日米軍VS中国軍まとめ


大擂台賽がだんだんまとめに入っている。
そういうわけで日米軍VS中国軍の戦いを振り返ってみよう。


先鋒 オリバVS龍書文

記念すべき先鋒戦はアンチェイン対決だ。
しかもただのアンチェインではなく、パワーアンチェインVSスピードアンチェインである。
なんか力の1号、技の2号みたいな感じですが。
また、片やポケットに手を入れたまま戦う変態、
片やパンツに手を入れたまま戦う変態。
そう、これは変態対決でもあるのだ。
スプリンクラーにぶら下がって戦う筋金入りの変態よりはマシですが。

この変態対決は龍の技を全て受けきり、自身の力を爆発させたオリバの勝利に終わった。
ハンドパンツという珍妙かつ絶妙な技術も勝利に関与しているだろう。
オリバは今までの戦いを全て快勝してきたため、ここまで苦戦するのは初の事態だった。
この戦いによって日米軍VS中国軍の戦いに期待がかかったのだが…


次鋒 範馬刃牙VS郭春成

ひどい試合だ。
春成は試合開始前に気性の荒さを見せた挙句、殺害宣言をするなど、
「こいつは強そうッ!」と読者に思わせた。
郭海皇の息子ということもあり、さらに期待できる人材だった。
そう、刃牙の暴走を止めることができる勇者として
ついでにイケメンなのもさりげなくポイントが高い。
バキ世界におけるイケメンはそこそこの活躍をするので。

…だが、結果は無残だった。
春成はまともな活躍ができないまま、刃牙に2秒で瞬殺される。
「バカかてめエェッッ」「ふざけんなアァッッッ」って感じだ。
刃牙の好感度はますます下がるばかりだ。
バキSAGAの時点で地の底に落ちたと思いますが。
なんにせよオリバの戦いで盛り上がったテンションを見事に盛り下げてくれた。
しかし、この戦いは単行本で見直してみるとなかなか笑える。
殴られている春成の顔が空ろすぎて面白い。
負けた戦士も輝くのがバキ界だ。
変な輝き方ですが。


中堅 寂海王VS烈海王

日米軍VS中国軍において唯一の海王対決だ。
絶技繚乱の勝負になるかと思いきや、意外な展開になる。
やたら握手したがる寂海王、それに乗る烈老師。
展開が読めない不思議な戦いになるのだった。
とどめには「やったァァァァァ」「勝ったぞォッ」(護身開眼!!!)など、
ウケを狙っているのかどうかわからないことまでやってくれた。
結果は烈老師が勝利するのだが、そこに至るまでの過程はなかなか濃い。
ある意味名勝負であるといえるだろう。
「強くなるだけではつまらんぞ」という言葉も深い意味がある。

また、この勝負は海王対決の他にもうひとつの側面をもつ。
それはホモ対決だ。
烈老師はバキホモ界において、屈指の人気キャラであり受けキャラだ。
実際に見たことはないが、克巳に調教され、神心会の門下生にヤられるというホモ同人があるらしい。
対する寂海王は新進気鋭のホモキャラだ。
やたらめったら勧誘する姿は、空拳道のためというより己のためな気がする。
(欲しい)(なんとしても欲しいッッ)などの発言から、ホモ確定だろう。
極限のホモ対決は最後に抱きついた寂の勝利か、それとも突っぱねて克巳の元へ帰っていった烈老師の勝利か。
判断は難しい。
なお、ホモ対決と書いた時点で自分の脳内は暴走しています。


副将 魔法滅土JrVS範海王

ひどい試合だ。
範海王はその名前から範馬の血族だと予想されていた。
弟の季海王戦で勇次郎と会話していたことから、それは確定だと思われた。

だが、あっさり瞬殺される。
ここまで引っ張っておいて何もなかった勝負だ。
あっさり勝負を終わらせてしまったJrも悪い。
それにしてもJrは一度も苦戦したことがない、
つまり盛り上がる試合をしていない。
そのため、これからの展開の鍵となる可能性があるキャラだ。
次は頑張って下さい。


大将 範馬勇次郎VS郭海皇

これは勇次郎VS郭海皇の個人の戦いではない。
試合開始直後に述べられた通り、暴力対武術という概念レベルでの戦いだ
それゆえに試合だけで決せられる勝負ではないため、今回のような幕切れにもなる。

戦い自体は攻守交替が規則正しく行われており、まるでターン制のような勝負だった。
片方が技を見せれば片方がさらなる技を見せるという隠し芸大会みたいな勝負でもあるが。
もっともその隠し芸も郭海皇が鍛錬で身に付けた消力(シャオリー)を見せれば、
勇次郎は天性で身に付けた消力を見せる。
郭海皇が技術の破壊劇を見せれば、勇次郎は力での破壊劇を見せる。

そんな感じに二人の強さの違いが反映されている。
また、この勝負は別の見方をすればムエタイ破壊王対決ともいえよう。(いえません)
勇次郎はジャガッタ・チャモアン・サムワンと板垣作品に出てきたムエタイの50%を殺している。(殺してません)
しかもその殺り方も実に芸術的なもので、名実ともにムエタイ破壊王にふさわしい。
対する郭海皇は殺したのはサムワンのみだが、その殺り方は実に見事だ。
板垣作品においてこれほどまでに芸術的な急所攻撃シーンはもう二度と現われないだろう。
もし現われるとしたら、ムエタイ戦士を相手にお願いします。


次回予想
復活した郭海皇が闘技場のど真ん中に踊り出るッッ。
そして「やったァァァァァ」「勝ったぞォッ」と勝利宣言をしたのだったッ!!
もちろん勇次郎はマッハで殺しにかかるのでアウトです。

寂海王とバキが闘技場のど真ん中に踊り出るッッ。
そして「やったァァァァァ」「勝ったぞォッ」と勝利宣言をしたのだった。
郭海皇と勇次郎はマッハで殺しにかかります。
なぜかバキだけを。

バキと梢江が闘技場のど真ん中に踊り出るッッ。
そして「俺にッッ」「つかまれッッ」と公衆の面前でバキSAGAをしたのだった。
大擂台賽に参加した全選手と観客総動員で殺しにかかります。
当然二人とも。



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