漫画版シンフォギア #.12



・あらすじ
クリスの絶唱によってカ・ディンギルの一撃は逸らされ、月のごく一部を穿つに留まる。
そのために生命を差し出したクリスは流星となり墜ちていく。
響はクリスを失い未来にも拒絶された現実に耐えられず、戦意を喪失しシンフォギアを解いてしまう。

「お前らの命などたかが知れている!」
「安さが爆発しているんだよ」
「雪音クリスも! 天羽奏も!」

フィーネは散った生命を嗤い次弾の装填を開始する。
翼は湧き上がった激情のままに天羽々斬でフィーネを両断するのだが、両断されてなお生命活動を終えないどころか、
切り裂かれた身体を再構成し幾重にも分かたれながら襲いかかるフィーネに圧倒される。

その時、翼もまた絶唱を絶唱(うた)うのだった。
幾重にも残像を残しフィーネにさえ捉えられない動きで戦場を駆ける。

「あの時のような広域放出などではない!」
「十全に練り上げアームドギアより百裂する高機動の刃!!」
「知らぬお前ではあるまい!」

聖遺物天羽々斬の真の絶唱である『絶唱・天羽々斬真打』はフィーネを粉微塵に切り裂く。
しかし、空蝉を統合したフィーネの再生力は絶唱さえも上回り決定打にはならなかった。
だからとて、絶唱は前哨――
真の狙いはフィーネという壁を越えること。カ・ディンギルを撃砕すること。
翼はかつて奏が羽撃いたように命を燃やすのだった――


・キーポイント
-安さ爆発
アニメ版ではクリスが叫んだ安さ爆発だが、漫画版ではフィーネが叫んでいる。
語彙が似ている2人である。
巻末を見るにクリスの言葉使いは両親の影響があるようだが、フィーネの影響もありそうだ。

-絶唱・天羽々斬真打
アニメ版では1度も使われなかった正しい形での絶唱である。
超高速移動からの一閃というスピードタイプだ。
翼の格好良さが爆発している漫画版の名シーンとなっている。必見。

-分裂フィーネ
やりたい放題である。
アニメ版でやっていたらちょっと笑いどころになっていたかも?


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