漫画版シンフォギア #.06



・あらすじ
任務を失敗したクリスはフィーネから電流を受ける。
それはクリスの肉体に食い込んだネフシュタンを除去するための処置であったが、クリスにぶつけられる言葉から仕置きの側面も感じ取れた。
クリスを用済みと感じたフィーネはクリスが信じる正義を否定し、ネフシュタンを鎧い襲いかかる。
失意のままクリスは逃走するのだった。

一方、二課では倒れた翼が全快し、すれ違ったままだった響と向かい合う。
自分の意志で誰かを助けたい。守られたことを負い目にしたくない。
響の言葉とその想いを認めた翼は共に戦う仲間として手を伸ばす。
それは自殺衝動かもしれないと、かつての自分の姿を重ねながら。

翌日、響と未来は迷い猫の看板を見つけ、それを捜索することにする。
遅刻も厭わず猫を探そうとする響に対し、未来は学校に仮病を伝えサボると意外な行動力を見せる。
2人で仲睦まじく猫を探しているとやがて目的の猫を木の上に発見する。
響は木の上に登り猫を捕まえるが、その時に体勢を崩し落ちてしまう。
その時に素早く姿勢を立て直す響に未来は驚きながらも、2人で笑い合う。
そして、未来は人助けをする響を助けたいという、自分の心を伝えるのだった。

やがて日は暮れて2人で帰路に就く。
その途中で町の裏路地に倒れる捨て猫を、雪音クリスを発見するのだった――

・キーポイント
-オリジナルエピソード
第6話は一部アニメ版のエピソードを含みながらも、大筋はオリジナルエピソードとなっている。
響と未来の仲睦まじい日常が描かれている。
響のためなら学校をサボることも厭わない辺りに未来の想いの強さが感じ取れる。

-翼の響へ向けた言葉
響の前向きな自殺衝動に自分の姿を重ねている。
翼自身が同じ境遇にあったからこそ、響に何か感じるものがあったのか。
また、アニメ版ではこのことを軽く触れたくらいだったが、漫画版では忠告もしている。
響の覚悟を確かめたアニメ版と響の歪みに触れた漫画版となっている。

-未来の響に対する気持ち
アニメ版では響の心配をしていたシーンが多かったが、漫画版では響を助けたいという気持ちを語っている。
響と未来の関係がより掘り下げられている。
漫画版はこうした描写がアニメ版よりも多くなっている。

-クリスの電流責め
漫画版ではネフシュタンを除去するための処置だと作中で語られ ている。
そこはそんなに強調しないといけないものなのでしょうか……


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