範馬刃牙 第203話 緊急有識者会談



刃牙のエイプリルフールは終わった。
いや、本番だったけど。
今でもあれが本当のことだとは思えない。
刃牙の将来の夢はパパと一緒にお食事か。
重傷だ。


さて、今回は政治家が話の主役だ。
バキ世界では政治家が出てくると話が進まなくなる。
バキ世界の住民ではない故にか。
今回もあらかじめ言っておくと話が進まない。
そして、最近はそんな政治家の出番が多い。

夜の米軍基地にプライベートジェットが降り立つ。
それを迎えるのは最近ダメっぽさを露骨に表している波斗山征夫だ。
そして、米軍基地に訪れたのは米国大統領、バラク・オズマである。
小物と大物の取り合わせだ。
そりゃあギャンブルフィッシュにだって出てきませんよ。

波斗山が語るにオズマは極秘で来日したらしい。
一体、どのような目的を持っているのだろうか。
勇次郎と一緒に食事したいだったら殴るぞ。
あ、それはストライダムが毎回達成しているな。
実はストライダムってすごいのか?

オズマはリムジンの中で自分が勇次郎の熱狂的なファンであることを語る
波斗山はもう少しオズマに出逢うのが速ければ「勇次郎?」「何それ」「歌?」「外人?」と返していたところだ。
そうなっていたらオズマに失望されていたことだろう。
それは日米の関係に直結する。
本当に運が良かったな、波斗山。

波斗山はオズマがオーガを支持することを意外だと評する。
米国大統領はみんな勇次郎が大好きだ。
世界最大の軍事力を持つが故に、勇次郎の凄まじさがよくわかるということだろうか。

「ダイヤモンドより硬い物質があることを知った 常識が覆った」

オズマは勇次郎の手製ダイヤモンドについてこう語る(第182話)。
勇次郎は上手くオズマのお題を誤魔化せたらしい。
あれはダイヤモンドよりも硬いことにはならないが、硬いことになっていた。
この辺の立ち回り方も勇次郎ならではか。

さて、主民党本部に波斗山にオズマを加えて、警視総監や防衛大臣などの大物が集う。
波斗山は早速本題に移る。
それは勇次郎と刃牙の戦いを支援するということであった。
徳川光成に金を積まれたからな。しょうがない。

みんな、勇次郎のことは知れど、刃牙のことはよく知らない。
刃牙の凄いところと言ったらバキSAGA・リアルシャドー・妖術の三本柱だ。
とてもじゃないが凄いと褒めたくない。
どれも国家レベルのヤバさだが凄いと思いたくない。
妖術のおかげでピクルは不当な退場を余儀なくされたのだ。
謝レ!謝レ!速く謝っテ!

ここでオズマはボッシュ誘拐事件のことを語る(第16話)。
うわ、きちんと身元バレてるじゃねえか。
それでも刃牙が安穏と暮らせているのは、勇次郎の存在があるおかげか?
あるいは刃牙以上の危険人物、梢江が傍にいるおかげだろうか。

勇次郎を知る大沢幹事長は刃牙の力が国家レベルに近づいていることを悟る。
大沢は刃牙のことを知っていたような口ぶりをしていた(第192話)。
刃牙もまたチェック対象だったのだろうか。
梢江と出逢う時、テロレベルの悲劇が起こると政界では囁かれていたのかも。

ここで川端文部大臣は親子喧嘩だから勝手にやらせておけと問題発言をする。
勇次郎は存在そのものが各国への牽制となっている。
その勇次郎が万が一にでも敗北するかもしれない戦い…
見過ごすわけにはいかないだろう。

これをオズマは制止する。
取り出したるは石炭の粉だ。
その瞬間、その場にいる全員に衝撃が走る。
いや、このタイミングでかよ。
石炭の粉にみんなトラウマを持っているのか?

「わたしがオーガへリクエストし オーガにやらせたものだ」

どうやらダイヤモンドにしてみろ、という要求の後、勇次郎の拳の中にあった石炭をもらったらしい。
おい、結局ダイヤモンドになっていねえじゃんと煽らなかったのだろうか。
結果としてはオズマはダイヤモンドだと満足している。
しているけど、それは何か違わないだろうか。

というか、そもそも何でこのタイミングでその話をするんだ?
刃牙関係ないじゃん。石炭の粉と刃牙全然関係ないじゃん。
恐るべき空気の読めなさだ。
こいつ、やはりボッシュの後継者だな…

それを見た一同は冷や汗を流す。
みんな、石炭の粉にトラウマでもあるのか?
クスクスと笑い声だって聞こえるぞ。
…ん?笑い声?

「他にリクエストはプレジデント」

ギャー!勇次郎が背後に立っていた!
相変わらず神出鬼没だ。
なるほど、オズマが石炭の粉を出した時には背後に立っていたわけだ。
そりゃあみんな驚く。

一体、勇次郎は何の目的があってこの場を訪れたのだろうか。
刃牙との戦いを支援する…
勇次郎にしてみればいい迷惑だろうから、支援などいらぬ!と怒っちゃうか?
あるいは対決の方はどうやってもいいから家族団らんは邪魔するなと釘を刺してしまうのか。
…家族団らん、どうするんだろう。

それにしても最近は話が進みそうで進まないな。
進んだと思ったら変な展開ばかりになりやがる。
烈のボクシングや範馬家族団らんはどう回収する気なんだ?

次回は刃牙VS勇次郎のカウントダウン企画が行われるらしい。
戦う戦う言っておいて早5年だ。
このままだと戦う気がまるでしない。
そして、次々号は恒例の2話同時掲載である。
ということは、次号予告にもバキがクレジットされていないし、来週は1話お休みになるのだろうか。
どうなることやら。
次回へ続く。


最近、バトルをどっかに置いてけぼりでなかなか話が進まない。
ちょっと寂しいぞ。
いい加減戦ってくれないものかなー。
あ、刃牙は家族団らんしていてね!

それも様々な流れが話に絡んできているからだ。
徳川光成の夢、烈のボクシング、刃牙と勇次郎の家族団らん…
どれも話のメインになり得る要素だ。色々な意味で。

この3つをどうやってまとめるのだろうか。
次々号の2話同時掲載で一気にやっちゃうか?
それにしても2話同時掲載は全選手入場!的な使い方をすると思ったのになー。

あるいはここでさらに火種を増やしてみるとか。
ストライダムが本部と戦う!
アイアン・マイケルがムエタイを習う!
克巳が再び加藤に弟子入りする!
刃牙と梢江が再びSAGAる!
どれも10話は潰せる特大のネタ!…だと思う。

ともあれ、刃牙とピクルの戦いが終わってからまともに話が進んでいない。
寂しいばかりだ。
そろそろ、というよりもいい加減先に進んで欲しいところだ。
まぁ、刃牙がピクルに挑まなければ、今もピクルの話題で盛り上がっていたのかもしれない。
刃牙さえいなければ…!

そんなわけで本格的なバトルが待たれる。
そう考えると徳川光成はすごくいいことを思いついたんだな。
ガイアや昂昇の戦い振りは見てみたい。
願わくばピクルと戦って欲しかったんですけどね。
ストライダムもガチで勇次郎と戦うんだ!
危なくなったら自爆しておけばOK。それで許してくれるさ。



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