刃牙道 第19話 近いな…
武蔵がやる気を出しているぞ! 刃牙とは大違いだ!
刃牙はピクルが蘇っての感想が興味ないでしたからな。(範馬刃牙第89話)
嘘でもああいう感想を言うのが範馬刃牙である。
見習いたい主人公像だ。
「止まっちまったよ…」
「………欠伸」
そんな刃牙はバキハウス地下の汗まみれなトレーニングルームの中でアクビが止まったことを感じていた。
やはりというべきか、アクビには武蔵が関わっていたようだ。
花山のアクビが止まったのも勇次郎が目の前にいるというよりも、武蔵が復活したことが関わっているのだろうか。
花山の方が時刻的に後なら辻褄も合う。
「俺のじゃない例の――――」
「謎の鼓動は何故か――――ピッチが早まってる」
そういえばアクビと並んで謎の鼓動がありましたな。
すっかり忘れていた設定だよ。
こちらはアクビとは対称的に早まっているようで。
やはり、武蔵の復活か。
ここでボケの常套句としては本部が山から降りてきたというものですな。
……あいつ、今どうしているんだろうなぁ。
刃牙はあぐらから親指だけの逆立ちに移るという高い筋力とバランス感覚を見せる。
うーむ、何だか勇次郎っぽいトレーニングですな。
地味に身体に負荷をかけている辺りがそれっぽい。
勇次郎にいろいろな面で近付いている。
刃牙は鼓動の主と逢える日が近いことを感じる。
世界は俺を中心に動いている的な。
ヘタすれば電波だ。
この辺の自己中心的な一面も勇次郎らしい。
せっかくだから勇次郎らしいことでもしてみるか?
梢江をレイプするとか。
「死刑囚か…」
「原始人か…」
「誰が来たって驚いてやらねェ」
刃牙が死刑囚のことを覚えていた!
これはちょっと嬉しいな。
死刑囚は明確なオチを与えられずフェードアウトした存在だが、ちゃんとこの世界に存在していたのだ。
誰か一人くらい復活してもいいとは思うんですけどね。
常在戦場な武蔵VSルール無用な死刑囚というのも意外と噛みあうかもしれない。
刃牙道で話題になったキャラも「グラップラー刃牙」時代のキャラが過半数で、「バキ」や「範馬刃牙」のキャラがオリバくらいなのはちと寂しいし。
死刑囚が来た時は刃牙は驚いていた。
原始人が来た時も驚いていた。
今度こそ驚かぬ! 平然! ノーリアクション!
これは冷や汗を流す前振りだろうか。
これで本当に動じず「キョウミねェよ武蔵」とか言い出したら殴ってもいい。
しかし、原始人が既に復活済みなんですよね。
その後に宮本武蔵というのも違和感がある。
宇宙最強のフリーザを倒した後に純地球製の人造人間に苦戦するような違和感だ。
実際の強さはともかくスケール的には下がっている。
さて、もうひとつの激震地、勇次郎VS花山である。
この一戦を徳川光成は動きやすい迷彩服かつ双眼鏡を使って遠目で観戦していた。
やっぱり、この世界線は武蔵復活後なのだろうか。
まぁ、周囲の被害ももうちっと考えてください。
花山の一撃は勇次郎に鼻血を流させた。
だが、実質ノーダメージだろう。
ならばと次はアッパーを放つ。さらにフックだ。
いずれも大きく振りかぶって放たれるオーバーモーションかつハイパワーな一撃だ。
しかし、どちらも外れてしまう。
勇次郎が動いた様子はない。
動かないでかわす技術か。
あるいは独歩VSJr.の時のような真剣度が上がったことで生じる間合いの違いだろうか。(バキ第247話)
「本人の頭脳(おつむ)はおそまつでも」
「肉体(カラダ)は気付いちまってる」
「細胞が怖じけてる」
花山の空振りを勇次郎はこう解説する。
花山が勇次郎を内心恐れているということだろうか。
でも、最初のパンチは当たりましたな。
実は武蔵が関わっているのだろうか。
何にせよ花山は深層心理下で恐怖を感じているのだった。
それでも止まらないのが花山だ。
アスファルトを踏み砕くほどの踏み込みで再度攻撃を仕掛ける。
だが、それを勇次郎の掌底で迎撃される。
ダメージより態勢を崩すことを目的としているような勇次郎にしては温和な打撃だ。
でも、「パンッ」と音が鳴っている。
正体の音としてはやや不自然だ。
そして、パンと音が鳴る掌底で思い出されるのが柳の空掌だ。
もしかしてもしかしちゃうのだろうか。
刃牙が死刑囚のことを思い出していたのは伏線やもしれぬ。
空掌が蘇ると死刑囚フェア確定だな。
シコルスキー辺りが武蔵の贄に捧げられるのかもしれない。
そして、武蔵さんは徳川光成の車に乗っていた。
当然のことだが車内には徳川光成が乗っている。
当然のことだが、勇次郎VS花山とは時間軸が違うことがわかる。
同じ時間軸なら徳川光成が2人いることになってしまう。
でも、ノー説明だからどうしても混乱しちゃうな。
「もそっと………」「もそっとゆっくりと……」
車の速度に驚いているのか、あるいは変わり果てた街並みに驚いているのか。
武蔵は困惑するばかりだった。
初見の凶悪の面構えがちと可愛く見えてくる。
ちょっと萌えキャラっぽいですね。
ピクルといい過去からの来訪者は萌えキャラ揃いか。
徳川カーの速度は25kmだ。
もはや徐行と言っても過言ではない。
なお、戦国時代の馬の速度は速くても30kmくらいだそうで。
それなら25kmくらいは驚くに値しない。加えて車の中だとスピード感も大分落ち着くため、特別速いと感じることもないだろう。
速度よりも街並みにこそ驚いていると見るべきか。
武蔵は400年後の日本だとは聞いていた。
400年後とはいえあまりにも見慣れぬ光景に驚く。
ピクルと違って驚きながらもすんなり馴染んでいない。
なまじ常識があるからか。
こりゃ常識のすり合わせに苦労しそうだな。
対戦が始まるまでに時間もかかりそうだ。かかりそうだ……
次回へ続く。
刃牙のアクビも止まった!
スーパー武蔵大戦が開幕間際だろうか。
他の格闘家のアクビも止まっているのだろうか。
これで本部だけアクビ何それ美味しいの状態なら面白いのだが。
山籠りした理由はみんな特訓をしていたから、その流れに乗って山行ってみたとか……
最悪のパターンとしては山籠りしたのが飛騨山で夜叉猿にうっかり勝負を挑んで大敗というものですな。
それはそれで面白いが。
勇次郎VS花山は不穏な空気を見せる。
なかなかに扱いが難しい一戦だけにどう収まるのだろうか。
バキシリーズにおいて同時展開はどちらかがぽしゃることが多い。
特にバトルとなるとなおさらだ。
刃牙VS千春と烈VSクレーザーは珍しく完走した類ですね。
展開を早くするためにどちらかに絞った方が読者としてはありがたいのですが。
さて、最後のページには同じチャンピオン掲載の「弱虫ペダル」の主人公、小野田坂道が映っている。
真夜中なのに総北のユニフォームを着て違和感たくさんだ。
高校生がチャリンコを漕ぐ時間じゃないぞ。
ともあれ、双方のファンには嬉しい演出ですな。
特に企画もないみたいだから突然の登場に驚いちゃうわけですが。
実は次号辺りにチャンピオンの各漫画で小野田君が登場するという企画があるとか。
以前に行われた春巻が登場するみたいな。
それを板垣先生が早まってやってしまったとか……
なお、春巻の企画に関しては範馬刃牙第109話の時に行われました。
ピクルが花山を殴ったコマに登場していた。
感想中では触れておらず、単行本では春巻がいなくなっていますが。
さて、小野田君に東京と言えば一番に思いつくのが秋葉原ことアキバだ。
アキバは東京の中でも大きな変化を遂げている街だ。
具体的には電気街から萌え盛り沢山の街へ変わった。
このネタはシュタインズゲートでもありました。シュタゲでは萌えの街から電気街に戻ったという使い方がされましたが。
というわけで武蔵が一番驚くのはアキバであり、未知の要素である萌えなのかもしれない。
そして、ドハマリしてしまったら……もう……
そういえば、武蔵は歴史物の女体化ものを見たらどう思うのだろうか。
主君の女体化……まして自分の女体化を……
探してみたところLOVや双剣のクロスエイジで女体化済み。
歴史物の女体化の殿堂であるエロゲーでは桜花センゴク!にいるようで(公式サイトでは確認できず)
これで女体化シリーズにハマったらいろいろと困るな。
武蔵……萌えを覚える歳か!
うっかり武蔵繋がりで褐色白髪露出大眼鏡の同名の娘に萌えたりして。
(宮本武蔵ではけど)今、日本で一番有名な萌え武蔵ではなかろうか。私も好きです。
あ、今回武蔵が何か萌え属性を披露したのは、その武蔵と正面から殴り合うためでは……
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