風鳴翼語録G

私が鞘走るのを、躊躇うと思ったか。


「不承不承ながら了承しましょう」 (第1話)
控え室で武士のような佇まいを見せた後の台詞である。
韻を踏んだ美しい翼語もとい防人語は健在である。
また、戦うことしかできないと言った第1期とは異なり、あえて戦わない道を選んだ点に響たちへの信頼と風鳴翼の成長が感じ取れる。

「見せてもらうわよ 戦場に冴える抜き身のあなたを」 (第1話)
翼さんではなくマリアの台詞。
ライブ開始と同時に戦場に抜き身と相手を威圧するマリアもまた防人だ。
黒いガングニールであると共に黒い防人である可能性は高い。
そして、翼さんはジョジョ立ちで応戦しました。防人の戦いはまさに共演にして競演にして饗宴にして狂宴である。

「そうとでも言えば私が鞘走るのを躊躇うとでも思ったかッ!!」 (第1話)
戦場と化したライブ会場で言うことはただひとつ。
防人語だけである。

「何……だと……」 (第1話)
防人驚愕。

「ガングニールのシンフォギアは貴様のような輩に纏えるものではないと覚えろッ!!」 (第2話)
覚えろと締めるのが防人。
地味に響のことを認めているのが胸が薄くなる。あいや、熱くなる。

「決別だ」
「歌女(うため)であった私に」
(第2話)
歌女である。UTAME。
さらりとこういうことを言い出せる防人さんはいつ時代に生きているのだろうか。

「聞くがいいッ!」
「防人の歌をッ!!」
(第2話)
UTAMEで笑わせてSAKIMORIで熱くさせる。
防人の剣は2段構え。

「いざ推して参るッ!!」 (第2話)
防人アクションで場を熱くさせてからのこの一言である。
これだから翼は格好いい。あと笑える。言い方を丸くすると面白い。

「ようやくお墨を付けてもらった」
「これが私のガングニールッ!」
「何物ものを貫き徹す無双の一振りッ!!」
(第2話)
新たな防人、マリアの叫びである。
何物ものを貫き徹す無双の一振りはかつて翼自身が使った言葉だ。
「お墨を付けてもらった」という言い方も「逆さ鱗に触れた」に似ていていい。
マリアも防人の資格十分!
ここまで言ってアームドギアはノイズに使ったくらいなのだが。

「だからとてッ!」
「私が引き下がる道理などありはしないッ!!」
(第2話)
防人語には防人語、防人VS防人!
第1期で防人に慣らされた適合者一同は大層盛り上がったことだろう。
初見の人にとっては(言葉遣いが)異次元バトルではあるが。

「話はベッドで聞かせてもらうッ!!」 (第2話)
それなりに扇情的な台詞のはずなのにこれっぽっちもエロさを感じない。

「見下ろしてばかりだから勝機を見落とすッ!」 (第2話)
見下ろすと見落とすをかけた美しい防人語である。
随所で韻を踏むのが防人語なのだ。

「これが私たち、防人の務めです」 (第3話)
さりげなく響とクリスも防人にされた。
そろそろ、響も戦場(いくさば)と言わないと翼に怒られるかもしれない。

「この剣――可愛くないッ!」 (第4話)
自称のみならず他称にもなった剣である。
やったぜ。

「何のつもりの当てこすり――」  (第5話)
いかに日常と言えど不穏があれば即防人語を使う。
風鳴翼である。

「古風な真似をッ!」
「決闘の合図の狼煙とはッ!」
 (第5話)
本日のお前が言うな大賞。

「かかる危難は全て防人の剣で払ってみせます」 (第6話)
剣モードに入った翼の一言である。
ここからかつて秘めていた面倒くささが蘇る。

「手強い相手を前にしていちいち暴走しているような
  半人前をまともな戦力として数えるなと言われたのだ」
「戦場(いくさば)に立つなと言っている」
「足手まといが二度とギアを身に纏うなッ!」
 (第6話)
この面倒くささが風鳴翼である。
シンフォギアGになって良い先輩になっただけにこの面倒くささが懐かしくも愛おしい。

「たかがしれている立花の助力など無用だッ!」 (第6話)
面倒臭いですね、この人(にっこり)

「クッ! 何処だ……何処に消えたTVのリモコンッ!」
「リモコンが見つからなくて放映を見逃した君には、
 今すぐ部屋を片付けるか、Blu-ray&DVDの購入をお勧めする」
「防人からの提案だ」
 (CM)
これが公式が病気である。

「涙など剣には無用……」
「なのに、何故溢れて止まらぬ……ッ!」
「今の私は仲間を守る剣に能わずということかッ!?」
(第8話)
ホントめんどくせーなーこの人(褒め言葉)。

「愉快でいられる道理がないッ!」
「F.I.S.のこと、立花のこと、そして……仲間を守れない私の不甲斐なさを思えば……ッ!」
(第9話)
窮地になるほど面倒臭くなる人である。

「雪音」
「腹を割って話すならいい加減名前くらい呼んでもらいたいものだ」
(第9話)
アンタも名前で呼べばいいのではないでしょうか……

「案ずるな」
「独りでステージに立つことには慣れた身だ」
(第11話)
漂白された時の風鳴翼は格好良いと再認識させる名台詞である。
マリアさんも漂白されろ。

「「戦場(いくさば)で何を莫迦なことをッ!!」」 (第11話)
切歌と調、まさかの戦場デュエットである。
つまり、この2人も防人の資格十分。

「その沈黙を私は答えと受け取らねばならないのかッ!」 (第12話)
相手が何も喋らないなら1人で盛り上がる。
それが防人道。

「首根っこ引きずってでも連れ帰ってやる」
「お前の居場所――帰る場所に」
「お前がどんなに拒絶しようと私はお前のやりたいことに手を貸してやる」
「それが片翼では飛べぬことを知る私の――」
「先輩と風を吹かせる者の果たすべき使命だッ!」
 (第12話)
後輩を支える先輩としての生き方をついに翼は手にした。
防人は進化する。

「行くぞッ!」
「この場に槍と弓――そして、剣を携えているのは私たちだけだッ!」
(第13話)
かつての奏の言葉とほぼ同じものである。
奏の位置に翼は達したのだ。
あと剣を大トリに回しているのがちょっとズルい。

「セレナァァァァアアアアッ!!」 (第13話)
アンタ、どんだけセレナ大好きなのよ。


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