10周年記念プレイ日記8thMidnight





藤沢の師匠、織田が初登場する。
やることは8thNightとほぼ変わらず。特に難しい場面がないのも変わらず。
8thMidnightだけあり、8thNightの後編といった内容である。



危うくなってくる赤碕の精神状態を象徴するように、語彙がさらにテンパってくる。
何が何だか。

この夜はイベントを行う順番や選択肢を間違えると、見られなくなるイベントが出てくる。
全てのイベントを巡ろうとすると少しだけ手順に気を使う必要が出てくる。
…巡ってもいいものをもらえるわけじゃないけど。
強いて言えばアルミ製ストラットバーくらい。ありがたくない。

パーツで欲しいのは赤のSeven-FDの持っているPeri-Portくらい。
HAKONEでのレベル上げはコースが長いので効率が悪いし、欲しいものを取ったらさっさとイベントを進めることにする。



まずは高橋九弐輝戦。
馬力自慢のZeta2400だが、特に恐れるようなスペックではないので普通に勝利。
PARTSは高橋ブラウンを奪っておく。

余談ながら高橋九弐輝も山崎同様の超速歩行を見せてくれる
あまりにもおかしすぎて、逆におかしいと感じないほどである。
ついでにBATTLEに断ると暗転時に超速後ろ歩きを見せてくれる。
非常に気付きにくいけど、よく見ると後ろに歩いている。マッハで。



高橋戦を終えたら織田イベントを始める。
ひどい評価を受ける織田であった。
本人は横浜最速伝説の負の部分とはほとんど無関係のただ速い人だっていうのに…
川志摩サトルの所在を知っていたりと、もしかしたら裏があるかもしれないけど。
わかりにくい部分でおかしくなっている赤碕であった。



織田戦はごく普通に勝利。
HAKONEの敵はパワーに劣っているので、苦戦する要素がまったくといってもいいほどない。
このあたりはテクニカルコースばかりだし、調整に難航したのかもしれない。



走ることを一切止めない織田である。
さすが、藤沢の師匠だけある。
使い捨ての多い後半キャラクターの中でも一際輝いている織田さんであった。
スクエニは織田さんの現役時代…10年前の伝説を綴ったレーラグ0なんか出してみてはどうか。

そして、プレイヤーを絶望に叩き込む250馬力のGTカーをもらい、この夜を終える。
高橋はこれでDiabloTuneに勝つ気でいたらしい。
…どこからそんな勝算を持ってきたのか。
MACHINE COMPLETEは前夜と同じなので省略します。

余談
登場したキャラクター
・高橋九弐輝
どこかホモっぽい箱根一のチューナー。
そのチューナーが250馬力のGTカーを差し出しますか…しかも、AT。
マシンパワーが低いなりにトータルバランスには優れている。
いるけれど、せめて500馬力くらいは欲しかった。
HAKONEのBATTLE難度といい、レーラグが特殊なジャンル故のバランス調整の難しさが暗に表れているのかもしれない。

余談ながらたかはしくにてる、と読む。
…私は読み方がわかるまでくにきと読んでいた。
今もけっこう打ち間違える。

・織田真学
おだまなぶ、と読む。HAKONEにはわかりにくい名前の人が多い。
かつての箱根の皇帝だけあり、その存在感は非常に大きい。
『R』Tシャツでレーラグ自体とリンクを果たしている。…ちょっと無理矢理繋げた気がしないでもない。

その実力は一流…のはずだが、登場車種がいかんせんノーマルのEvo-2000Gのため、いまいち速い印象がない。
また、ファンブックによるとかつて虎口に敗北したことがあるようだ(それにより皇帝が継承されたらしい)。
今ひとつ、速さという点では疑わしい。
それでも、藤沢にタイマンで勝ったことがあるようだから(それが藤沢が走り屋の世界に飛び込むきっかけとなった)、
実力自体はやっぱり本物かもしれない。
ただ、藤沢とのタイマンが走りなのか、それとも喧嘩なのかは不明(当時の藤沢は札付きの不良だった)。

速さにおける信憑性は微妙だが、レーラグ世界の中でもトップクラスに熱い弁舌を振るってくれる。
その弁舌が存在感の大きさに直結していると言えよう。
口先ひとつで株を稼ぐ…実にレーラグの住民らしい。
…もしかしたら、藤沢先輩の師匠というのは演説の師匠なのか?
だとしたら、納得がいく。実に納得がいく。


この夜の謎

・織田が赤碕を狙った理由
なぜ、藤沢先輩ではなく赤碕を狙ったのだろうか。
藤沢のお墨付きという噂でも聞いていたのかもしれない。
弟子の弟子となると興味が沸くというものだ。
もしも、赤碕の走りを目にしていたとしたら、10年前の最速の男との共通点を感じてもおかしくはない。
…でも、いざ車を降りても赤碕には一切話しかけない織田であった。

・藤沢が声が聞こえるようになった経緯
藤沢先輩は声が聞こえると告白する。当然、Diabloの服用が影響しているに違いない。
声は極限状態で聞こえる。
藤沢自体、素の速さが並みではない。ある程度のスピード領域なら余裕を持って走れる。
結果として極限状態を引き出すような状況、声が聞こえる状況にはなりにくいことだろう。
そのためか、難馬さんよりは精神の平静が保たれている。

それを考えると難馬さんがDiablo服用者の中でも特にジャンキーな雰囲気を漂わせているのは、
マシンの急激なパワーアップに伴い体験したことのないスピード領域に踏み込んでしまい、
極限状態を幾度も引き出してしまったのが原因だろうか。

さて、本題。
いつから藤沢先輩はDiabloを使い始めたのだろうか。
藤沢先輩の様子が変わり始めたのは難馬さんが自殺した後だ。
あの時点ではDiabloを服用していたと考えてもおかしくはない。
事実、横浜GPの後で声が聞こえたのは難馬さんの事故の後だと告白している。
難馬さんの自殺の直後に服用し始めたと見て間違いないだろう。

ならば、服用した原因は何だったのだろうか。
Diabloは沢木や難馬など速さを求める走り屋が用いている(難馬さんは微妙なところだけど)。
もしかしたら、横浜GP予選における赤碕の快走を見て藤沢には焦りが生まれたのかもしれない
赤碕は自分より速くなるかもしれない。現横浜最速としてはその胸中は如何ばかりのものか。
その焦りの一端らしき言葉を藤沢先輩は事故った後に告白した。
ならば、一時期とは比べものにならないくらい速くなった赤碕に対抗するために、Diabloに手を伸ばしてもおかしくはない。
藤沢だって人間だ。脆い部分はいくつもあるのだ。
それが仲間の死の直後ならば、なおさらだろう。

Diabloが行き渡った経緯はやはり葵経由だろうか。
藤沢の焦りを感じた葵は何らかの理由を立てて渡す。恋人だからと信用し藤沢は服用する。
この時点では声の正体がわからずに狼狽している。
WON-TECが絡めばある程度はそちらを不審に思うだろうし、葵の線が濃厚そうだ。


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