10周年記念プレイ日記DARKNESS GP





本編屈指の難所、DARKNESS GP。
技術とMACHINE COMPLETEの双方が必要とされるので難度が高い。
本編中でもっとも難しいと言っても過言ではないかもしれない。
個人的にはFinalNightのBATTLEの方がまだマシと思えてしまう。

DARKNESS GPは4台のDiabloTune車と戦う。
コース自体はYOKOHAMA GPと同様でスタート位置が違うくらいだが、YOKOHAMA GPよりもマシンスピードが大きく上がっている。
狭いYOKOHAMA GPコースをハイスピードで走ることになるので、非常に難度が高い。
また、道の狭さからパッシングラインを描くのが難しい。
結果、4台の敵車に詰まってしまう可能性が高い。

攻略法はさっさと1着になってぶっちぎることのみ。
1着になるまでに時間がかかるほど苦戦することになる。
道の狭さから抜きにくいがそこは気合いで何とかするしかない。
しかし、これほど狭いとレースにならないと思う。
YOKOHAMA GPはコースにけっこうな問題があったんじゃ…

そんなわけで1周目こそ詰まって苦戦するものの、2周目で1着になったらあとは突き放して無難に勝利。
5周と長丁場のBATTLEになるが、その分、チャンスが多いので助かる。
DARKNESS GPを終えると超高性能PARTSであるAero-Diabloを入手できる。
強力なダウンフォースに加えて車重が下がるという謎エアロパーツなので、特にこだわりがなければ付けておいて損はなし。



すっかり身体を奪われることに慣れた赤碕であった。

DARKNESS GPの後はDiabloZetaとのTAIMAN BATTLEとなる。
DARKNESS GPの時よりも速いが、相手が1台なことに加えAero-Diabloを使えるので楽に攻略できる。
…はずが、3周目の序盤まで延々と抜けずに詰まってしまう。
抜こうとするとDiabloZetaと狭いコースが邪魔となって、何度も凡ミス。
レコードタイムより10秒遅れのタイムを何度も叩きだしてしまう。
欠陥サーキットだよ、これ!
苦戦したものの一度抜いたらそのまま突き放して勝利。

何とか勝ったらGET REWORSはColor-Diabloを選択。
こうしてDiabloエアロにDiabloカラーのHighwayStarが誕生した。
…DiabloHighwayStarは石川の登場車種なんだよな。






レーラグを何も知らない人がこれを見たら、走り屋が関係するゲームだとは絶対に思わないことだろう。
こんな場面になってもどこか笑える石川兄と楠木であった。
なお、この二人はこれが最後の出番となる。
最後の出番らしく、インパクトのある姿を見せてくれる。
表情が全体的に病んでいるが、どちらもDiabloを服用済みなのだろうか。










ついに横浜最速伝説の驚愕の真実が明らかになる。
まさか企業の新製品の実験だったとは誰が予想しただろうか。
ものすごいどんでん返しである。
返しすぎて大変なことになってしまった。

こうして、レーラグの物語は佳境を迎える。
霊魂などのファンタジー要素が介入してきたが、結局はそれはミスディレクションで真相はSF要素の入った現代ドラマなのだ。
このシナリオの収束のさせ方は見事だ。
完全なる不意打ちをさせておきながら、いつもの伏線を散りばめることで展開に説得力を持たせている。
…かもしれない。



クリア時のMACHINE COMPLETEはこんな感じ。
type-EUROはMAXになったけど、他のChassisを選ぶ必要を感じなかったのでそのまま装備。
Engineは小中大のツインターボを付けてバランス良く強化。
特化した速さはないが下から上まで満遍なく伸びるのでどのコースでも戦える。
WANGANでも320kmを出せたので最高速も必要十分は揃っている。

余談
登場したキャラ
・ウォン・リー
度々姿を見せていたWON-TECの社長。
…なのだが、どうにも印象が薄い。
もっとも、特に何もしていないのだから印象が薄くて当然か。
何よりもWON-TECの偉い人=シュナイダーの印象が強すぎる。何せ黒幕だし。
走らない人は扱いが悪いのがレーラグ世界なのであった。


この夜の謎

・DARKNESS GP参戦者
横浜最速攻略本によるとDARKNESS GPに出場したのは、
DiabloZeta=藤沢先輩、NIGHTMARE=トゥルース、Scuderia12=ラッシュ、HighwayStar=石川兄らしい。
何で石川兄がいるんだ?
石川兄もDriverではあるが、何故…
…WON-TECは人材に困っていたのかもしれない。

・石川兄がDriverになった理由
石川兄がDriverである以上はDiabloを服用しているのだろう。
あの石川兄が相当に速くなっていることからもそれは明らかだ。
だが、石川兄はかつて沢木や難馬にDiabloを(間接的にではあるが)渡している。
石川兄はDiabloの危険性を十分に把握していたはずだ。
リスクを冒さず楽して儲ける。それをモットーとする石川兄がDiabloを服用するのだろうか?

あるいは石川兄にはDiabloの正体を知らされてはいなかったのかもしれない。
というよりも、そう考えるのが妥当だろう。
DiabloはWON-TECにとってトップシークレット中のトップシークレットだ。
石川兄如きに教えてやる必要など存在しない。
事実、石川弟はDiablo最大の副作用である【声】のことを知らなかった。石川兄も知らないと見るのが妥当だろう。

信用のならない走り屋である石川兄はWON-TECに近づきすぎた。
今のところは大きな問題はないが、後々WON-TECと走り屋の関係を言い出されると困る…
WON-TECは口封じと実験を兼ねて石川兄にもDiabloを服用させたことだろう
こうして石川兄に大金を渡し、車をDiabloTuneにする…こうして喜ぶ石川兄にバレないようにDiabloを適当な何かと偽って服用させる。
それだけで石川兄は本人の知らないところでDiabloの被害者となったのか。

石川兄の様子がおかしかったのもDiabloの副作用に違いない。
いきなり声が聞こえてくれば精神は摩耗する。
その状態でWON-TECに何かを吹き込まれれば、赤碕に消えてしまえとか平気で言い出してしまいそうだ。
同様に楠木もDiabloを服用させられたのだろう。

・石川兄の登場車種
横浜最速攻略本の記述を公式のものと信じる限り、石川兄はHighwayStarに乗っている。
だが、11thNightの本牧埠頭では石川兄はDiabloGTRに乗っているとの情報がある。
どっちが正しいのだろうか。
単純至極な答えとしては11thNight以前まではDiabloGTRに乗っていて、DARKNESS GPではHighwayStarに乗り換えたのだろう。
石川兄はWON-TECから車…あるいは多額の資金を提供されているようだ。
自分のマシンにこだわりのない石川兄にとって(何度も乗り換えていることからそれが伺える)、
高級スポーツカーを渡されれば喜んで乗り換えるに違いない。

・藤沢先輩が敵対した理由
怪我は大丈夫なのかよ!?というツッコミは置いておこう。
あれだけ仲間思いの藤沢先輩が、どうして赤碕に敵対するような行いをしたのだろうか。
消えるまでとかひどいことも言っている。

藤沢先輩はWON-TECと直接繋がっているわけではないだろう。
あくまでも葵繋がりでWON-TECと繋がっているはずだ。
その葵から藤沢先輩は横浜最速伝説の真相を聞かされる。
赤碕が真の横浜最速の男(青崎)で、同時に葵は青崎を蘇らせるProjectに関わっている…
葵はD-Projectに関わったことに強い罪悪感を感じていた。
その様子を見た藤沢先輩はせめて自分も同じ罪を背負うことで、恋人の重荷を少しでも軽くしてやろうと思い、赤碕と敵対…
事情としてはこれが妥当であろうか。

また、赤碕が真の最速の男と知った時、藤沢先輩は何が何でも勝負してみたいと思ったかもしれない。
少なくとも平常時の藤沢先輩だったら絶対にそう思う。
一つは恋人のため…もう一つは走り屋としての本能に従ったために赤碕と敵対したのだろうか。
いずれにせよ一筋縄ではいかない事情があることは間違いない。

・赤碕を操った青崎がDiabloTuneの倉庫に辿り着いた理由
何故、あそこで倒れていたのだろうか。
あそこは赤碕にも青崎にも知る由のない場所のはずだ。
もしかして、10年前にDiabloZetaがあそこから出撃していたのを見たことがあるのだろうか。
いや、DiabloZetaがあそこにあったのかは激しく怪しいけど。

WON-TECの連中に連れてこられただけ、ということはないはずだ。
少なくとも石川兄と楠木の口ぶりからはそうは思えない。
まぁ、青崎のことだから思わずあんな場所に行ってもおかしくはないが。

・Diabloの効能
ある意味、レーラグ最大の謎だ。
恐怖を抑えることが速く走るということに直結するのであろうか。
そりゃあ恐怖を抑えることが出来ればコーナーに思い切って突っ込める。
それ以外にも様々な場面で躊躇をなくすことが出来ると、タイムの向上に繋がるかもしれない。

だが、問題は根本的なテクニックをそれで補えるか否かだ
いかに恐怖を抑えて走っても、技術が伴わなければ意味がない。
恐怖がなくなることが速く走ることには直結しない。事故ってもしょうがないことだ。
WON-TECも馬鹿ではないから、ある程度の技術を持った走り屋をサンプルに選んでいたことだろう。
だからといって10年前の当時最速であった織田や等々力を凌駕するほどになるのか?

もしかして、DiabloZetaの性能がとんでもなかったのだろうか。
事実、とんでもない性能を誇っている。
並みの走り屋ならビビってしまう速度でも、Diabloの効能によって恐れずに走れる。
もしかしたら、Diabloで速くなったのではなく、Diabloを服用することでDiabloZetaの能力を引き出せただけの話かもしれない。

事実、Diabloを服用すれどDiabloTuneではなかった沢木は脅威というほどの速さを持っていない。
YOKOHAMA GP後に戦った藤沢先輩だってそうだった。
ローパワーの車をテクニックで走らせるのではなく、度胸で走らせるような危険なハイパワーの車を乗る時にDiabloは効果を発揮しそうだ。
そんなわけでDiabloで速くなるのはありえなくもない、と思われる。
DiabloというよりもDiabloZetaで速くなっているとしか思えないけど。


前へ  次へ
DRIVING YOKOHAMA FOREVER TOPに戻る