EPISODE10 喪失までのカウントダウン



ついに未来が戦場(いくさば)に立った。
陽だまりであり装者とならない展開を貫き徹した未来が戦場に立ったのだ。
それが持つ意味は大きい。
あと体調が大変心配なのですが大丈夫でしょうか……



未来が戦場に立ったことでOPにも未来ver装者のカットが追加された。
レズ特有の16分割は健在なので未来ファンも嬉しいですね。
代わりにブドウさんのカットはなくなった。だから、前回ブドウさんが出てきたのか。



「神獣鏡(シェンショウジン)をギアとしてヒトの身に纏わせたのですね……」

「マムッ! まだ寝てなきゃッ!」


急転する戦場を前に「Powerful_2」(ぽかぽか機能なし)に乗って現れるナスターシャ教授である。
その心配をしてしまうマリアであった。
もうワルのメッキが剥がれている。
マジ安いメッキっすね。溶剤ぶっかけて漂白剤ぶっかけたのかな?



「あれは封印解除に不可欠なれどヒトの心を惑わす力……」
「あなたの差し金ですね、ドクターッ!」

「使い時に使ったまでのことですよ」


外道策をまったくこれっぽっちもちっとも悪びれない本物のワル、ウェル博士である。
マリアとは比較にならない揺るぎないワルの芯を持っている。
純金っすね。溶剤ぶっかけて漂白剤ぶっかけても輝いているっすね。



「わたしの、力?」

「そう、あなたの求めるモノを手に入れる力です」


さて、前回の未来とウェル博士のやりとりの続きである。
ウェル博士の話に未来が興味を持ってしまった。これは不味い。
ほんのちょっとの遊びが重大な過ちになりますよ。寝取られますよ。薄い本が厚くなりますよ。




「リディアンに通う生徒はシンフォギアへの適合が見込まれた装者候補たち」
「つまり、あなたのLiNKERによってあの子は何もわからぬまま無理矢理に――」


そして、ウェル博士は神獣鏡のペンダントを見せちょぉおおおおおおおおおおおおおお!?
LiNKER過剰投与ってレベルじゃねーぞ!
文字通りLiNKER漬けじゃねーか!
ヤバいです。何か頭にヤバそうなのが付いているしヤバいです。
日常生活に戻れるのか心から不安になる改造だ。

いやいや、大丈夫。メス入れてなければ大丈夫。
頭に穴が空いているように見えるけど気のせい気のせい。
でも、ここから再起するのも大変そうだ。
調整パッチを当てて有料の予定だったDLCを無料にしても客が戻りそうにないよ。
逆に言えば未来を戦場に立たせるためにはこれくらい徹底しなければいけないということだ。
尋常ではない。あとウェル博士本気で楽しそうで殴りたい。



「んっんっんー、ちょっと違うかなぁ」
「LiNKER使ってほいほいシンフォギアに適合できれば誰も苦労はしませんよ」
「装者量産し放題です」


このレベルでLiNKER漬けにすれば肉体の自壊と引き替えに適合できそうなんだけど……
奏でさえ血反吐吐きまくってやっと適合したのだ。
多少の適合があっても簡単にはできないのは道理だ。
だからこそ、適合者も装者もシンフォギアも貴重なわけだ。



「なら、どうやってあの子を――」

「愛ッ! ですよッ!!」

「何故そこで愛ッ!?」


何故そこで愛!?
だが、愛なら仕方がない。
何だかわからんがとにかく良し!



「LiNKERがこれ以上級友を戦わせたくないと願う想いを神獣鏡に繋げてくれたのですよッ!」
「ヤバいくらいに麗しいじゃありませんかッ!!」


響に対する想いを愛に繋げるとは……
いや、未来の響に対する感情は愛と言ってもらった方が素直に伝わるか。
ともあれ、ウェル博士は相当にハイになっているようだ。
いつもハイですが。乗っていても落ち込んでいてもハイ。
アンタこそヤバい薬打っているんじゃないかってくらいにハイ。

なお、WAシリーズにおいて「愛」は大きなキーワードだ。
愛のガーディアンがいるし、WA1においてはテーマのひとつを担っている。
その愛によって未来が敵として目覚めたのは皮肉だ。
未来……愛の災厄獣……



「うおおぉおおぉおぉぉおおおッ!!」

叫んだ! 吠えた! 未来がうおおった!
未来がこんな叫びをするとは……
敵意剥き出しで闘争心剥き出しだ。
扇風のアームドギアだって展開している。
蠢く後頭部の洗脳ユニットに操られているのもあるだろうが、一見、穏やかで優しい未来でも常在戦場の意志を持っていることが伺える。
響がアームドギアを使えないことの異質さがわかる。



「あの装者はLiNKERで無理矢理に仕立てられた消耗品……」
「わたしたち以上に急ごしらえな分、壊れやすい……」


消耗品に壊れやすいというワードが不安を誘う。
未来はヤバい改造を受けてヤバいことになっている。
金子のおっさん、容赦がない。公式にも容赦がない。
それにしても調、解説ご苦労。
戦えない代わりにこうして自己主張をする。見事である。



「行方不明となっていた小日向未来の無事を確認」
「ですが……」

「無事だとッ!?」
「あれを見て無事だと言うのかッ!?」
「だったらあたしらはあのバカになんて説明すればいいんだよッ!!?」


動揺の晴れない二課であった。
ここでクリスが響のことを気にかけているのがクリスらしさが出ている。
ただの優しいクリス。たやク。
突っ張ってはいるが誰よりも周りのことを気にかけているのだ。
なお、周りのことを気にかけるが故に周りが見えなくなるのが風鳴翼さんです。



そして、未来がついに動き出す。
あのダサいヘッドギアはバイザーだった。
さらにオーラ漂うホバー移動だ。陸上部ならではの機動力が生きそうだ。
これは強い。最凶のシンフォギアに相応しい。
頭のアレがゼットンに似ているのも道理である。



「こういうのはあたしの仕事だッ!」

未来と対峙するのはクリスだった。
憎まれ役を買って出た。
それは憎まれ役として生きてきたからか。
仲間想い故に仲間に恨まれる役を買う……優しい故に悲しい。



「Bye-Bye Lullaby」と共にボウガンを連射する新必殺技「QUEEN's INFERNO」で狼煙を上げる。
が、未来は物凄い機動力で縦横無尽に動いて回避する。
さらにホバー特有の水上移動までやってのける。
ゴツい脚部パーツは伊達ではない。
フロートなのに産廃ではない……だと……



「隙あり――」
「じゃないデスね……」


未来との戦闘に移るクリスの隙を突こうとするが翼に遮られる。
わりと考えがセコい。
切歌も迷走しているのか。
そして、圧倒的な翼との力量の差である。
さすが防人と言わざるを得ない。
映画トレーニングを積んでいないであろう切歌に敵う道理はないか。



(すまない……雪音)

憎まれ役を自ら買って出たクリスに心の中で詫びる。
毅然としながらも仲間に依存する一面があるのが翼だ。
そのために奏の死や響に迫る死に動揺して泣いている。
ならば、未来と戦うことに躊躇いがあっても道理だ。



ボウガンを連射するが未来の高速移動を捉えることはできない。
ならば弾幕で勝負と「BILLION MAIDEN」で仕掛ける。
すると未来に被弾が目立ち押され始め……
あれ、未来さん、弱くないか?
お、落ち着け。ただ単に衝撃耐性が低くてちょっとした被弾で吹っ飛んでいるだけだから。



「脳へのダイレクトフィードバックによって
己の意志とは関係なくプログラムされたバトルパターンを実行ッ!」
「さすがは神獣鏡のシンフォギアッ!」
「それを纏わせる僕のLiNKERも最高だッ!」


脳へダイレクト……穴とか空けていないだろうな……
戦闘訓練を積んでいない未来が戦えるのはそういうことらしい。
洗脳ユニット万々歳である。
LiNKER漬けの段階で装備していたし、未来を運用するに当たって重要な装置であることが伺える。
あと地味に自画自賛するウェル博士である。



「それでも偽りの意志ではあの装者たちには届かない」

本物でなければ勝てないと言うナスターシャ教授だが、ウェル博士はおばはん何言っているんだと言わんばかりに笑う。
格好付けなし。ただ全力で一生懸命なのが響たちだ。
だからこそ、戦力で圧倒するフィーネさんを越えることができた。
いかに力があるとはいえ操られている未来では一線を越えることができないのではないか。
いつの間にやら二課の肩を持つようになったナスターシャ教授だ。
相まみえることで二課の強さとその理由を知ったのか。



そんなナスターシャ教授の言葉でダメージを受けている人がいた。
偽りの意志なんですか?



「師匠……」

戦況はクリスが押している。だが、響としては気が気でない。
そんな響を弦十郎は励ます。
戦場に立てなくなったとはいえ、大人らしさを見せる。
あくまでも弦十郎は見守る立場なれど、しっかりと見守っている。
響と弦十郎の師弟関係は第1期以上に描かれている。
英雄故事を歌うほどに描かれている。



(クッ……やりづれえ)
(助けるためとはいえあの子はあたしの恩人だッ!)


接点がなかなか描かれないクリスと未来であったが、クリスとしても未来は大事な人であることがわかった。
ある意味、クリスにとって初めての友達だ。
漫画版ではあったかいものどうぞ(風呂)した仲でもある。
未来との出逢いがあったからこそ、クリスの今があると言っても過言ではない。
だが、それでも憎まれ役を買った。
自分は憎まれるべき人間という考えがクリスにはあるのだろうか。



戦場を幾度も変えやがては初期地点に戻ってくる。
前回から可愛らしさを爆発させている調だ。
存外、調こそがシンフォギアもとい金子彰史にとって貴重な普通の美少女なのかもしれない。
カップ麺は誤差の範囲内で。



十分削ったと判断したのか、火力勝負の「MEGA DETH PARTY」で仕掛ける。
それに対して前に出る未来だ。
さすが、脳へのダイレクトフィードバックでプログラムされたバトルパターンを実行する状態だ。
危険に躊躇いなく飛び込む。
素人の判断とは思えない。



だが、ここでメイン射撃で迎撃! さらに格CSで追撃!
対装者戦でいい場面のないクリスだが、設定で保証されているバトルセンスの持ち主なのだ。
素人同然の未来に後れを取る理由はないか。
もっとも、映画トレーニングについていけなかったことから、普段の訓練は不足しているかもしれないが。
逆に言えばクリスはバトルセンス任せで基礎がおろそかなのかもしれない。
だからこそ、装者戦では苦戦続きなのも道理か。



「MEGA DETH PARTY」の直撃を受けた未来はボコボコだった。
あれ……最凶のシンフォギア……
いや、ゼットンだって科学特捜隊にやられていたし、苦手分野を攻めれば案外あっさりなのか?
素人なら攻撃はできても防御は苦手だろうし……



「女の子は優しく扱ってくださいね」
「乱暴にギアを引きはがせば接続された端末が脳を傷付けかねませんよ」


だが、外道策を何重にも用意するのがウェル博士である。
ただ倒すだけでは未来を解放できなかった。
脳を傷付けかねない……やっぱり、穴を……



同時に起き上がって必殺技「閃光」だ!
切歌に見習わせたいくらいにシンプルな必殺技だ。
未来は(突然)詩を詠む人なので変に凝らないのか?
しかし、サイボーグか、この人は。バトルパターンついでにいろいろと変なものを分泌しているんじゃないだろうな……



「まだそんなちょせえのをッ!」

さらに脚部ユニットからミラーを展開する。
スターゲイザーみたいな装備だ。
何らかの攻撃が行われることは間違いないが、クリスの背後には調がいる。回避すれば調に直撃する。
ウェル博士ならこれくらいはやる非道策だ。
これでクリスの動きは封じられることとなってしまう。



新曲「歪鏡・シェンショウジン」を歌いエネルギーをチャージしていく。
ついに本編で未来が歌った。
そして、予想通りというか響への想いが爆裂している歌だ。
「指を擦り抜ける君の左手」や「私だって君を守りたいんだ」や「こんなに好きだよねぇ大好きだよ」と、どんだけ愛ですか。
「陽だまりメモリア」の時点で爆発していましたからね。
「メモリア」の単語が混ざっていることから、その陽だまりメモリア成分も入っているのもポイントか。
響への想いが爆発しすぎてある意味病みソングだ。
歪愛・小日向未来……



「デェエエエッスッ!!」

調ごと焼き払おうとする未来に対して切歌は叫ぶ。
これだけで何となく切歌の言いたいことが伝わるのが凄い。
もうデスデス言い続ければいいんじゃないですかね?
多分、意味が伝わる。




「だったら――」
「リフレクターでェッ!!」


ゲロビ「流星」をリフレクターで迎え撃つ。
このビームはヤバい。ふっとくてぶっとくてヤバい。
調は守られているとはいえその余波でぶっ飛びそうで怖いくらいだ。
防御はヘタクソでも攻撃なら半端ないのか。
アンバランスな火力特化型シンフォギアだ。病みソングだしぴったしかもしれない。




「調ッ! 今のうちに逃げるデスッ!」
「消し去られる前にッ!」

「どういうことだッ!?」


逃げなければヤバい一撃であることは一目でわかるが、逃げろ言われてもドーム状にはじけているので逃げられません。
だが、不穏な言動から威力以上の危険性が備わっていることが伺える。
というか、このことから切歌も未来がLiNKER漬けにされたことを知っている。
だが、ウェル博士についていくと決めた……
自棄かもしれないが覚悟は決めているようだ。



「イチイバルのリフレクターは月をも穿つ一撃すら偏光できるッ!」
「そいつがどんな聖遺物から作られたシンフォギアか知らないが、
今更どんなのぶっこまれたところで……」
「――って、何で押されてんだッ!?」


ここでイチイバルのリフレクターの説明がなされる。
これは実績ありだ。
何せ用語集でちゃんと説明されている(絶唱その3)。
これが月への砲撃を止められた理由でもあり、クリスが直撃を避け生き延びられた理由でもある。
それほどの防御力を持つのがイチイバルのリフレクターである。
だが、それであるはずなのに押されている。



「無垢にして苛烈……」
「魔を退ける輝く力の奔流……」
「これが神獣鏡のシンフォギア……ッ!」


解説ありがとう。でも、意味がわかりません。
美少女爆発させているのに意味がわからん!
絶大な防御力を誇るリフレクターが押されている理由になっていません!
でも、美少女だから許しましょう。
視聴者諸君がご存じの通り、美少女は大変貴重なんですよ……



「リフレクターが分解されていくッ!?」

カ・ディンギルの荷電粒子砲さえ逸らすリフレクターが分解されていく。
単純な防御力では流星の攻撃力を上回っているかもしれない。
だが、それ以外の特性が介入することでバランスが崩れていく。
これが神獣鏡に備わった聖遺物の力を中和する能力か。
結果、流星の攻撃力が勝りクリスのギアが沸騰していく。絶体絶命である。

シンフォギアの力を無効化する……
まさに最凶のシンフォギアに相応しい。
最鏡でもありますね。あと鏡なので防御面は脆っちいです。
やられる前にやれ。サウザーです。



だが、クリスの危機に盾?
剣だッ!
天ノ逆鱗で流星の照射を留めてみせた。



「呆けないッ!!」

完璧なタイミングの天ノ逆鱗ver盾でクリスと調を翼は助けた。
だが、天ノ逆鱗はあっさりと溶かされていく。
流星の攻撃力によるものか、聖遺物の力を無効化する特性によるものか、あるいはその両方か……



翼は天ノ逆鱗を次々に召喚して壁を作る。
だが、作っては流星に貫かれていく。
本来の用途ではないとはいえ、こうもあっさりと天ノ逆鱗を貫くとは恐ろしい破壊力である。
神獣鏡は完全な攻撃特化型にしてシンフォギア特化型だ。
未来は素人同然だというのに手練れである翼とクリスを戦慄させるほどである。

しかし、恐ろしいまでの天ノ逆鱗の使いやすさだ。
千ノ落涙のような使い方もできるとは……
さすが、防人だけあって芸達者だ。
日頃から映画トレーニングを、いや、翼なら織田光子PVトレーニングをしていたのか。



(横にかわせば減速は免れないッ!)
(その瞬間に巻き込まれるッ!)


直線的な攻撃は横にかわすのがセオリーだ。
後ろに下がってもやがて追いつかれる。
だが、状況が状況故にそれさえもできなくなった。
だから、天ノ逆鱗を防壁代わりに形成することで時間を稼いでいるのだ。



だが、ここに来てさらにゲロビる未来だ。
避けても死ぬ。逃げても死ぬ。食らっても死ぬ。
もう大ピンチというレベルじゃない。
それにしても未来のとんでもない攻撃性である。
今まで溜めていた鬱憤が炸裂しているのか?




「どん詰まりッ!?」

「喋っていると――」
「舌を噛むッ!!」


だからこそ、天ノ逆鱗をジャンプ台とすることで回避だ!
金子彰史らしいハッタリ効かせまくりの攻防だった。
そして、未来の攻撃力の凄まじさが明らかになった。
イチイバルのリフレクターはもちろん、天ノ逆鱗を容易く貫通しているのも見逃せない。
天ノ逆鱗は「MEGA DETH PARTY」を防ぐくらいの防御力は備えているのだ。



「止めるデスッ!」
「調は仲間ッ! あたしたちの大切な――」

「仲間と言い切れますか?」
「僕たちを裏切り敵に利する彼女を、月読調を仲間と言い切れるのですか?」


調ごとゲロビで粉にしようとした未来に切歌は一言物申す。
そりゃあ誰だって言いたくなる。
フレンドリーファイアを躊躇わないなんて末恐ろしい。
だが、ここで口を出すのがウェル博士である。
すッげえ悪そう。
というか、やっぱり、アンタの差し出口だったんですね……



「違う……」
「あたしがちゃんと調に打ち明けられなかったんデス……」
「あたしが調を裏切ってしまったんデス……ッ!」


調の理解を得られなかった結果、調の裏切りを招いてしまった……
というか、米国艦隊を救おうとしたのは裏切り判定だったのか。
ウェル博士を中心にわりとフリーダムなF.I.S.だが、ああいったものはNGらしい。
ともあれ、わりと天真爛漫に思えた切歌も大きな悩みを抱えていて大変だ。
未来だけじゃなくみんなが大変である。



「きりちゃんッ!」
「ドクターのやり方では弱い人たちを救えないッ!」


あー! これもう裏切り者っすね!
主人公3人ですって言っても通っちゃうよ。
行為云々を置いておいても調の心は完全にF.I.S.から離れている。
振られた切歌は悲しいことになってしまった。
カワイソス。



「そうかもしれません」
「何せ我々はかかる災厄に対してあまりにも無力ですからね」


それに対して未来をスピーカー代わりにウェル博士は語る。
外道策とごんぶとゲロビをぶっ放させてこれである。
イラッと来てもおかしくはない。
ちっともさっぱり悪びれない辺りは本当のワルだ。
マリアの場合、ワルぶっても自分の行為を即悔いる。1週間でメッキが剥げてるし。
まさにただの優しいマリア……



「シンフォギアと聖遺物に関する研究データはこちらだけの専有物ではありませんから」
「アドバンテージがあるとすれば――せいぜいこのソロモンの杖ッ!」


場をかき回すのがウェル博士の特技である。
そんなわけでソロモンの杖で艦隊を薙ぎ払う。
FF6みたいですね。
モチロン、ソロモンの杖に攻撃能力はないので、ノイズを呼び出すに留まるのだった。
周辺の米国艦隊にとっては大事件なので大混乱だ。
多分、やりたいからやっている。
まぁ、米国艦隊に狙い撃ちされないためという理由もあるのでしょうが。



(ソロモンの杖がある限りはバビロニアの宝物庫は開きっぱなしってことかッ!)

この事態にノイズ退治のエキスパート、クリスが一番に動く。
ローリングバスター全弾発射で次々に迎撃していく。
さすがの面制圧である。
未来とのタイマンを張ったりノイズを退治したりと大忙しだ。



「こうするしか何も遺せないんデスッ!」

切歌は翼を抑えにかかる。
混乱するばかりの状況だがウェル博士の計画を成就させようと動いている。
純粋な子だ。純粋すぎてもはや痛々しい。
そして、調、脅威の傍観。
胆座ってますね。

それにより自由になった未来は個別行動を開始する。
神獣鏡ということはフロンティアの解放に関わる……
やはり、未来はそのために……



緊迫する場に突如水中がわき上がる。
ついに響の出撃か! あるいは弦十郎か!
弦十郎が出撃しても船の上だから要の震脚は使えまい。
やろうものなら船が沈む。
全ての力を発揮できないかもしれないが、それでも弦十郎なら……!



アイエエエ!? オガワ=サン? オガワ=サンナンデ!?
ニンジャである。リアルニンジャの登場である。
第2期になってから凄いところを見せている緒川さんが出撃した。
これは心強い味方だ。何せ忍者だからだ。忍者が心強くない理由がない。



「人命救助は僕たちに任せてッ!」
「それよりも翼さんは未来さんの捕捉をッ!」

「緒川さんッ! お願いしますッ!」


少女たちを戦場に立たせながらも、最大限のサポートを行うのが二課である。
翼の夢を応援する姿からもそれは明らかだ。
そこがF.I.S.の大人との違いか。
ウェル博士は少女たちを好き勝手にしすぎである。
公式に殴られても文句は言えないぞ。



だが、残像を出して笑いを誘うのは止めていただきたい。



カタパルトを手動で起動させて翼は切歌を振り切る。
切歌は調のことを心配しながらも翼と戦うことを、ウェル博士の計画を成就させる道を選ぶ。
こんなに迷ってちゃフィーネさんもがっかりしかねんぞ。



「きりちゃん……」

恋人と生き別れた状態の調であった。
戦場が荒れていることはもちろん、Anti_LiNKERの後遺症もあるかもしれないし、頼れる大人に保護されるのは正解か。
調もまた岐路に立たされている。



だから、水上を走って笑いを誘うのは止めていただきたい。
怒濤の展開とバトルで興奮が冷めないのに、ところどころで笑わせようとするのがシンフォギアもとい金子彰史である。
多分、やりたいからやっている。
そして、どうしてもやりたくなるからやっているのだ。
これが金子彰史の流儀である。
シンフォギアがおかしい理由でもある。

なお、水上を走るシーンはWA4でも行われている。
(正確には葉っぱを足場にしていたが些細な問題である)
いわば水上ダッシュは伝統の一品だ。
そりゃあ水の上走れば笑い取れるけどよ……
某格闘漫画でも笑いを取っていた。




「マストォッ! ダァアイッ!!」

かろうじて翼に追いついた切歌は触手で拘束する。
はいはい、エロいエロい。
防人さん、マジエロいっすねー。
そういえば、シンフォギア放送初期は薄い本結構ありましたね!
今はねえけどな! クリスに持って行かれたけどな!



歌、待望の新必殺技「断殺・邪刃ウォTtKkK」だ。
触手で拘束してから巨大化した鎌を押し出して両断にする技である。
読み方は「断殺・ジャバウォック」か。
相変わらずのセンスである。



だが、それを「千ノ落涙」で触手を切断、回避する。
さすが、風鳴翼である。
本感想でちょくちょくと述べているが、翼の技量は間違いなく装者トップクラスである。
立ち回りの上手さからそれは見て取れる。
そして、今も未来のゲロビを回避し、「断殺・邪刃ウォTtKkK」も切り抜けている。
これも映画トレーニングによって鍛え上げられたものか……



「お前は何を求めてッ!」

「あたしがいなくなっても調には忘れて欲しくないんデスッ!」


噛み合う気ゼロの2人である。
お互いに思い込みが激しいタイプだから仕方ないか。
常識人と防人人がわかり合える道理はないか。
防人人、常識とは遠く離れているからね。



「未来ちゃんの纏うギアより発せられたエネルギー波は
聖遺物由来の力を分解する特性がみられますッ!」

「それってつまりシンフォギアでは防げないってことッ!?」

「この聖遺物殺しをどうやったら止められるのか……ッ!」


神獣鏡の秘密を見切る二課であった。
藤尭の優秀さが地味に出ている。地味に。
フルネームは藤尭 朔也(ふじたか さくや)です。
覚えておきましょう。

リフレクターの件からわかる通り、神獣鏡はアンチ聖遺物だった。
対ノイズも対シンフォギアもこなせるまさに最凶のシンフォギアだ。
OTONAには勝てないが、海上ではOTONAと言えど追いつけないだろう。
防御面の弱さがあるとはいえ、現状では誰も未来に敵わないことになる。
その弱さもウェル博士の権謀術数によって十分補える。
まさに最凶か……



「師匠ッ!」

窮地だが響は決意の眼差しを向ける。
戦場に立てない。
立てないが、ついに自分の意志で立つ時が来るのか……



「少女の歌には血が流れている」
「人のフォニックゲインにて出力を増した神獣鏡の輝き……」
「これをフロンティアに照射すれば……」

「今度こそフロンティアに施された封印は解除される……」


第1期のキャッチコピーを言ってノリノリなウェル博士である。
封印解放を前にした2人の表情の違いは……単なるノリの差か。
マリアさんにこんな顔をされたらギャグキャラになってしまう。
未来は二課への対抗手段以上に封印解除のためのキーであった。
解放次第捨てられそうで怖い。
いや、ウェル博士はそのつもりでLiNKER漬けにしたのだろう。
アンタ、スポークで殺されるぞ……



「マムッ!」

またも死にそうになるナスターシャ教授を2Fで心配するマリアだ。
あの時は切歌と調が側にいたからかろうじて無視できたが、今ここにいるのは自分とウェル博士だけだ。
そりゃあ心配する。誰だってそうする。
メッキのワルだったがその中には本当の優しさがあるのだ。



「いい加減御役御免なんだけど、仕方ない」

手当ての要請をウェル博士は渋々ながら受ける。
実に殴りたい顔ですね。
前々からだが本性これっぽっちも隠していない。
手当てついでに何か悪いことをするんじゃないだろうな。
ネフィリムの心臓をぶち込むとか……



「私がやらねば……」
「私が……」


フロンティアの起動にはあのリフレクタービットが必要となる。
それを操作するのは当然運転手となったマリアの役目だ。
そして、オート操作が多分にあるとは思われるが、その操作をミスればフロンティアは起動しないだろう。
いきなりの重責にビビる。さすがである。

もっとも、これはフロンティアを起動させるのは自分自身の意志によることの方が大きいのだろう。
他ならぬ自分の手で起動させることとなり、それが巻き起こす責任もまた全て自分のものになる。
並みの人間ならビビって当然だ。マリアさんのメンタリティは常人程度なので当然だ。
弱さを抱えた人間なら当然である。
ビビらないのはフィーネさんのような人外か、ウェル博士みたいな狂人でないと無理だ。




「わかっている」
「あたしが背負わなきゃならない十字架だ」


炭素分解された兵士の手には娘との写真が握られていた。
恋人とか妻だったらロリコンとなるため、娘としましょう。
兵士の死にはソロモンの杖を起動させたクリスにその遠因があると言えなくもない。
ソロモンの杖はクリスの背負った罪の象徴なのだ。
二課に所属しているのはその贖罪のためかもしれない。
だから、一緒に面白可笑しいトレーニングをするみんなを暖かすぎると言ったのか。

皆とは違い明日のために戦えない、真っ直ぐに戦えない一面をクリスは持っている。
でも、クリスの夢は間違いなく真っ直ぐなものだ。
自分の本心に気付かないジレンマを今も背負い続けていそうだ。



「一緒に帰ろう、未来ッ!」

さて、ついに戦場で響と未来が相まみえた。
それも敵と味方に分かれて、である。
悲しい接触だ。
それでも、それでも全てを失った響が戦場に立った。
立つだけの理由があった。

それにしても二課の潜水艦、妙に連邦軍の戦艦っぽいっすね。
トリコロールカラーだからか?




「帰れないよ」
「だって、私にはやらなきゃならないことがあるもの」

「やらなきゃならないこと?」

「このギアが放つ輝きはね、新しい世界を照らし出すんだって」
「そこには争いもなく誰もが穏やかに笑って暮らせる世界なんだよ」

「争いのない世界……」

「私は響に戦って欲しくない」
「だから、響が戦わなくていい世界を作るの」


意外にも未来さん、正気だった。
レイプ目だから正気のほどはわからないが、ちゃんと言葉を紡いでいる。
これで調ごとクリスにビームぶっ放したのだからヤバい。
アームドギアを使えるし未来の秘めたる激情が爆発している。
意外と怖い子なのかもしれない。

その口調からはF.I.S.の理想もといウェル博士の言葉に賛同しているように思える。
洗脳の影響だろうか。
だが、その奥底にある動機は響を戦わせたないため。
愛である。
愛によって小日向未来は立花響に立ち塞がった。




「だけど、未来――こんなやり方で作った世界はあったかいのかな」
「わたしの一番好きな世界は未来が側にいてくれるあったかい陽だまりなんだ」

「でも、響が戦わなくていい世界だよ」


破壊された艦艇が背景に映る。
未来が賛同してしまったウェル博士流は誰もを傷付けてでも理想を掴むやり方だ。
二課の目指す道はそれとは違う。
だから、F.I.S.と争っている。
月の落下という極大災厄に立ち向かうのに遠回りだとしても、正義と信じて握り締めて戦っている。
これは未来の響を傷付けないための戦いとは違うものだ。



「例え未来と戦ってでも――そんなことさせないッ!」

「私は響を戦わせたくないのッ!」


ついに、またしても2人の想いはすれ違う。
まるでかつての、第1期第7話のようだ。
だが、今の響は泣かない。自分の信じる道のためなら、未来と戦う道も選んだ。
ある意味で未来に依存していた在りし日の響から大きく成長した。
響を支えなければいけないのに、響に依存するようになってしまった今の未来とは違う。

しかし、蛇足ながら未来さん、おっぱいデカいっすね。
着やせするタイプだったのか?




「ありがとう」
「でも、私――戦うよ」


ついに響は流れに逆らう力がないままの変身ではなく、流れに逆らうために自分の意志で変身した。
死ぬためでもなく、死なないためではなく、死んでも守りたいモノのための変身だ。
そして、ついに「Rainbow Flower」が本編で解放された。
響、最大級の見せ場についにだ!
(なお、最大の見せ場はこれから先に絶対に用意されているので、最大級とお茶を濁します)




響と未来の戦いが、初めての喧嘩が始まった。
お互いにお互いをぶつけ合う戦いだ。
だから、全力だ。未来が相手でも手加減がない。
最速で、最短で、真っ直ぐに、一直線に、胸の響きを、この想いを伝えるために!
全力なのは未来を想っているからか。



(熱い……ッ!)
(身体中の血が沸騰しそうだッ!)


だが、響は抱えた爆弾に苦しむ。
葉っぱを燃やすほどの熱だ。
背負った爆弾は大きくなる一方である。
映画トレーニングをすればどうにかなるものじゃなかった。



「あのエネルギー波を利用して未来君のギアを解除する、だとぉッ!」

「わたしがやりますッ! やってみせますッ!」


響が弦十郎にした提案は神獣鏡ビームで未来のギアを解除する作戦だった。
聖遺物の力を無力化するのならそれができても道理……
いや、鏡の聖遺物だから跳ね返せるんじゃないか?
でも、人間の身体は鏡じゃないから……
何にせよ勝算の見えない無茶な作戦だ。



「死んでも未来を連れて帰りますッ!」

「死ぬのは許さんッ!」

「じゃあ、死んでも生きて帰ってきますッ!」
「それは絶対に絶対ですッ!!」


ここで「絶対に絶対」だ!
ついに言った! 言ってのけた!
最大級の決意の台詞、「絶対に絶対」をこの場面で言ってのけた!
これが以前金子彰史が言及した本来の豪腕断定口調での「絶対に絶対」なのだろう(社長ブログ)。
このクライマックスに名台詞!
これには弦十郎も黙らざるを得なかった。
それほどの覚悟が、決意が響にはあった。



「過去のデータと現在の融合深度から計測すると
響さんの活動限界は2分40秒になりますッ!」

「例え微力でも私たちが響ちゃんを支えることができれば、きっとッ!」


二課の皆は響の決意を支えようとする。
決意を利用しようとするウェル博士とは明確に異なる。
特に神獣鏡の解析といい古今稀に見る輝きを見せる藤尭の働きに拍手は尽きない。
これだからシンフォギアの大人は格好いいのだ。




「オーバーヒートまでの時間はごく限られている」
「勝算はあるのかッ!」

「思いつきを数字で語れるものかよッ!!」


師の言葉に師の言葉で答えた。
これには言った本人がたじろぐ。
そして、初めて師から一本取れたからか、笑う。
師の心意気を越えた瞬間と言えよう。
そして、戦場に自分の意志で立つための理由が生まれた。




さて、本気で攻撃する響に未来も本気で応戦する。
クレーターができるくらいの一撃を放ちテンタクルヘッド(仮称)で追い打ちをする。
最大の親友なのにこれぽっちも容赦がない。
それほどの戦いなのであった。




(死ぬ……)
(わたしが死ぬ……)
(死ねるかァアアアッ!!)


だが、響もやられっぱなしではない。
死ぬためではなく生き抜くための覚悟で未来に立ち向かう。
テンタクラーヘッドを弾いてからのスプリング、そして直蹴りだ。
普通なら吐く。ヤバい打撃だ。
手加減がない。それほど未来への気持ちは重い。
未来も手加減がないし響への気持ちが表れている。
この2人の戦いがここまで重く、熱くなろうとは……!




やがて戦場は空中へと移ろう。
(その際に艦艇を流星で破壊しているが、まぁみんな避難しているので大丈夫と思いましょう)
ビットからの波状攻撃を響は慣れぬ空中戦ながら回避していく。
だが、時限爆弾は爆発に向かっている。



さて、ここで働くのがマリアである。
リフレクタービットで神獣鏡のビームを拾って収束!
というか、ビット多すぎィ!?
たった1個だけぽつっと放出して起動させようとしたのは何だったのか。
そりゃあ無理だよ。



だが、無情にもタイムリミットに迫りつつあった。
残り30秒を切り、胸のガングニールが露出し始めた。
今まではこれでも意識を失うくらいのダメージだった。
だが、ここからはその先に踏み込もうとしている。
確実に死ぬ。それでも生きて帰る決意で戦っている。



「戦うなんて間違ってる」
「戦わないことだけが本当にあたたかい世界を約束してくれる」
「戦いから解放してあげないと」


ビーム乱射しながら言う人の言葉じゃないが、これが洗脳ユニットで増幅した未来の歪みなのだろう。
その戦いによって響が死に瀕しているという矛盾を抱えている。
偽りの意志では届かないとはこういう意味か。




だが、ついに響の病状が危険域に突入した。
全身からガングニールが飛び出す!
ガンダム00でも、ファフナーでも、Fateでも即死級の危機だ。
これは死ぬ。不味い。フィーネさん、対策くらい用意しとけ。



(違うッ!)
(私がしたいのはこんなことじゃないッ!)
(こんなことじゃ――)
「ないのにぃいいいいッ!!」


響の死を目前に未来はやっと目覚めた。
心隠す象徴でもあったバイザーが解ける。
閉ざされた心を開いたようにも思える演出だ。




「離してッ!」

「嫌だッ!」
「離さないッ!!」
「もう二度と離さないッ!!」

「響ぃいいいッ!!」

「離さないッ!!!」


その隙を突き抱き締めた!
もはや抱き締める以上の行為は不要!
想いを伝えるにはこれ以上は無用!
接吻とかあるけどガチレズになるので、薄い本で。
ともあれ、一度は離された手だったが、今度は全身で抱き締めて離さないと誓った。
シンフォギアお得意の対比である。
それが最大級の感動を生み出している。




「そいつが聖遺物を消し去るって言うんならッ!」
「こんなの脱いじゃえッ!!」
「未来ぅうううううぅううううッ!!!」


                       ヘ(^o^)ヘ いいぜ
                          |∧  
                      /  /
                  (^o^)/ てめえが聖遺物を
                 /(  )    消し去るってなら
        (^o^) 三  / / >
  \     (\\ 三
  (/o^)  < \ 三 
  ( /
  / く  まずはそのふざけた
        神獣鏡をぶち殺してください

そして、2人は収束した神獣鏡ビームに突っ込んでいった。
流星以上の破壊力がありそうだ。
だが、離さず2人一緒に突っ込んだ。
愛しい人を助けるためにビームをぶちかますのが金子流である。



灰になりました。
当たり前です。しょうがないね。
だが、未来を苦しめていた洗脳ユニットも砕け散った。
なお、この時、未来のギアは吹き飛んでいるように見えるが、響のギアは原型を保っている。
それが意味することは一体……




「作戦……成功、なのか……」

「作戦は成功ですッ!」
「封印は解除されましたッ!」
「そう、フロンティアの浮上ですッ!」


そして、二課とF.I.S.の作戦が同時に成功した。
未来の解放とフロンティアの起動……
これはウェル博士の計画通りに事が進んだことを意味する。
その双方を満たさせたのもマリアの手によるものだった。




というわけで出ました。金子彰史が大好きな遺跡です。
ムー大陸かな。ミヨイ・タミアラかな。マルドゥークかな。
何にせよやはり遺跡! やはり、金子彰史に遺跡は欠かせぬ!
多分、名称もフロンティアは便宜上のものであり、シュメール語が爆発するような金子彰史ダンジョン名が待ち受けていることだろう。
要するにWAネタ。



驚き一時交戦を止める翼と調だった。
その瞬間、翼が後ろから撃たれた。
え、あれ、フィーネさん、まだ目覚めていませんよ?
ウェル博士もヘリにいますよ?



「雪音……」

翼を撃ったのはクリスだった。
え? あれれ?



「さよならだ」

え?

え?

え?

次回へ続く。


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