EPISODE3 夜にすれ違う



今回も金子彰史は一切自重しないぞ!
自重しなすぎて視聴者ついて来られるのか?
生粋の金子信者(私とか)は10年以上もの貯金があるからイケてるけど、そうじゃない人たちは大丈夫か?
そう考えていた時期が俺にもありました。
置いてけぼりにする気が満々だ。
考えるな! 感じろ!




さて、回想から始まる。
ノイズを次々になぎ倒す翼とは対称的に響はノイズ相手に逃げ惑うばかりだ。
前回見せたライダーキックは何だったのか。
やっぱり、精神的にも技術的にも素人ということか。

「一月経っても噛み合わんか……」

それを見て弦十郎はこう呟く。
翼は先輩らしいフォローをまったくしていないことがわかる。
噛み合う噛み合わない以前の問題か。
響がノイズとの戦いを志して1ヶ月。
未だ二人には溝があるのだった。

ついでにノイズさんは昼夜も場所も問わずに出没していることがわかる。
お花畑にも出現しているよ。
やたら可愛いからってそんなメルヘンなところに出ないでも。
これだからあんたらは空気を読めるって言われるんだ!



「そのレポートさえ提出すれば追試免除なんだからさ」

さて、空気の読めない響はレポートを書いていた。
ノイズとの戦いと並立しているからか、相当にお疲れの様子だ。
また、未来の言動から追試の危険性に追われていることがわかる。
原因がノイズによるものか、それとも元々なのか、いずれにせよ響はリディアンでの成績が良くないようだ。
第1話でもリディアンに入学できたことを大したものだと言われていたしやっぱり後者なのか。
響の歌唱力も……いや、あえて言うまい……



「最近、何だか疲れているみたいだけど……」

「へいき……へっちゃら……」


また、WAネタだ!
WA2のリルカのへいきへっちゃらを響が言った。
3回目ともなれば慣れたものである。
やっぱり、WA6だ、このアニメー!

夢現の中で前回のラストで翼に喧嘩を売られたことを思い起こす。
シンフォギア同士の戦いか?
ライダーバトルか!?
特異災害対策機動部二課は揺れる。了子だけ青春だと楽しんでいる。



「私があなたと戦いたいからよ」
「私はあなたを受け入れられない」
「力を合わせあなたと共に戦うことなど風鳴翼が許せるはずがない」

ダメ先輩丸出しだ!
拒絶の意志を丸出しにされては空気を読めない響も怯まざるを得ない。
しかし、JK離れした口調だ。
第1話はわりときゃぴきゃぴしていた気がするんですけど。
やはり、奏を失ったことから自分を律するようになったことが伺える。



「あなたもアームドギアを構えなさい」
「それは常在戦場の意志の体現」
「あなたが何物を貫き徹す無双の一振り」
「ガングニールのシンフォギアを纏うのであれば胸の覚悟を構えてごらんなさいッ!」

何なのこの人!?
いきなりタイムスリップしたかのような侍口調だよ!
常在戦場とか普通言わない! 翼はそんなこと言わない!
前言撤回! 奏とか絶対関係ねーし!
元からこんな空気というか時勢というか時代を読まない口調だよ、この人!
金子節炸裂しまくりですね。こいつらは書き言葉で話す。

というか、奏も奏で安土桃山じゃあるまいしその口調はないだろうとか突っ込まなかったのか?
ツヴァイウィングのインタビューでいきなり常在戦場とか胸の覚悟とか言い出したらどうよ。
ファンの腹筋が崩壊してしまうよ。
翼はやることもイロモノなら語ることもイロモノだ。
そりゃカポエラするよ……いや、侍はカポエラしないけど。

ともあれ、常在戦場の意志の体現、アームドギアを響は構えていない。
アームドギアってなんぞ? という感じだが、単純に考えて翼の刀や奏の槍といった獲物のことだろう。
響が素手なのは個性ではなく、胸の覚悟を貫き徹せぬ半端物ということか。
響のガングニールが欠片ではなく破片なのが影響しているのかもしれない。
OPでも響は素手だし、響がアームドギアを構えた時が物語が大きく動く瞬間か。



「わたし、アームドギアなんてわかりません……」
「わかってないのに構えろだなんて、それこそ全然わかりませんッ!」


いきなり、専門用語を並べ立てられ、響はわからないわからないなと答えるより他ない。
この辺のフォローなりがまったく足りないのが二人が噛み合わない理由か。
わからないのはアンタのその口調だよとは言わないのが優しい。
普通に傷付きかねないし。



「覚悟を持たずにのこのこと遊び半分でいくさ場に立つあなたは」
「奏の……奏の何を受け継いでいると言うのッ!!」

痛いところを突く翼であった。
響は動揺する。
ノリと軽い気持ちで戦いに赴いたのは事実だ。
いくさ場とか言って笑いを誘うのはあえて無視しておこう。

翼は響を奏の後継者として見ている。
でも、響には奏の後継者としての自覚はないし、そもそもそういうわけでもない。
偶然、奏と同じギアを身に纏っただけだ。
そこも二人が噛み合わない理由か。
一度、腹を割って話し合ってみたらどうか。
時代がかったことばかり言われて、響は理解できずに困るかもしれないが。




あれだけ言ってさらに翼は飛んで必殺技「天ノ逆鱗」を放つ!
結局、喧嘩する気満々なんだ、この人。
ものすごい扱いづらい人だな。
奏はものすごい翼の操縦が上手かったんだろうな……

「天ノ逆鱗」は跳躍の後、刀を投擲、巨大化。
それをライダーキックで蹴り出す必殺技だった。
第2話でキングジョーノイズを倒したのもこの技か。
ライダーキックの部分はいらないとか言っちゃいけない。
ギャグにしか見えないが翼は歌っているし本気だ。
本気で響に必殺技を撃っている。

ともあれ、天ノ逆鱗の破壊力は高そうだ。
蒼ノ一閃よりも強そうだぞ。
響、大ピンチだ。
アームドギアどころか必殺技さえ持たぬ半端物は大丈夫か?




「――オラァッ!!」
「フンッ!!」
「ウオオオオオォオオッ!!!」


その止め方はねーよ!
拳で止めたよ、この人!
止めなきゃいけないとか言っていたけど、この止め方は想像もできなかったよ!
翼の侍口調で笑わせて、天ノ逆鱗で吹き出させて、トドメにこのパンチで腹筋崩壊ですよ。
正直、この流れはズルすぎる。
WA4のガウンといい金子彰史作品のおっさんのパンチ力はいつも異常だ。

ともあれ、すげーパンチだよ弦十郎さん。
天ノ逆鱗を見事に破ったよ。しかも、生身で。
もうこの人が戦えばいいんじゃないだろうか。
生身パンチでこの破壊力なら、ノイズ程度一網打尽にできるだろう。
炭化する問題に関してはあれですよ。
響をアームドギアにすりゃあいいんです。

逆に捉えるとこれほどの強さを持つ人間でさえノイズには敵わない。
シンフォギアシステムはそれほど重要だと言うことだ。
シンフォギアは戦闘力よりもノイズに対抗できることの方が大きい。

ついでに響の翼の喧嘩を確認、現場に駆けつけるまでが異常に速い。
が、こんなパンチを撃てる男なのだから別に不自然ではない。
むしろ、自然!
こんな人を叔父に持っているのだから、翼がバイクから飛び降りて超ジャンプできたわけだ。

にしても、道路が崩壊している。
ノイズとの戦いで負った被害ならまだしも、私闘によるものだ。
これはイカんでしょ。
いや、まぁ、ウルトラマンが怪獣を転がすなと言っているようなもんですが。



「この靴、高かったんだぞ」
「一体何本の映画を借りられると思ってんだよ」

レンタル基準ならそう高くはないんじゃ……
つーか、おっさん、素足だよね?
素足だよね!?
何というか、金子彰史だ。
メガトンパンチを持つ素足のおっさん……
趣味丸出しじゃねーか!
いや、金子彰史の趣味を取り除けば、このアニメには百合しか残りませんけど。



「泣いてなんかいませんッ!」
「涙なんて流していません……」
「風鳴翼はその身を剣と鍛えた戦士ですッ! だから……」

メガトンパンチと天ノ逆鱗で壊れた水道管から水が雨となって降り注ぐ。
翼は……泣いていた。
相当に今の翼は不安定らしい。
奏のことを響が思い起こさせたからか。
2年経っても翼の傷は癒えていない。戦うばかりで言える暇がなかったのだろうか。



「わたし、自分が全然ダメダメなのはわかっていますッ!」
「だから、これから一生懸命頑張って奏さんの代わりになってみせますッ!!」


うわ、この人、躊躇わずに特大地雷を踏んだ!
そりゃビンタを食らう。
二人の溝は決定的なものとなった感がする。
響は奏を戦力として捉えているかもしれないが、翼にとっての奏は精神的な支柱だ。
この辺も噛み合わない。
やっぱり、酒飲んで話あってみたらいいんじゃ……
そうはいかないのがJKの辛いところか。

翼の涙は響も見ていた。
その涙の意味を響に知る由はない。
が、響の心には刻み込まれていた。



一方で翼はチャドーの呼吸中だ。
……想像以上に浮世離れしている。
そりゃ常在戦場だしいくさ場だ。



「どこだ……翼……真っ暗で……お前の顔も見えやしない……」
「悪いなぁ……もう一緒に歌えないみたいだ……」

「どうして……どうしてそんなこと言うの……ッ! 奏は意地悪だ……ッ!」

「だったら翼は泣き虫で弱虫だ……」

「それでも構わないッ! だから、ずっと一緒に歌って欲しいッ!!」

「知ってるか翼……思いっきり歌うとな……すッげえ腹減るみたいだ……」

翼は奏の最期を思い起こす。
二人にとって歌は絆の象徴のようだ。
二人いればどこまでも飛んでいける。
それが一人になれば……今の翼の脆さからどういうことなのかが垣間見える。



「全ては私の弱さが引き起こしたことだ……」

「わたし、このままじゃダメだよね……」
「しっかりとしないといけないよね、今よりも……
「ずっと、きっと、もっと――……」


響と翼は己の弱さを感じる。
弱いからすれ違うのか、すれ違うから弱いのか……
奏が間にいれば良かったのだが、そうもいかないのであった。

さて、響は未来と流れ星を見る約束をする。
それは未来からのお願いである。
OPで流星に手を伸ばしていることから、未来の趣味は天体観測なのだろうか。
しかし、乙女チックというかロマンチックというか、デートする気満々だ。
そういう人がいるだけでも響は幸せか。



二課のミーティングでノイズの1ヶ月間の発生地点がまとめられる。
響が言う通りに「いっぱい」だ。

そのノイズについての情報が語られる。
無感情で機械的に人間だけを襲う。
襲われた人間は炭化してしまう。
時と場所を選ばず出現、周囲に被害を及ぼす。
ノイズの発生が国連の議題に上がったのは13年前。
観測そのものはずっと前からあり、神話や伝承でも確認できる。
設定通りの情報だ。

また、ノイズの発生率は高くはない。
そのため、この1ヶ月の出現率は異常で何らかの作為が働いている……
そう了子は踏んでいた。

「中心点はここ、私立リディアン音楽院高等科、我々の真上です」
「サクリストD、デュランダルを狙って
  何らかの意志がこの地に向けられている証左となります」

サクリストDにデュランダル……なんじゃいそりゃ。
2年前のライブでもノイズが現れた。
聖遺物を狙う性質でもあるのだろうか。

で、そのデュランダルは二課よりもさらに下層……
ABYSSと呼ばれる最深部で研究が行われているほぼ完全状態の聖遺物のことだ。
ABYSSですよ、ABYSS。
WAシリーズの隠しダンジョンの恒例だ。
まぁ、偶数シリーズには登場していないため、登場率50%程度なのですが。

完全状態の聖遺物は響や翼の聖遺物とは異なり、一度起動させれば100%の力を発揮し続け奏者以外にも扱えるようだ。
つまり、デュランダルを弦十郎が使えば最強ということか。
無論、サポート目的での使用がメインとなります。
基本的には殴る。

が、起動には相応のソニックゲインが必要となる。
第1話で出てきた用語だ。
ソニックゲインが何なのかはわからないが、歌が生み出すエネルギーと見ればいいのか。
ライブでそれを高めて聖遺物を起動させようとしていたし、歌とそれを聞いた人間が持つエネルギーのことなのだろうか。

シンフォギアに頼らずともノイズに対抗できるのならば、それは人類史の革命になりかねない。
ライブで起動実験を行ったわけだ。
結果としては失敗して大爆発。
ノイズもやってきたし、相応のリスクは背負っていたがそれでもなお決行する意味があるのがわかる。

2年前は完全聖遺物の起動に失敗した。
が、今の翼の歌ならば……
だが、起動実験を行うのもそう簡単にはいかない。
アメリカが安保を盾にデュランダルの引き渡しを要求してきていた。
国際問題に発展しかねない。
また、アメリカがノイズの件に関わっているのではないかと陰謀論が立つ。
時を同じくして二課に対して数万回のハッキングが行われていた。
これらをまとめて一連のノイズ出没に作為があると見たのだろう。



「わたしたちを取り囲む脅威はノイズばかりではないんですね」

戦うべき相手はノイズだけではないのか、あるいは本当に戦うべき相手がいるのか。
漂う陰謀からは何も掴めない。
倒すべき敵を倒すだけで問題が解決しないのが金子彰史らしい。
金子彰史作品で戦うべき相手は敵以上に現実が抱える多くの問題だ。

で、ここで緒川慎次は二課兼翼のマネージャーであることが判明する。
翼は二課と歌手の二足わらじ、いや学生も加えれば三足わらじか。
事情に精通した協力者が必要となるだろう。

ここで翼はイギリスのレコード会社の話を断るように慎次に言う。
第2話で密かに触れられていた海外展開の話だ。



「私は剣 戦うために歌を歌っているに過ぎないのですから」

かつての翼にとっての歌は奏との絆の象徴に思えた。
が、今の翼にとって歌は戦うための道具に過ぎないらしい。
奏と共に観客を楽しませようとした姿は今は見られない。
奏の死は翼の何もかもを変えてしまったことが随所から伺える。



「ごめん……急な用事が入っちゃった……今夜の流れ星、一緒に見られないかも……」

「また、大事な用なの……?」

「うん……」

「わかった……なら、仕方ないよ 部屋の鍵開けておくからあまり遅くならないで」

翌日、響は無事にレポートを間に合わせる。
これで未来と流れ星を見られる……と思った瞬間、二課からの連絡が入る。
未来は響を責めない。
いい娘……だけどキャパを越えた時が怖いな。
響は翼と噛み合わず、未来とすれ違って大変だ。
上司に苦労して妻に苦労する社員みたいな……



で、通話が終わるまで待ってあげるノイズさんの空気読みスキルだ。
響も見習えばいいのに。
そんなに睨まないでも。
こいつら、実は感情があるんじゃないか?



今回の響はノイズを倒す気満々だ。
何せ約束を破らせた仇敵なのだ。
でも、腰入っていないへっぽこパンチだ!
目を閉じながら殴っているし、響は翼のように戦士ではないということか。
こりゃシンフォギアを纏っても弦十郎に勝てませんよ。
いや、あれには翼でさえ勝てない気はするが。
弦十郎に徒手空拳での戦い方を鍛えてもらえば、翼も認めてくれるかも。

こんなへっぽこパンチでも小型とはいえノイズは倒せている。
シンフォギアで身体能力がブーストされているとはいえだ。
炭化させ通常兵器が通じない能力以外はノイズの能力は低いことがわかる。
まぁ、こんな可愛らしいノイズさんが強いわけないよね。そうだよね。仕方ないよね。



今回のボスノイズはやや小型のブドウノイズだ。
実(仮)の部分は爆発する。
ノイズの攻撃パターンは接触による炭化だけではない。
シンフォギアとの戦いで学習、進化することがあるのか?



「見たかった……」
「流れ星、見たかったァッ!」
「未来と一緒にッ! 流れ星を見たかったァッ!!」
「うおおおおぉおおおおぉおぉおおッ!!!」


ブドウノイズの爆発攻撃でたがが外れたのか、怒りの響は犬歯剥き出しで大暴れだ。
先ほどのたどたどしい戦い方はどこへやら、次々にノイズを屠っていく。
奏譲りなのか、うおおおおと叫んでいるしわりとガングニールの後継者に相応しいんじゃないだろうか。
叫んだ時にハウリングが起きるのは面白い演出だ。



響が怖いのでブドウノイズは逃げ出す。
逃げ出すのかよ!?
こやつらはフォルムといい可愛さの何たるかを熟知している。




「あんたたちが……誰かの約束を冒しッ!」
「嘘のない言葉を……争いのない世界を……何でもない日常を……ッ!」
「剥奪すると言うのならッ!!」


響がキレた!
主人公にあるまじき壁パンの後に、第1話ラストで見せた凶悪な面構えだ。
第2話であっさりと引いたからただの引きかと思わせて、そうでもないらしい。
感情が高ぶればこのモードになるのだろうか。
しかし、口調に翼の影響が出ているような……



ぐにぃとかぶちぃとかそんな擬音が鳴りそうな原始的で力任せの戦い方だ。
鏖殺といった趣だ。
これは本当に弦十郎に武を学んだ方が……
ついでにもう完全に歌っていない。
シンフォギアは歌えば強くなるんじゃなかったか?
歌ではなく怒りで強くなるタイプなのか。
それとも明鏡止水の心で歌えということになるのか……
響にとっての歌は何なのか、まだわからない。
響の歌に意味が伴うのはこれからか。

この状態からすぐに元に戻る。
暴走?は長続きするものではないようだ。
第1話と第2話の間であっさりと収まったのもその影響か。



「流れ、星……?」

だが、響はブドウノイズを逃がしてしまう。
その時、見えたのは流れ星だった。
否、違う。
それは流れ星ではなく、翼だ!
……ヘリコプター飛び降り、バイク飛び降り、今度は流れ星とこの人は普通の登場はできないのだろうか。
というか、流れ星になるのはさすがに無理がありませんかね。
いちいちイロモノ臭い。



超高空からの蒼ノ一閃(技名は出なかった)で両断! そして、爆発四散!
ナムアミダブツ!
……やっぱり、爆発させる必要はあるのかなぁ。
響のノイズに対する攻撃意識の表れか?
いや、実際はただ爆発させたいから爆発させているんだろうけど。



「私だって守りたいものがあるんですッ!」
「だからッ!」

今回の戦いで響は自分の守りたいものを知った。
未来との約束を守る……
戦う理由がある。決して遊びではない。
けれど、翼の瞳は冷たい。
奏とのこともあるし、ノイズを仕留めきれない半人前が何を言っているんだと言わんばかりだ。
とりあえず、爆発四散させられないと……



「だからぁ?」
「んじゃ、どうすんだよぉ」

「ネフシュタンの鎧……ッ!!」


何かすごい人が出てきた!
全身ぴっちりスーツなのに下乳だけは出している。
何か……すげえ……
すげえ以外に言葉が出てこねえ……
凄さの方向性は暗黒聖闘士が出てきたくらいの衝撃と言えば鮮明に理解してもらえるかと。

ネフシュタンは翼にとっては因縁浅からぬ存在だ。
あの実験が発端となって奏が命を落とした。
そのネフシュタンを纏った聖闘士……じゃなくて、適合者が現れたとなれば平静ではいられない。
響の問題を引きずっているというのに、また新しい火種が放り込まれてしまった。

これが噂の雪音クリスなのだろうか。
OPを見る限り、普通の美少女然としていたのに口調は大分トゲがある。
やっぱり、イロモノなのだろうか。
もはやこのアニメに普通の美少女を期待してもどうしようもないんだけど。
翼もトンデモナイイロモノとして開花しちゃったし。
次回へ続く。


自重するどころか毎回金子彰史のノリがひどくなっている!
そんなシンフォギアでした。
いや、自重するわけがないんですけどね。
常在戦場の意志の体現にしていくさ場だッ!
WAネタも随所に見られるし何か信者にゃ本当にご褒美のようなアニメだ。

毎回毎回ネタが尽きないし新キャラも出てきた。
視聴者を休ませる気が一切見られない。
今回のメガトンパンチなんて劇薬と爆薬を同時に導入したような感じだ。

さて、新たなシンフォギアン……あいや、適合者が現れ、新しい聖遺物ネフシュタンが出てきた。
第1話の様子を見る限り、ネフシュタンは大型だった。
完全聖遺物のひとつと見てもいいのだろう。
欠片の天羽々斬、破片のガングニールでも十分な効力が確認できている。
次回は完全聖遺物の力を見られるのだろうか。

とりあえず、次回の冒頭でクリス(仮)が響と翼に襲いかかる。
そこで弦十郎が再びメガトンパンチで助けに来る!
そんな展開でどうでしょうか。
もうメガトンパンチやるだけでオチがつくんじゃないだろうか。

しかし、わかっちゃいたけど目が離せないというか、目を離さないでいても超暴投するアニメだ。
キャッチャーに向けて投げたら、何故か相手の監督にデッドボール食らわせていたりする。
(あ、テニプリで似たようなことをやっていたな、監督殺し)
金子彰史は野球好きだし、ここから先は野球ネタが混ざるかも。
いきなり野球を始めてもそれは超展開ではなく、むしろ必然ですので以後ヨロシク。


シンフォギア感想トップに戻る TOPに戻る