プレイさせて頂いております。 ( No.85 ) |
- 日時: 2013/07/01 21:04
- 名前: 774 ID:3219PIbw
システムがしっかりしていて、大変やり甲斐のある作品です。 チュートリアルもしっかりしていたのがとても良い印象でした。
しかし、キャラクターの台詞回しにどうもサムすぎるという感覚を抱かずにはいられません。 これにはNo.81のぽんさんが仰られた「中二ラノベの悪い見本」という言葉が見事に当てはまります。
またNo.82にて >「ライトノベル」が何をどう指しどういった問題を抱えているからダメ~ とのことですが、ライトノベルがNGなのではありません。
悪いライトノベルの駄目な部分が、そのまま目に付くところが「中二ラノベの悪い見本」という言葉を出したのではないかと思います。
ではどういったところが「中二ラノベの悪い見本」なのかというと、以下の通りです。
登場人物一人一人が己に酔っているようで、プレイヤーの感情移入を全く受け入れない描写とでも言うのでしょうか。 というか、シナリオライターが酔っている状態ではないでしょうか。
設定や発言が唐突すぎたり、その状況だけの投げっぱなしの内容のように見えてしまい、 「ぼくのかんがえたさいこうのせりふまわし」で置いてけぼりを大量に生んでしまうのです。 表現したいことはなんとなくわかるのですが、理解させる所まで何故か近付けさせてくれないというか。
例えば、 登場人物が誰も彼も同じ様な台詞回しのおかげで、みな口調がかぶっているような状況だったり。 突然気が触れたかのように同じ単語を何度も繰り返したり。「滑稽滑稽滑稽(ry」 丁寧な口調で登場した敵キャラが、いきなり俗っぽい言葉で口汚く罵り始めたり。
狂気的なキャラを描写したかったのでしょうか。 あんまりにも突然すぎて、薄ら寒く、置いていかれました。
各所で「熱い台詞」という紹介文を目にしました。確かに熱血系の台詞でした。 けれど唐突で、キャラクターとマッチしていないような。 そしてその熱い台詞回しの芸風は、直前で別のキャラがやっていました。
熱血系なのに性格が一貫していなかったりしたら、それは頭が残念なキャラか、 あるいは精神に異常をきたしてるのではないかと不安になってしまいます。
そしてこの熱血さのせいで、登場人物の人格が別のものにすり替わったかのような錯覚を生んでしまいます 性格・人格の一貫性がたまに欠如するのですが、作品世界観の一貫性はぶれてませんので、世界観に飲まれているのでしょうかね。 作品世界観はライターの頭の中にあるものですから、自己完結しやすく説明不足になりがちです。それが強く感じられます。
中でも特に気になるのはやはり台詞回しでしょうか。諄さが寒さを発生させます。
現在プレイ途中で、おそらくまだシナリオ序盤です。 今後の展開も気になりますし、ゲームとしてもっとプレイしていたいのですが いまいち集中できないのが残念です。
所詮フリーゲームと割り切れと言われればそうでしょうが、 そう判断して停滞してしまうのがもったいないゲームシステムを持っているので、 最後までプレイしてみたいと思っておりますが、自信はありません。
エッセンスは加えるだけでなく、時には抜くことも必要なのではないかと思います。
長々とした拙文、大変失礼いたしました。 今後の発展を願っております。
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