戦姫絶唱しないシンフォギア前編
シンフォギアで日常モノをやるという無謀をやってのけたのが戦姫絶唱しないシンフォギアだ。
シンフォギアの可能性を広げている適合者必見の内容である。
本編はシリアス続きなので清涼剤として大きな効能を持っている。
いや、シリアスなギャグはマジガチで半端なく多いけど。
そして、金子彰史が吐血していることは間違いない内容である。
でも、本人はノリノリだったみたいデスね。36個もネタがあったとか。(社長ブログ)
あの社長、照れ隠しで嫌いなキャラを挙げたりしてたし、けっこうテレるタイプデスよね。
WAシリーズのインタビューでもキャラのことを語るのは恥ずかしいと言っていたし。
そのわりにどう見てもノリノリで語っていたけどな!
そんな戦姫絶唱しないシンフォギア(以下、しないフォギア)の内容に軽く触れたい。
BD特典なのでエピソードの仔細は語らず、各キャラの動向を触れる程度にしておきたい。
興味を持った方は是非円盤を買っていただきたい。
(戦姫絶唱シンフォギアG 5(期間限定版) [Blu-ray])
しないフォギア単体での面白さはもちろんとして、エピソードの補完も行われている。
買うだけの価値はあるぞ!
もちろん、しないフォギアが封入されている巻だけじゃなく全部買う価値があるぞ!
では、前編ということで第5巻に封入されたしないフォギアから。
第6巻の後編は次回に。
・立花響
本編でも調子の外れた明るさを持つキャラだったが、その勢いはしないフォギアでも健在!
よりコミカルになったしないフォギアではその持ち味をさらに活かしていると言えるだろう。
しないフォギアでは未来に逢いたいと人目をはばからず叫ぶ他、未来にお金を借りていたりと意外な一面も明らかになる。
それでも他の面々と比べると概ね本編通りのイメージだから、相対的に常識人に見えてしまう。
同性同士の触れ合いをごく普通にやってしまう辺り、未来やクリスを赤面させてしまうのかもしれない。
本人はその辺鈍感なので周りの動揺にちっとも気付いていないのだが。
・風鳴翼
翼は本編でも(シリアスな)笑いを幾度も提供してきた。
その持ち味はコメディのしないフォギアにピッタリだ。
そんなわけで天然を爆発させるのだった。
クリスのことを気遣ったり独りぼっちなのを心配したりと先輩らしい一面も見せている。
まぁ、気遣った時は本気で不気味に思われたわけだけど。常在戦場。
そして、しないフォギアでの大きなエピソードはクイズバラエティへの出演依頼である。
翼の防人知識(と一般常識の欠如)が披露されるぞ!
しかし、防人だ常在戦場だと出題されるクイズバラエティってなんぞ。
なお、クリスにはバイクを乗り捨てていると思われていたらしい。
わりと堂々と乗り捨てているから、その見方は間違っていないかも。
・雪音クリス
みんなが自重しなくなったから振り回されることになった。
本編ではなかなか見られなかった日常におけるクリスが描写されている。
3人の中では比較的常識人なんですね、クリス。比較的。
しないフォギアでわかった設定では二課の提供によって自由とプライバシーが保障されていない一人暮ししていることだろう。
てっきり風鳴一族の世話になっていると思ったが違うようだ。
また、しないフォギア前編の最後を飾るエピソードは雪音クリスの両親への想いと皆への想いが現れており、
クリスの優しい一面に触れることができるコメディ揃いのしないフォギアには珍しい「いい話」だ。必見。
なお、クリスの歌の歌詞がアレなことが作中人物にも突っ込まれる。
やっぱり、アレなんだ。
そして、クリス本人は翼の歌の歌詞に突っ込む。
やっぱり、アレなんだ。
・小日向未来
どうみてもガチレズ。
ガチです。この人、ガチです。
とにかく、響ラブ!
どんだけ好きなんだってこんだけ好きなんだよという勢いだ。
そんなわけで響大好きをいちいち炸裂させるぞ。
しないフォギアで一番自重していないキャラである。
未来の響への想いはシリアスに傾倒しがちだったが、しないフォギアでは何の後腐れもなく後味抜群だ。
代わりに大切なモノも失った気がするが、まぁいいでしょう。
あと意外に毒舌であることも判明する。
クリスをノックダウンさせるほどの破壊力だ。
そして、そのツケは後に自分で支払うことに……
・風鳴弦十郎
本編では弦十郎が出てくる=笑いどころだった。
しないフォギアではさすがに自重しない皆を見守る立場になっている。
それでも職質をされたりと相変わらずである。
そりゃああんなものを持って町中を歩けば職質されるわな。
何を持って町中を歩いたのかはしないフォギア本編で確認しよう!
・緒川慎次
本編でも地味にいい活躍を重ねた緒川=サンだが、しないフォギアでもなかなかいい立ち位置を得ている。
意外と腹黒というか翼の知名度を上げるためなら手段を選ばないことがわかる。
だが、前編はまだ前哨戦に過ぎず後編ではさらなる手腕を発揮するぞ!
・その他しないフォギアで判明した設定
-第1期最終回後、3人の装者は身を隠していた。
どこに身を隠していたかは不明だが、おそらくは二課本部だろう。
理由はフィーネにまつわる各種処理が済むまで、行方不明扱いの方が都合がいいという判断からであった。
-クリスは一人暮しをしている
クリスの項で触れたが改めて。
クリスはこのことに涙ぐんでいた。
それは屋根なし生活の辛さを知るが故か。
なお、響・翼・未来の分の合い鍵があるので自由もプライバシーもなし。
-シンフォギアの歌の仕組み
歌詞は装者の心
象によって変わるらしい。
つまり、翼やクリスの心象はアレということらしい。
クリスにとってそのことを突っ込まれるのは相当恥ずかしいようで。
-リディアン移転後
の響と未来の住処
移転後は同じく寮も移転、2人は以前と変わらず寮生活のようだ。
そして、以前と変わらず2段ベッドの上だけを使って一緒に寝るのであった。
1段目は荷物の収納スペースに回すのがとんちの効いた収納術。
部屋のスペースそのものは広くなったからわざわざそんなことをする必要はないのだが、ガチレズの未来さんは止めないし止まらないのであった。
-装者たちは給料をもらえる
装者たちは二課で活動することで給料をもらえることがわかった。
クリスは初任給で一番格好いい仏壇(かなり大きい)を買えるのだから、ある種当たり前ではあるが高給取りだ。
なお、仏壇の価格は高いもので40万円くらい(もちろん、100万円以上のものもありますが)なので、
それくらいは余裕を持って買えるほどの給料はあるということか。
でも、そんな高給取りなら響は何で未来にお金を借りたのだろう。意外と金遣いが荒い?
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