改めての感想 ( No.132 ) |
- 日時: 2014/01/10 23:54
- 名前: みづき ID:HDDx2uQE
アバーを先にプレイしていたせいでクリア後のオマケ要素が後回しになっていたので、それを踏まえて改めて感想を。
【感想らしい感想】
アバープレイ中 「あれ?マリスってもう寿命残り少なくね?あと数年でジジイ化すんじゃね?」 と思っていたんですが、このあたり強敵(とも)との戦いの後の真EDで補完されていて、しかも解除による生死の運命共同設定を忘れていたので予想以上に状況が重いことにはやはりショック。 とはいえ大事なのは残された時間の長さではなく、遺すものっていうのがこのゲームでのテーマだったので、納得行くものを感じました。 とても地味だけど、おそらくマリスがメシ屋を継ぐのであろうというクリア後のメシ屋のおっさんのセリフが、二人のその後の穏やかな生活を暗示していて好印象です。
……しかしエンサイクロペディアいわく先代殺人姫のマリスミナはまだご存命らしいので、マリスも気合入れたらあと100年くらい余裕で生きられるのかもしれませんが。 というかここまでイレギュラーな存在に進化したマリスミナは冥王にとって貴重なサンプルになりえたのでは……外の世界の情報はさすがに仕入れることができなかったのかな。
キャラクターで一番好きなのは魔王でした。人情味溢れるマフィアのボスキャラは好きです。 元々の境遇のせいか、魔王はループの中でもかなり精神的に耐えられていた方に見えますね。ある意味永遠に愛し合える歌姫というパートナーもいたあたり、むしろループが終わらない方が良かったのではと思うのですがそれでも王と姫の戦いに付き合ってくれた(しかもカタギは巻き込まず、ループ解除で自分が没した後も考えて)あたり、マジ魔王様人格者。 部下のベルガバーは戦闘時に全身絵見て「こいつ縞タイツにボディライン丸出しのやっぱりタイツに裸マントっぽいの羽織っているって、文章だけで表現するとなんてエロい奴なんだ」とかなんとかいう感想を。リンネちゃんみたいなエロボディだったらどんなに良かったことか!!
【システム面について】
で、次作のアバー制作終了後で、今後の開発に役立つかどうかはわかりませんが、愛用していた戦法やスキルを書いておきます。
ザコ戦は先攻スキルをつけた小生がガトリングをマリスにかけ、マリスがエクステンションで全体化した魔法攻撃でAFF破壊→リアクトで一蹴するという戦法を愛用していました。マリスが動く前に敵に殴られる時はミゾカでマリスのケツキックダウンしたり、AFF硬い奴をミゾカで斬り殺したり。 それにしてもアバーではガトリングギアがほぼ最強の物理スキルでしたし、ガトリングの名を持つスキルは鬼性能なのは伝統……? あと習得したのは終盤ですが、瑠璃色の魔法使いはザコ、ボス共に愛用しました。マリスの折れない心発動圏内にリアクト多用していたらあっという間に突入するので。ドラミングで味方を容易にかばえる次作のアバーに無いのが納得の鬼パッシブスキルでした。これでスロット1とは……。
ボス戦では並列思考+瑠璃色+折れない心+猫じゃらしで魔法連打戦法が主でした。女性陣は完全に補助一辺倒。プバーは魔法が全体的に強すぎた印象です。アバーはこのあたり、AFFが破壊しにくい、弱点突きにくくなっているのもあってバランス改善されていますね。
ただ、アバーと比較して考えると、プバーの方がキャラの個性というものは出ているな、と。効率優先にするとマリス魔法、小生サポート、ミゾカ物理となりやすいですが、マリスは殺人技法で物理、誰かの味方でサポート面で唯一無二のものがあり、小生はくじけない心や制式剣技でアタッカーの可能性がありなど、固有スキル内だけでも色々なプレイングが見えたりして、キャラの性能個性が出ていたと感じます。 まぁでも、RPGのジレンマと言いますか、「自由度を求めたシステムにするとキャラ性能が没個性になる」「キャラ性能で個性を出すと、自由度やプレイングが制限される」という、あちら立てればこちらが立たず、どちらか片方を極めて面白くしていればそれで良しと考えている方なので、プバーはつまり「よく考えられている」と称賛したいのです。 結局全てを極めると全てのステータス、スキル面で最強になっちゃう系統のRPGはがっくり来ますからね……。プレイされているがわかりませんが、ディスガイアとかは結局こういったユニットを作るために何十時間もレベリングするのかと思うとウンザリしてやめましたし、個人的に10年間好きで居続けたSRPGのサモンナイトは、元は「キャラ性能で個性を出すかわりに制限がある」ゲームだったのに、開発が変わってからは「結局全てを極めると最強になる」系統になっちゃったので、とても残念だったと最早別ゲームの愚痴を……。
総合して、私が今までプレイしたフリーゲームのRPGの中で一番面白い作品でした。陳腐な表現ですし、あまり数もプレイしていないので大した称賛ではないかもしれませんが……。 このような素晴らしい作品に出会えたことに、感謝の意を感じずにはいられません。
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