命を縮める必要はあるまい。
というか、何でこの人はこんなに勝てる気でいるんですかね。
刃牙がついにオリバに喧嘩を売った。
外出の段階でこうすればいいものを、どうして、長引かせたんだろう。
多分、何も考えていない。
絶対、何も考えていない。
で、刃牙はオリバにハイキックを直撃させる。
不意打ちの形とはいえ、オリバの片膝を地面につかせた。
ダメージ十分、なのかなぁ…
これがムエタイ戦士、あるいはロシア人なら勝負ありだけど、オリバだからどうなるかわからない。
多分、ダメージない。
両手を使えない状態の刃牙をオリバは気にかける。
気にかけたのが失敗か、アゴに膝蹴り、頬に回し蹴り、喉元に前蹴りのコンビネーションを食らう。
オリバが油断したところを刃牙は徹底的に攻める。
それが主人公らしいかどうかは読者の判断に任せるとしよう。
刃牙はさすがトータルファイターだけあり、両手が使えない状況でも変幻自在にして強力な連携が可能だった。
しかし、オリバにダメージはなさそうだ。
…勝てるのか、本当に。
今から謝っても遅くは…あるだろうなぁ。
「すまなかった 追いついたよ」
さすがにここまでナメられると実力行使しかないと思ったのか、オリバは蝶ネクタイを外して戦闘態勢へと移る。
これで刃牙の勝機はほとんどなくなった。
でも、刃牙は主人公だ。
勝てないと心配されても突っ込む。
ドン
と、勇気を持って突っ込んだら、オリバの張り手をモロに食らった。
ゲバルをはるか後方に吹っ飛ばすほどの張り手だ。
刃牙も当然のごとく吹っ飛ぶ。
ただ吹っ飛ぶだけでは足りないので、壁を突き破り隣の房まで飛んだ。
なんですか、この実力差は。
「わたしが間違っていたよ」
「今まさに試合開始だ」
憎き刃牙についに一撃を加えられたオリバの顔は本当に嬉しそうだ。
もっと早く殴っていれば良かったと内心後悔しているのかもしれない。
君が泣くまで殴るのを止めない気かも知れない。
刃牙はいろいろとピンチだ。
減らず口を尽くして、この窮地を乗り越えろ!
なお、実力で乗り越えられるとはまったく思っておりません。
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