刃牙道 第15話 本来の顔
勇次郎VS花山と武蔵復活の同時上映はまだ続く。
戦いそうで戦わないのもバキなんですよね。
勇次郎VSピクルなんて注目度も高かっただろうに結局やっていない。
のんびりしていると勇次郎と花山の戦いもぽしゃるぞ。
ヘタすれば武蔵復活もぽしゃるかもしれない。
「お二人の親子喧嘩を見終わって以来でした」
「見聞きするどれもが………」「無価値というか…」
花山は自身の身に降りかかるあくびについて語る。
少なくとも花山にとってあくびは退屈を意味しているようだ。
親子喧嘩はあらゆるものが色褪せるほどのインパクトがあったみたいである。
そして、結局は血筋なのかと凹んでもおかしくはない。
大丈夫。ジャックは何かいまいちな人になっちゃったからさ。
ここで花山の口から親子喧嘩から1年が経過したことがハッキリと語られた。
これで時系列が確定ですね。
バキが17歳になってから大分密度が濃かっただけに随分時間が空いたなー。
1年弱で神心会トーナメント出場→地下闘技場で数戦→ツタが生えるほどに回想→最大トーナメント→死刑囚襲来→大擂台賽→Jr.死す→カマキリ戦→大統領誘拐とオリバ刑務所行き→原人復活→親子喧嘩ですよ。
ここまで濃密な1年間もなかなかない。
この1年間、花山はあくびをする毎日を送っていたのか。
そりゃあ解決を図って勇次郎に挑むという無茶もしちゃうな。
もうちょっと慎重でもいいとは思うのですが。
もしかして、本部も1年間山籠りをしていたのか?
これは期待できるぞ! あの本部が1年間も山籠りしている思うと!
刃牙の山籠りの4倍の期間だから4倍は強くなっているに違いない!
まぁ、本部が4倍強くなっても……いや、4倍強くなれば……
ついでに1年というブランクは「範馬刃牙」の最終回から「刃牙道」開始までのブランクと被っている。
現実時間が反映されていますね。
あくびというのもバキがなくて退屈している読者の気持ちを反映しているのだろうか。
それならもうちょっと展開を早くしてもいいのよ?
「二人の力が」
「デカ過ぎた」
「故にあの日周囲(まわ)りが勝手にオモシロがり」
「勝手に共有しちまった」
勇次郎は親子喧嘩を平凡な家庭の問題と言いながらも、俺と俺の息子が凄すぎたと語る。
未熟未熟と嘲笑ってきた刃牙のことをすっかり認めていますね。
サインを書いたり(疑惑)勇次郎にも微妙な変化があるのがわかる。
勇次郎の人生最大のイベントだったのだ。
そりゃあ多少なりとも変わってもおかしくない。
「そんな退屈してるオマエさんに――――」
「この俺にどうしろと…………?」
しかし、勇次郎は勇次郎。
刃引きしていない刃なのだ。
いつどんな理由で突然キレるのかは誰も予想できない。
そして、今サングラスを宙高くて弾き飛ばし、落下してきたところを握り潰すという二段構えで破壊しながら凄む!
まぁ、勇次郎にしてみれば花山は自分で退屈を紛らわせようとしたのだ。
元よりプライドも地上最強なのだからそりゃキレるわな。
さて、サングラスに隠されていた勇次郎の瞳だが、妙にキラキラしていることもなくいつも通りでした。
変に丸くなることもなく健在そうで何よりだ。
こんな男にサインをせがんだのか、あの小僧っ子は。
うーむ、あの子は将来大物になれるな。それだけの胆力があるよ。
ついでに退屈を紛らわせるには勇次郎と世間話するだけで十分な気がする。
きっと、いや絶対にオモシロエピソードに満ち満ちているぞ。
花山も勇次郎も原液一気飲み主義だし、一緒に酒でも飲んでみたらどうですかね。
さて、リアル降霊でペースを握った寒子サイドとなる。
ジョン・ホナーが一目で強さがわかると言った(第10話)クローン武蔵の風貌を「くだらん風貌(かお)」と評した。
批評はいいのですがそれでは5分で終わらぬのでは……
いや、降霊自体は5分もかからないということだろうけど。
降霊は5分もかからないがその準備には5分以上かかる。
……ちと詐欺臭いな
「修羅場をくぐらぬ」「甘い風貌(かお)じゃ」
「一人も斬らずに生きたとしたら」「この風貌(かお)か…………」
寒子は風貌で童貞を捨てたかどうかわかるらしい。
うーむ、人生経験凄そうだからな。
自身の人生経験に加えて降霊させた人間の分が足されていそうだ。
もしかして、科学的な知識もそれに起因するものなのだろうか。
寒子はこう言うのだが顔だけで強さは語れるものじゃないような。
顔よりもすね毛とか胸毛を見るべきだ。
すね毛はギリあり。武蔵だってすね毛生やしているけどまだ大丈夫。花山だって克巳だって生やしていた。
だが、胸毛はダメ! 胸毛は弱者の象徴!
武蔵が胸毛を生やしていたら即刻剃らないとヤバいぞ!
「凄いものじゃぞ 武蔵(やつ)の面魂(かお)は」
宮本武蔵is人気者故に幾度も呼び出したらしく、寒子は武蔵を存じているらしい。
呼び慣れているからこそ5分という自信を見せたのか。
武蔵の顔がわりとあっさり明らかになって拍子抜けした感もあったけど、実は二段構えの策だったのだ。
本物の武蔵はこれから!
しかし、人を殺しているような風貌か。
あれか。
柳の手をぶった切った時の本部のような風貌なのだろうか。
うむ、それなら迫力十二分!
あの時の本部は本部のくせに格好良かったですからね。
本部のくせにな!
長かった前口上を終えついに寒子は降霊を開始する。
そして、寒子が飛んだ! 老体らしからぬ跳躍力だ!
その跳躍と佇まいから寒子の身に宮本武蔵が宿ったのは明らか!
って、武蔵を降ろすのはアンタじゃねえよ!?
め、目の前の肉塊に降ろしてくれ!
いや、いきなり肉体を与えられて大暴れされても困るからワンクッション置いた方がいいのか?
ともあれ、武蔵降臨!
とりあえず、現状の説明をせんとな。
科学的な挑戦をしたいから蘇らせたとか言っても武蔵の武士魂は動くまい。
って、肝心要の首謀者のみっちゃんがいねえ!?
一番大切な時にサボりやがったぞ、このジジイ!?
アンタが一番交渉役に適しているのに、そのアンタがいないとどうにもならん!
当感想では徳川家と宮本武蔵には繋がりがある可能性を提示した。(第10話)
地下闘技場の母体となる闘技場を作ったのが徳川光圀。
その光圀と武蔵は生きている時代がギリギリながら被っている。
つまり、武蔵は初代チャンピオンの可能性があるというものだ。
これはわりといい線行っていると思うので、武蔵と現代を繋ぐ要因になると思っていた。
でも、当事者であるみっちゃんがいないんじゃどうしようもない。
普段はロクなことをしないくせに大事な時にもいないという生粋の困ったちゃんだ。
寒子だけじゃなく博士一同もキレていい。
ともあれ、武蔵は寒子の身体とはいえ蘇った。
武蔵復活は間近か?
ここまでに15話かかっている。武蔵の肉体に宿るとなるともうちょっと時間がかかりそうだ。
それを考えると1話で蘇ったピクルって凄かったんだな……(ピクル第1話)
思えば武蔵以上に無茶な復活だったのにあっさりと蘇っている。
次回へ続く。
花山は勇次郎の怒りを買った。
喧嘩を買えるチャンスだ!
とりあえず、公園に行けばつつがなく戦えることでしょう。
夜の勝負の舞台と言えば公園だ。
公園の試合場としての採用率は異常である。
今回で「範馬刃牙」終了から1年が経過していることが確定した。
本部も51歳ですね。
実に半端なおっさんだ。
1年が経過しているということは烈も1年間アメリカでじっとしているということである。
烈の動きがわからないみたいだから、1年の間特に何もないのだろうか。(第6話)
多分何も考えていないな。きっとそうだ。
武蔵の復活の方は5分とはいかなそうだ。
5週で足りるか? 足りんか?
復活したら復活したで戦うまでに時間がかかるから難儀だ。
とりあえず、寒子の肉体に武蔵は宿った。
でも、これじゃあかん。
せっかくPS4のゲームを買ってきたのにハードはファミコン状態である。
動いていることが奇跡だ。
まぁ、そこは降霊のプロなんで何とかしてくれるでしょう。
ホラ、今のゲームにはパッチを当てられるから。
バグがあっても概ね直るから。
なお、寒子は旧型故にパッチを当てられず、このまま武蔵が寒子の身体に居着くことになったら……
でも、郭海皇が技さえあれば最強理論を地で行っているから、武蔵も寒子の身体でも頑張れるか?
今こそ郭海皇理論が実証される!
そのためにもとりあえず適当なムエタイ戦士を玉ピンな。
普通に蘇るにせよムエタイ戦士は用意した方がいいですな。
ムエタイが砕かれるだけで盛り上がるのがバキという漫画ですよ。
今こそ贄が求められている!
なお、贄は本部でもいいという声が多数だとか……
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