漫画版シンフォギア #.08
・あらすじ
翼はフィーネと相対する。
かつてネフシュタンに圧されていた翼だが、今はフィーネと互角以上に渡り合う。
もう何も失うものかと決めたのだ。
その決意で翼は戦場に立ち、その決意をフィーネは嘲笑う。
力で圧倒しようとするフィーネに対して、翼は逆羅刹でノイズを払い、さらに千ノ落涙を一点収束一撃を放つ。
研ぎ澄まされた鋭さは剣の名に恥じず、未知の強敵に優勢を得る。
止めの一撃を放とうとアームドギアを振りかぶった時、翼の目の前にいたのはネフシュタンを鎧ったフィーネではなく了子だった。
困惑し腕を止める翼に了子は拳を叩き付ける。
本来、防御に用いるはずのバリアを攻撃に転用し放たれた一撃は翼に甚大なダメージを刻む――
一方、翼に救われたクリスを保護する響たちだったが、ノイズではなく人と人にその心が揺れ動く。
未来が見たのは戦場に舞う翼だった。
疑問を浮かべる未来に対し、答えられない響。
そして、自分が引き起こした災禍に心を抉られるクリスだった。
クリスは罪という逆風に抗えずはぐれたノイズが迫っても逡巡するばかりで踏み出せない。
その窮地を救ったのは響だった。
未来とクリスを守るために装者であることを隠さずにガングニールを鎧う。
友人が抱えていた秘密に未来は動揺する。
されど、戦装束を鎧った以上は立ち止まれない。
響はごめんと言葉を残し踏み出していく――
・キーポイント
-オリジナル展開
第7話からだがアニメ版の展開を部分的に取り入れながらも漫画版オリジナルの展開になっている。
翼とフィーネの戦いが大分繰り上げられている。
漫画版はノイズとの消化試合が少ない一方で強敵とのバトルが多くなっている。
-逆羅刹
ついに漫画版でも逆羅刹が出た!
翼を象徴する必殺技だけに喜びもひとしおである。
そして、千ノ落涙を収束する一撃は漫画版オリジナル技だ。
こうした応用力に翼の技術の高さを感じ取れる。
ところであれって天ノ逆鱗とどう違うのだろう。大きさが変わらないようだから威力もさほど変わらない気が……
翼の技を知るフィーネが相手だからこそ、変化球となったのだろうか。
-バリアパンチ
バリアを攻撃に応用するのはWAシリーズの伝統である。
その伝統が漫画版で爆発だ。
なお、バリアパンチを使うのもアースガルズである。
-クリスの葛藤
クリスはギアを纏うことに迷いを覚えている。
わりとすんなり着込んだ男らしささえ漂うアニメ版とは違っている。
シンフォギアGからのリボンも付けているし、漫画版のクリスは女の子らしさがアップしている。
アニメ版で固まったイメージが反映されたのだろうか。
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