刃牙道 第17話 覚醒



ついに武蔵が心身共に現代に蘇った!
シュークリームの生地とクリームが揃った状態ですよ。
これで美味しく食べられる。
まぁ、問題はそれを誰が食べるのかということですがね。
復活まで5分! だが、戦うまで5週以上は確実!

なお、今回のアオリで「吉川英治先生……あの武蔵たぶん違います(謝)!!!」と 打たれている。
吉川英治と言えば 「宮 本武蔵」が著作物として有名だ。
故人とはいえ真っ向から喧嘩を売るとは……さすがのバキである。
でも、せっかくなら現役作家に喧嘩売ればいいのに。
武蔵を題材にしている漫画なんてたくさんあるぞ?


さて、勇次郎と花山の話に戻る。
凄む勇次郎に対して話をするために逢ったわけじゃないと花山は返す。
それだけで勇次郎は矛を収めた。
あ、何か大人しいっすね。自分から歩くと言い出したのもあるけど。
何やかんやで勇次郎もけっこう変わったのではないだろうか。

「オーガセンセイ…」「サインを…ッッ」

と、ここで明らかにチャラそうな若者が勇次郎にサインをねだる。
く、空気を読め!
地上最強とヤクザが談話する中に突っ込む勇気は賞賛するが空気を読め!

当然、凄まれる。
ここで失禁した。
祝刃牙道初の失禁である。
うむ、バキと言えば失禁だよ。刃牙と言えば失禁でもある。
失禁はあるニンジャ小説でも多用されている表現であり、絶望的なアトモスフィアを表現するにはピッタリだ。

さて、勇次郎はどう対応するか。
色紙のど真ん中に指を突き刺す。
さらにそこから色紙を十字に切り裂く。
この破壊こそが勇次郎なりのサインだった。
これには若者も大満足して全力で謝礼を述べる。周囲の人間もうらやましがる。
勇次郎ならではだけど捏造も簡単そうだな。
ヤフオクには捏造勇次郎色紙が出品されているかもよ?

「天下の範馬勇次郎」「求められたサインにどう応じるのか…」
「謎が解けやした」
「あれは………サインより嬉しい……」


勇次郎の圧倒的な力を形として残してもらえたのだ。
嬉しい……のか?
うーむ、普通にサインをもらった方が嬉しい気がするんだけど……
勇次郎ってけっこう達筆だった気がするし。

これと同じようなことを少年にも施したのだろうか。
今回の若者のような興味本位ではなく、きっと勇気を振り絞って憧れをぶつけた少年にも同じことをしたのか。
何か普通にサインした気がしてならない。
多分、これは必死に考えて思いついた「オーガとしての格を下げずにサインを受け流す方法」だな。
初手となる少年へは普通にサインした気がするんだ。
オーガとしての格は下がるかもしれないが、勇次郎としての格は上がるぞ。

ともあれ、範馬勇次郎の日常編もここまでである。
ここからは喧嘩だ。
勇次郎と花山が2度目の死闘を演じようとしている。

でも、武蔵が復活したんですよね。水入りにならないか、けっこう心配です。
これで戦ったら戦ったで連載再開初のバトルが主人公抜きで可哀想だ。
可哀想と思ったが「バキ」はそうだったしいつものことだった。
初めて戦ったのが5巻ですよ。しかも、水入りになったし。

「キサマからこい…」「それで五分(フェア)だ」

「ウス…」
「それじゃ…」
「遠慮なく……………」


こうして勇次郎と花山の喧嘩が始まる。
究極と呼んでも差し支えないレベルの戦いでもただ単純に繰り出されるパンチの構えだ。
オーバーモーションで見切りやすい。
事実、克巳が簡単に防禦(うけ)つつも、それが一切通じなかった破壊力を誇るパンチである。
例え勇次郎が相手でも花山は自分のスタイルを変えようとしない。
だからこその花山である。

あくまでも自分が格上だと主張する勇次郎である。
逆に捉えれば先にやらせれば五分と言えるものなんですね。
もちろん、五分とは言い難い差はあるかもしれないが、暗に勇次郎が花山を認めていることがわかる。
これが本部だったら阿呆が一言で決着ですよ。

その一方で武蔵が目覚めた。
目覚めた武蔵は寒子の頭を掴み科学者たちに投げつける。
うーむ、何か凄いことをしたと思ったら、即座に踏んだり蹴ったりな寒子さんですな。
いや、あんなことをすれば武蔵が激おこぷんぷん丸になっても仕方ないのだが。

ともあれ、老婆とはいえ物か何かのように軽々と投げつけた。
さすがはオリンピック選手を凌駕すると言われた身体能力である。(範馬刃牙第69話
その情報ソースの信憑性はさておいて、武蔵の肉体の再現は十分に成功していると言えるか。

投げつけられた寒子に科学者たちは気を取られる。
改めて武蔵が眠っていた寝台を見ると武蔵がいない。
それに驚いた瞬間には科学者たちの背中に回っていた。
範馬一族級の機動力だ。あるいはこれが武蔵の技なのか。
刃牙が踏み込めた領域なのだから、武蔵もそこには到達できるか。(範馬刃牙第173話

「その方ら…」
「命までは取らん」
「正直に解答(こた)えられよ………」


武蔵は剥き出しのちんぽを一切隠さず凄む。
ううむ、ちんぽを隠すよりも闘争か。
戦場(いくさば)に生きた人間ならではの常在戦場の心構えですな。防人です。
シコルスキーが同じことをしていたのは忘れたまえ。

まずは命を取る取らないと言い出す辺り、物騒な時代に生きた人間らしい。
こりゃ試合も死合いの人だな。
武器があったら遠慮なく使いますよ。
グラップラーの中で近いタイプは本部か。
……ごめん、今のなしで。

こんなことを言い出す辺り、現状の把握がちっともできていないらしい。
寒子さんが何度か呼び出していたらしいから、多少は事情に詳しいと思ったがそうでもないらしい。
寒子さんは武蔵を呼び出しただけで、事情の説明は担当していないのも普通だ。
まぁ、その辺はみっちゃんの仕事ですね。
ギリギリ間に合ったから許そう。間に合っていなかったら戦犯だが。

「魂と…」
「肉体(うつわ)………」
「構えと…」
「鼓動…」
「ここに重なる」


ついに武蔵に全てが揃った。
当然、構えはバキでも幾度も出てきたアレである。
刀持っていないけど。
刀持っていなくてもできるんだ、この構え……
次回へ続く。


さて、今回は作中の後書きは置いておきます。
というのもネタがけっこうあるので。
まずはニコニコ静画で行われる刃牙格闘大喜利コンテストだ。
題材となるコマに好きな台詞を書き込むものですね。
バキは特徴的な絵柄や構図からコラージュやパロディの題材になりやすい。
そんなバキの持ち味を活かした企画と言えよう。
そこ、公式が病気とか言うな。

題材のコマはまずは独歩が0.999999…を延々と書くものだ。
唯一の「グラップラー刃牙」の素材だ。
独歩の少年期を描いた印象的な場面ですね。
でも、けっこう弄りにくそうだ。

次はジャックが骨延長手術を受けた時のコマだ。
絵としてのインパクトが強いから弄りやすそうだ。
続く急ぐのだから奔るとグルグルパンチも弄りやすい。
グルグルパンチなんて前後の流れを見るとけっこう悲惨な場面なのですが、単体のインパクトから笑いどころとして見られやすい。
いや、前後の流れを見ると悲惨な場面なんですよ、あれ……

そして、最後は刃牙道から刃牙がいろいろな格闘家を思い浮かべる場面である。
この最大のポイントは本部が上がっていることだ。
なお、これ以来本部の出番はない。
これが最後の出番でないことを祈ります……

そんなわけで公式でバキを弄れる貴重なチャンスだ。
いや、それでなくても好きなように弄っているけど。
みんなのりこめー^^

次に今回のチャンピオンの付録に刃牙語録が収録されている。
名言が多いのも刃牙である。
せっかくなので見ていこう。


「勝たなくていい 守れりゃいい」

まずは主人公の刃牙から。
梢江を連れて逃亡した時の台詞ですね。
当時はひでえ仕打ちをしたものだと思ったけど、後々考えてみると毒に冒された身体で梢江を守ろうとした結果なのだ。
当時の刃牙を支えていた梢江への愛がもっとも強く表れた場面と言えよう。
まぁ、その愛が冷めるのはわりと早かった気がしますがね……

ついでに付録では無駄な戦闘の回避が刃牙の格闘哲学の根底に流れると書かれていた。
花山やユリーに喧嘩を売った人なのでそれはどうかと……
むしろ、無駄な戦闘の回避というか面倒な戦闘の回避って感じですね。
最近は面倒な戦闘の回避さえも面倒になった印象がある。
最悪だ!


「俺は地上最強を目指しちゃいない」
「親父が地上最強の生物なら俺は二番目に弱い生物でいい」


勇次郎を超えるという刃牙の思想が強く表れた台詞だ。
でも、最終的には勇次郎を超えるとは別の道を歩んだ気がする。
親子喧嘩も勇次郎を倒すというよりも、勇次郎とわかり合うという側面が強かった。
事実、戦いの結末も勇次郎とわかり合うという形だった。

こんなことを言い出してから刃牙の強さへの執着心が薄れて、主に妖術を使うようになった気がする。
昔はもうちょっと真っ向勝負していた気がするんですけどね……


「あの言葉があったから生きてこられた」
「あの言葉があったから強くいられた」


母、朱沢江珠への想いが込められた台詞だ。
勇次郎への復讐という刃牙の戦いの発端を否定すると同時に、刃牙の新しい戦いの始まりを告げる言葉だった。
暗に勇次郎が好きであることを認めた台詞でもある。
以降、刃牙は勇次郎への好意をさらに隠さなくなった感じですね。
あのエピソードは静かながらもいい話でした。


「そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」

断言していい。編集はネットの影響を受けている。
いや、そのネットの影響をモロに受けている私がんなこと言うなってものですが他にあるじゃん。
まるで熱く溶けた泥の……いや、勝ったのは俺だとかあるじゃん(けっこう好き)。
この台詞ってアレじゃん。AA(アスキーアート)で有名な台詞じゃん。

何か北斗の拳における「汚物は消毒だ」の人がやたらと祭り上げられる感覚と似ていますね。
いいからリハクにスポットライトを当ててくれ。
まぁ、ちゃんと「ネット上でも有名な一言」と述べられている辺り、編集は素直ですね。

なお、この発言のポイントはボクシングにおける蹴りを刃牙が一切説明していないことだ。
寂海王は大地を蹴る格闘技だとボクシングを結論づけたが、それは寂海王が勝手に思っただけだ。
刃牙がそうだとは言っていないし、刃牙のこの発言の真意は謎のままである。
何か小生意気な表情、真意を有耶無耶にして何となく偉そうな雰囲気を出す話術……
名言とは言い難いかもしれないが刃牙というキャラクターを象徴している台詞ではある。


「闘いはSEX以上のコミュニケーションだ」

さて、次は勇次郎である。
まずは初期の名言だ。
勇次郎の思想を雄弁に物語る言葉ですね。
じゃあ、刃牙も梢江と戦えばいいんじゃないか?


「色を知る年齢(とし)か!」

親馬鹿炸裂。
それしか言いようがない。
なお、勇次郎本人は刃牙よりも先に色を知っていた。レイプもしていた。


「禁欲の果てにたどりつく境地など高が知れたものッッ」
「強くなりたくば喰らえ!!!」


まさに勇次郎イズムが炸裂した名言である。
名言だが金言とは言い難い辺りも勇次郎的だ。
そして、この言葉通りに梢江を喰らいまくった刃牙の恐ろしさよ。
いや、オリンピック選手以上の肉体を持つ刃牙と互角に渡り合った梢江なのだが。
アンタ、一体普段何食ってんだ。


「自らの意思を希望(のぞ)む通りに実現させる力」
「それが“強さ”の最小単位!!!」


作中で幾度か述べられた強さの定義ですね。
餓狼伝でも同じような定義付けがされている。
板垣先生の強さの定義と言えよう。
なお、この定義の初出は意外にもけっこう遅く、烈がドリアンにトドメを刺した時だ。


「上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!」

戦いを純粋に楽しもうとしない刃牙や天内を叱りつけた言葉だ。
これもまた勇次郎イズムが表れた名言である。
でも、その刃牙は決勝でファイトを楽しめとか言ったり、勇次郎も親子喧嘩で大分脱線したりと人のことをあんま言えんような……


「キサマは中国武術を嘗めたッッッ」

人気キャラの烈の出番である。
中国武術に対する自負心が表れた烈とその人格を象徴する名言だ。
もっとも、前後の流れからまったく繋がっておらず物凄い八つ当たりっぽく見えるのだが。

今では中国武術への誇りはそのままに、それ以外の格闘技を認めている。
烈も成長しているのだ。
それだけにボクシング編で見せた蛮勇としての側面は初期の烈らしさが見えて嬉しかった。


「わたしは一向に構わんッッ」

どちらもドイル戦で言った台詞である。
何か烈の象徴みたいに扱われている台詞なんだけど、この言葉を聞いたのはドイルとバーのマスターだけなんだよな。
烈が一番言ったのは何千年前に通過しているという台詞だけど、今回は扱われていない。
ちょっと寂しい。


「どこまでも疑わず…」
「どこまでも信じ切り」
「どこまでも武の懐へ…」
「それがすなわち…」
「4000年を背負うということッッ」


烈の中国武術への価値観の変化が現れた台詞だ。
中国武術への感情はあくまでも自分の強さの裏付けだった感じだった。
あくまでも中国武術と自分では自分の方が前面に押し出されていた。
それがピクルに一切通じなかったために自身を喪失してグルグルパンチした。

だが、中国武術が通用せずとも、それでも中国武術を信じることでより高みに達することができた。
こうした思想の変化が克巳のマッハ突きを様々なアプローチで磨くという発想に至ったのか。
烈のターニングポイントである。


「範馬刃牙復活ッッ!!」
「範馬刃牙復活ッッ!!」


やっぱり、編集はネットの影響を受けている。
大擂台賽屈指の笑いどころですね。
他にはサムワンとか郭春成とか。
笑いどころが盛り沢山だ!


「長生きしようなどと最初(はな)から考えちゃいないッッ」
「最強の肉体と死を引き替えにする覚悟は既にできてるッッッ」


ジャックの思想を如実に物語った台詞だ。
思想を表した台詞がやはり名言としてあげられている。
その人物の人生を端的に表しているのだから必然と言えるか。

このジャックの思想は今でも変わらず薬物添加に身長添加だ。
ハードな生き様である。
ステロイドを凌駕したという台詞は何だったのか。


「日に30時間の鍛錬という矛盾のみを条件に存在する肉体」

言ってる意味はワカランが言いたい意味はよくわかる。
まさに板垣節だ。
「範馬刃牙復活ッッ!!」

「あきれたものだ…」
「祖国の明日など夢見る貴様が現在(いま)しか認めぬ俺に勝とうなどと……」


自分のためかそれ以外のために戦うか。
ジャックとガーレンの違いを表した台詞である。
しかし、バキ世界には自分以外を考えて強くなる人間は存外多い。
ガーレンの国への想いは盲信に近く、強くはあれど中身はないのが悪いのかもしれない。


「母親が2人」
「最愛が2つという特殊」
「2つの心」
「2つなれども偽りなし」
「母親が2人…なんて幸運だ」


ピクル編で男を上げた克巳の出番である。
というわけで名言もピクル編の台詞が多く、これもそのひとつである。
克巳の実母は憎みなさいと言っていた。
克巳と実母の別れは当然ながら暗い側面があるのだろう。
実母が実父が死ぬ原因となったかもしれず、その責任に耐えかねた実母は行方を眩ましたとか。

だが、その実母の愛を真っ向から受け止められるだけの成長を遂げている。
この台詞は克巳の精神的な成長を物語っている。
ピクルとの戦いで克巳は真のマッハに目覚めただけではないのだ。


「失ったのではない……」
「得た……隻腕……」
「片腕という個性(オリジナル)!!!」


隻腕という現実を受け止め、さらなる飛躍を目指す克巳の姿である。
やや誤魔化し臭い部分もあったが、事実として達人を脅かすほどの成長を遂げた。
これは精神的に成長した克巳だからこそ辿り着けた境地なのだろう。


「空手に殉じたいのです」
「空手じゃなければいけないのです」


かつて空手家じゃなくていいとドリアンをバーベキューにした姿からは想像もできない台詞である。
空手に対する克巳の想いが表れている。
これは師である独歩の境地であり、友である烈が辿り着いた境地でもある。

克巳の名言はいずれも克巳の成長に大きく関わっている。
天才と言われ空手を完成させたとも言われているが、一人の人間としては未だに完成してはいない。
そんな克巳らしさが表れている。


「こちとら喧嘩師いつだってたぎってる」
「好きなときに来な」
「寝込みでも…女喰らってる時でも…」


いつでもどこでもという喧嘩に生きる花山の思想が表れている。
ホント、思想系が人気ですね。
明日から使いたい名言揃いだ。
こちとらラブライバーいつだってたぎってるとか言ってみたい。


「まだやるかい」

寡黙な花山らしい短くも重い言葉だ。
強烈なパンチの後にこんなことを言われるのだから効果倍増だ。
なお、寡黙と言ったけど今の花山はけっこう饒舌だ。
インテリヤクザに転向したか?


「オレの空手は後退のネジをはずしてあるんだよ…」

さて独歩の出番だ。
独歩の性格と空手への信頼が表れている。
でも、わりと後退するんだよね、独歩。
あと変化球を投げることも多い。
この辺も含めての独歩らしさか。


「武の神様はケチでしみったれなんだ」
「あれもこれもどれも全て差し出す者にしか本物はくれねェよ」


前後の台詞と合わせて印象深い名言だ。
独歩とドリアンの生き様の違いが如実に表れている。
全てを尽くした者が強くなれるのがバキ世界なのだ。
刃牙だってSEXに全てを尽くしたから強くなれた。


「坊主でもやってりゃ…ここで引き返しもできるんだろうけどよ」
「ここが武道家の辛えところよ」


さて、渋川先生編。
危険だとわかっていても踏み込む。
老いてなお勝ちたい。
渋川先生も強いんだ星人なのだ。


「生き甲斐奪ってくれるなや」
「あと20年は現役でいる」


95歳でも現役!
当時は凄いと思ったが140歳越えて現役の人もいるので、95歳くらいは余裕だべ。


「750c.c.ブチかまされたときと同じだ――」
「だったらイケるぜ!!!」


何か編集のプッシュを妙に感じちゃう千春の名言である。
ネット的にはバキ感想の大御所、だったらイケるぜ様のサイト名で有名ですね。
この頃の千春は独特の格好良さがあった。
今の千春は……何か、こう、サッパリとして道化になってきましたね。
いや、それはそれでいいのかもしれないけど。


「愚問だな…」
「愛以外に人を強くするものなどあるものか」


オリバの名言ですな。
当時ははぐらかしただけだと思ったが、数年後にこの愛が本物であると回収されるのだった。
その意味でも印象深い台詞だ。


「汗とッ 涙とッ オシッコの混じったしぶきをッ」
「誰もよけようとはしませんッ」
「闘いの聖水を――誰もッッ」


まさかのアナウンサーである。
オシッコを聖水と呼ぶのは止めたまえ。
ともあれ、あのアナウンサーはなかなかいい味を出していたのでまた登場してもらいたいところである。
大擂台賽の時もそうだけど、アナウンサーはけっこうデカい存在なんですよね。
解説は必要。本部も必要。

そういえば本部が名言がありませんでしたな……
五体以外は〜とか名言だと思うのですが。
名言というかペテンでしたが……




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