範馬刃牙 第91.5話 気付き
今週のチャンピオンは刃牙本編2話+外伝1話の3話構成だ。
外伝となる91.5話はオールカラーだ。
そして、なんと外伝のくせに主役は刃牙だ。
いや、主人公のくせに外伝にしか出番がないと言うべきか?
刃牙は朝5時に起きて愛犬ムサシと共にロードワークを行う。
うわ…こいつトレーニングしてるよ…
てっきり範馬力で勝ち抜いていたと思ったら、ちゃんとトレーニングしていたんだ。
嘘くせえ。
カラーだからっていつもと違うことしているんじゃないのか。
いつもなら今頃コンビニ弁当食べている気がする。
今の刃牙は刃牙ハウスに住んでいるのに、松本家にいるはずのムサシと一緒に走っているということは、
松本家からムサシを連れてきたのだろうか。
梢江よりもムサシの方が大事らしい。
まぁ、誰でも烈女よりは犬の方を選ぶか。
刃牙はロードワークだけでなく、刃牙ハウス近辺の道で蹴りの練習もしていた。
顔は真剣そのものだ。
戦ってはいないがトレーニングは重ねている。
中国拳法を教えてくれるように頼んだのもちゃんとした志があったからかもしれない。
ううむ。なんか刃牙がいいヤツに思えてきた。
騙されるな俺。
さて、トレーニングを終え歯磨き顔洗いをした刃牙は学校で授業を受ける。
いや、待て待て待て。
お前は大統領を誘拐した一級犯罪者のくせに学校に行けるのかよ!
あのパレードは全世界で放送されていただろうし、刃牙を目にした人物は非常に多いはずだ。
同じ学校に住んでいる人間なんて一瞬で気付く。
数ヶ月休学したとかそういうレベルの話じゃなく学校に行けない。行けないっていうか退学だ。
それともさりげなく刃牙はボッシュに犯人である自分の名前を出さないよう口止めをしていたのだろうか?
あるいは勇次郎が口止めをする。
親馬鹿だから。
先生に怒られたり、板垣先生にしてはけっこう可愛い女子生徒にラブレターを渡されたり、
大盛りパスタにピザなど高カロリーな夕食を取ったりして、やがて刃牙は眠りにつく。
刃牙の日常生活がオールカラーで見事に展開されている。
刃牙よりもジャックや烈海王などの日常生活の方が気になるのは私だけだろうか。
…あいつらどうやって生活費を稼いでいるんだろう。
(うん…)
(わかったよ……わかった……)
(もう……嘘はつけない…)
布団に寝転がる刃牙の脳裏に浮かんだのはピクルだった。
散々無関心を装っていたのにちょっとくらいは気になるのだろうか?
ピクルに原始拳法を教えてもらうつもりじゃないだろうな。
このツンデレめ。
(惚れているんだ…)
このツンデレめえええええええええええええ!
でも、あまり嬉しくないツンデレだ!
もっとやる気を見せろ!
あとやっぱりピクルへの好奇心や興味は恋愛感情に置き換えられるようだ。
ピクルが出てきてからホモネタばっかりだ。
ピクル連載開始時はホモネタの中心になるなんて思いもしなかったのに…
そんなわけで刃牙の秘めたる想いが明らかになった外伝だった。
ツンツンしておいてピクルにデレデレだ。
梢江はガン無視らしい。
しかし、惚れているなら惚れているで本編でもやる気を見せてもらいたいところだ。
想いを行動に移さないからどうもやる気のない主人公に思われてしまう。
いや、実際にやる気ないんだろうけど。
あとSAGAは行動に移さなくていい。
Weekly BAKIのTOPに戻る