第249話 アプローチ



今回は梢江と刃牙フィーバーだ。
ここ数話の間、出てこなかったのは充電期間だったのかッ!?
力みなくしてバカップルのカタルシスはありえねェッ。
でも、そんな充電いりません。
勘弁してください。


刃牙と梢江は公園でデートしていた。
公園といえばグラップラーにとって第2の試合場だ。
古くは本部が勇次郎相手に公園で戦い、最近ではJrがよく公園で戦っている。
夜の戦いすらも闘争にするグラップラーカップルな刃牙と梢江にとって、公園は王道コースなのだろう。
公園でSAGAることだけは勘弁してください。

「バキくん…」
「なんか…」
「わたしのこと見なくなったね」

〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!
梢江がいきなり仕掛けた。しかも、全力の一撃を、だ。
死刑囚編でのイチャイチャバカップルぶりはどこへいったのか。
今の刃牙と梢江には倦怠期のカップルのようなすれ違い感が漂う。
個人的にはすれ違ったままでも一向に構わないんだが。

「よく見てるさ」

しかし、そこはグラップラー刃牙だ。
梢江の強力な一撃にもカウンターを合わせる。
さすが、範馬。
話術にも長けるだけのことはある。

「見てるというより」
「梢江を感じてる ――――」
「それじゃダメ…?」

はぁ?
いや、そんな抽象的な表現をされても困る
というか、話題をそらしている。
今、梢江が求めるのはそういうものではない。
愛情を行動に移せ、刃牙ッ!
公園のど真ん中でSAGAれッ!!
…ごめん、それだけは勘弁してください。

「ダメ…」
「見なきゃダメ」

梢江は可愛らしい注文をする。
注文をするが…どう見ても怨言にしか聞こえません
梢江にかかればどんな萌え単語も呪詛へと変化する。
さすが花山を蹴る雌(オンナ)だけのことはある。

そんな梢江の注文を聞き、刃牙は自分の顔を梢江に近づける。
鼻息の生ぬるさを感じ取れるほどのインファイトだ。
というか、刃牙の顔が不気味だ。
コンビニでこういう顔を見せるのはやめてください。
素で吹きそうになりました。

だが、梢江は不気味なツラを見せられても一歩も引かない。
さすが、地上最強の雌だ。
自分が梢江だったら、間違いなく飛びのきます。
グラップラーの精神構造は非常に強固だ。

「アノ…」
「チョットイイデスカ」

白日の悪夢が繰り広げられかけている中、Jrが乱入した
さすがアライ流を完成させた男だ。
このタイミングで見事なカウンターをやってのけた。
刃牙と梢江の闘争を説教で食い止めた勇次郎の功績に匹敵するかもしれない。

「ワタシ梢江サント結婚シマス」

Jrは刃牙と違って直球勝負を仕掛けた。
しかし、直球しぎやしないか?
ジョナサンにいきなりサンダークロススプリットアタックをやるような奇襲攻撃だ。
もしかしたら、日本語慣れしていないのだから、言葉を誤ったのかもしれない。

「アハハハハハ」
「言うかなぁこんなトコで」
「アハハハハハハハ」

梢江大喜びだッ!
このあたりはなんだか刃牙のおっかさんを連想させる喜び方だ。
むしろ、勇次郎的か?
どちらにせよ、殴りたくなるほど憎らしい。
こいつ、本当にヒロインなのか?

「まさか別の目的で言ってんじゃないだろうな」
「例えば俺を怒らせるため――――」

だが、Jrの攻撃が効果あったのか、刃牙が久しぶりに気合いが入ったようだ。
主人公たるものこうでなくちゃいけません。
持ち味をイカせッ!!
しかし、刃牙の持ち味とは何だろう?
自分はSAGAくらいしか思いつきません。

だが、次に続けた言葉は「彼氏を選ぶ権利は彼女にある」という内容だった。
ちょっとヒドいデスよ、刃牙くん。
しかし、彼らはグラップラーだ。
戦い、競い、勝利することで精神の充足を得られるのだ。
お互いに闘争することで、高めあうことができるような関係でなければダメなのだろう。
男が女を得るのではなく、勝った男を女に選んでもらう。
普通の恋愛感とは圧倒的にかけ離れた構図だ。
これもまた彼らがグラップラーだから、か。
なお、当然ながら、梢江もグラップラーの一員ですよ?

しかし、3人が揃って描写された絵があるが、ここのJrはやたら背が高い。
だが、それ以上に奇妙なのは、刃牙と梢江の身長が同等だということだ。
刃牙の身長は167cmのため、女性には無理な身長ではない。
長身の女性ならこれくらいはいくから不思議ではない。
しかし、梢江ってデカかったのかぁ…
まぁ、なんとなくわかります。
優れた格闘能力には背の高さも不可欠ゆえに。


場面はレストランに変わる。
Jrは昼間のワイルド背広を捨てて、いつもの戦闘服だ。
相対するはステーキをたらふく食う男…ジャック・範馬の登場だ

Jrは達人、独歩のお次は大きく飛躍して、範馬一族に喧嘩を売った。
しかし、いきなりランクを上げすぎではないだろうか?
範馬一族は理不尽なパワーを秘めているだけに、今までの相手とは勝手が違う。違いすぎる。
ここは順当に本部あたりと戦ってはどうだろうか?
いや、これだとランクを下げすぎだ。
だが、武器を持った本部となら…あるいは…

いずれにせよ、Jrも今度の今度の今度こそは詰んだか?
ジャックは強者揃いバキ世界において、飛びぬけた実力を持つ人物の一人だ。
平たくいえば、範馬一族だ。
地球人代表が範馬一族にどれだけの善戦をできるのか。
期待がかかる。
なお、変に喧嘩を売ってしまった春成は2秒で瞬殺されています。


ジャックは範馬らしくあらゆるファイトスタイルで戦える。
もっとも得意なのは打撃戦だが、投げも渋川流をラーニングしているので十分に得意だ。
噛み付きという裏技があるため、通常の格闘技のセオリーでは対処できない部分もある。
とどめには骨延長をしているので、リーチも非常に長い。
弱点のないスーパーパワーファイターにJrはどのように戦うのか?
これからの楽しみになるだろう。

あと、さりげなく重要なポイントが骨延長の成果がやっと見られそうなことだ。
3年前に復活したのはいいのだが、相手に恵まれずその力は発揮されなかった。
とどめには中国へ行く金がなかったのか、海王たちを食らうこともできなかった。
今がジャック最大の見せ場だ。
弟と違って魅せてくれることを期待します。

ジャックはステーキをたらふく食べていたので、ドーピングトレーニングを止めたようだ?
打って強くなる理論から、オリバの食って強くなる理論へ変更だッ!
なお、ヤって強くなるのが刃牙です。
今のジャックはナチュラルパワーを備えているため、トーナメント時とは違って安定した強さを持っていそうだ。
でも、負けそうになったらヤクを打ったりして。

ついでにどうでもいいことだが、ジャックがステーキを食べていたレストランには客がいない。
なかなか雰囲気がいいレストランなのにこれは不思議だ。秘密の陰謀だ。
まぁ、ジャージの黒人とやたら背が高くてステーキを大量に食う外人がいたら間違いなく客は逃げ出しますが。
ヘタすりゃ失禁します。バキ世界に失禁は欠かせません。



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