EPISODE6 奇跡――それは残酷な軌跡



響の左腕が喰われた!
衝撃的な展開である。
そして、WAシリーズ経験者には馴染み深い展開である。
その続きとなる第6話は公式サイトに<!--ホームラン級謎ポエム-->と書かれるくらいである。
それにしてもこのスタッフ、ノリノリである。





さて、本編前にOPのカットの変更点から。
各人のギアの紹介カットの背景が変わった。
聖遺物を用いた伝説上の人物たちが描かれている。
ええと……ギャップ萌え?
必死に萌えさせないようにしていますね。
防人剣さんの背景の防人っぷりがとんでもない。



策略を駆使してネフィリムに響の左腕を喰わせることに成功したウェル博士は笑う。
ノイズを障害としつつ、月の落下の話で意識を上に向けてから、地中からのネフィリムの強襲を行った。
さらには響の動揺を誘う話術をも行っている。
この人、本当に博士なのだろうか。軍師の方がよっぽど似合っている。




「イッタァアアアアアアッ!!」
「パクついたァッ!!」
「シンフォギアをォオッ!!」
「これでェエエエエッ!!!」


メチャクチャ楽しそうで嬉しそうだ! 特に金子彰史がな!
さすが、WA5で別の人間にシナリオを委託したのにしっかり外道キャラだけは自分で書いた金子彰史である
もう本当に楽しそうで嬉しそうですね。心の底からノリノリである。
パクついたなんて言葉に金子節が爆発しまくりだ。
そんなに第1期で外道キャラを描けなかったのが心残りなのか。
そりゃあここまでウェル博士を外道に描けてさぞ満足でしょうよ。
金子信者としても満足だ!



メガネがズレ落ちそうなくらい超ハイテンションなウェル博士とは正反対に響の顔は苦痛に歪む。
これでもうら若きJKである。
左腕の喪失という痛みには心も身体も耐えられない。
それでも血は止まっているからしっかりと動脈は押さえているようだ。
(上腕内側に動脈が走っているため、それを圧迫することで止血ができる。参考文献



「あのキテレツッ!」
「どこまで道を外してやがるデスかッ!」

「ネフィリムに聖遺物の欠片を餌と与えるって……そういう……」


ウェル博士の凶行に切歌は怒り調も動揺する。
これは反響主義者の2人にとっても衝撃だった。
2人とも、何だかんだでメンタルは年齢相応だ。歌だって楽しく歌ってしまう。



「どこに行くつもりですか?」

チャリンコ野球部ジャリガキの一件を思い出し怒りが有頂天になったマリアは出撃しようとする。
が、ナスターシャ教授に止められてしまう。
そりゃあ止めますよ。
甘い! 甘さが爆発しすぎている!



「あいつは人の命を弄んでいるだけッ!」
「こんなことが私たちの為すべきことなのですかッ!」


悪として立ち上がったはずなのにこれである。
マリア・カテンツァヴナ・イヴ。甘さが抜けきらない人である。
此の期に及んでも想像を絶する非道さを見せつけている。
なお、想像を絶しているのは非道パラメーターの低さである。



「あたしたち、正しいことをするんデスよね……」

「間違ってないとしたらどうしてこんな気持ちになるの」


すっかり響に肩入れしてしまった2人である。
偽善や綺麗事と響を否定したとはいえ、響が酷い目に遭うことまでは望んでいないようだ。
人の命をモノ扱いしていたF.I.S.にいたのだから、相当に過酷な環境で育ったことは想像に難くないが2人ともすれていない。
まぁ、甘さの塊のようなマリアが一緒にいたのだ。
グレるにグレられないのかもしれない。
マリアがグレていたら2人共グレていただろうが。
そうなるとマリアさんって偉大なのか? やはり、マリアさんは格が違った(羨望)



「その優しさは今日を限りに捨ててしまいなさい」
「私たちには微笑みなど必要ないのですから」


甘さを見せる3人の装者をバッサリと切り捨てるナスターシャ教授だった。
「微笑みなど必要ない」は第1期第2話で翼が用いた台詞だ。
翼のあれは強がりのようなものだったが、ナスターシャ教授のこの発言は本心によるものだろう。
事実、ウェル博士が非道で外道だから武装組織フィーネは崩壊を免れている。
米軍に狙われた時、ウェル博士がいなければどうなっていたことやら。
捕まることはないにせよ、輸送船にダメージを受けて足を失っていたかもしれない。
そして、足を失えば少数故の機動力も失ってしまい、武装組織フィーネは成り立たなくなってしまう。



「何もかもが崩れていく……」
「このままじゃいつか私も壊れてしまう……」
「セレナ……どうすればいいの……」


耐えられない現実を前にマリアは妹の形見にすがるばかりであった。
へっぽこである。さすがのへっぽこである。
せっかくキャラクターソングが出て、烈槍・ガングニールの格好良さを見せつけたのにこれだった。
甘さはともかく、覚悟を持って悪となったかと思いきや、それさえも貫けそうになかった。
罪なき人間と戦うことになるとは想像できなかったのか。
それこそが悪であることを覚悟できなかったのか。
このへっぽこっぷりを愛でなさい。




「完全聖遺物ネフィリムはいわば自律稼働する増殖炉ッ!」
「他のエネルギー体を暴食し取り込むことでさらなる出力を可能とするッ!」
「さあ始まるぞッ!」
「聞こえるか、覚醒の鼓動ッ!」
「この力がフロンティアを浮上させるのだッ!!」


一方、鼻血出そうなくらいに昂ぶっているウェル博士だったとさ。
もうどんだけ楽しんでいるんだ。顔芸しまくりである。
また、ネフィリムもウェル博士のテンションに合わせて、黄色から赤色に発光を変えて巨大化した。
響の左腕はネフィリムも喜ぶほどの聖遺物であった。
また、響の身体そのものが聖遺物であることが証明された。

「フロンティアを浮上させる」という言い回しから、フロンティアは戦艦か何かなのだろうか。
カ・ディンギル繋がりでマルドゥークか?
(WA1でカ・ディンギルから行けるダンジョン。ラストダンジョンでもある)
そして、そのために必要なネフィリムは動力源としての用途であり、ネフィリムの肉体自体に価値はあまりないのか?

さて、外道と顔芸、あと策略に定評のあるウェル博士の魅力が爆発しまくった。
まさに絶頂を迎え高笑いも映えるというものである。
なお、ここまでがウェル博士の絶頂期である。



感じまくっていたウェル博士だったが突如顔つきが変わる。
響の胸の傷から光が零れる。
胸の傷からの光は重要な演出として何度も描かれてきた。
そして、今もまた響の窮地に輝いた。




「そんな……まさか……ッ!!」

響の抱えた爆弾、「抑えきれない破壊衝動」が発現した!
第1期と比べると描き方が変わり、その禍々しさが強化されている。
クリスの撃墜による悲しみと怒りでも発現したものである。
ならば、左腕を喪失した痛みと恐れでも発現してもおかしくはない。
響が抱えた問題は解決に至っておらず、未だに存在しているのだ。

だが、これもウェル博士の計算のうちかもしれない。
聖遺物係数(今考えた造語)が高まった響をネフィリムに食べさせれば、ネフィリムのさらなるパワーアップに繋がろう。
権謀術数に長けるウェル博士なら……あるいは……



はい! 全然ダメでした! 完全に予想外デェス!
計算している人の顔じゃありませんよ。
完全にビビって怯えてますよ。
いや、アンタ、一応は専門家なんだからこうなることくらい予想できるでしょうに。
とはいえ、融合症例のデータは稀なのだから、いかにウェル博士と言えど知りようはないか?

もう響の腕を食べさせることしか頭になくて、それが見事成功してハイになっちゃったのだろうか。
そりゃあいくら策略を尽くそうとも分が悪い相手だ。
ネフィリムだって肉弾戦では響に遅れを取っていた。
案外、宝くじを当てるような勝ち目の薄い勝負に挑んでいたのかもしれない。
そりゃハイになるわな。宝くじを当てた結果も考えられないよ。



そして、化け物と怪物が相まみえる。
黒と赤のコントラストはまるでナイトブレイザーだ。(WAシリーズ未経験者のために参考画像
マフラーも相まってこれはナイトブレイザー以外の何でもないな。
ナイトブレイザーと言えばボス戦。ボス戦と言えばナイトブレイザーだ。
つまり、ボスであるネフィリムとの戦闘ほど「抑えきれない破壊衝動」が映える場面もない。



「フィーネの観測記録にもあった立花響の――」

「暴走だとッ!?」


「抑えきれない破壊衝動」も武装組織フィーネは知っていた!
ウェル博士ェ! 予想しておけェ!
それにしてもフィーネさんはけっこうな情報をF.I.S.にばらまいていた。
融合症例とそれに関するデータは相当な機密のはずだ。
物凄い出し惜しみがないというか何というか。

月の破壊の事後処理として、フィーネさんはF.I.S.を使おうとしていたのだろうか。
ならば、貴重な融合症例のデータを提供するのもわかるし、武装組織フィーネがフィーネを名乗るのも道理だ。
武装組織フィーネそのものがフィーネさんの計画の一部となるからだ。
フィーネさんの思惑は未だに世界に漂ったままなのだろうか。



暴走状態にあるからか、有り余るガングニールのパワーによって左腕があっさりと生えた。
って、再生メッチャ速ェ!?
ガーディアンブレードやらアガートラームやらとどうなるかと思いきやあっという間に再生した。
いや、暴走状態にあるのだから油断はできない。
元に戻った時、ぽろっともげるかもしれない。



「ギアのエネルギーを腕の形に固定ッ!?」
「まるでアームドギアを形成するかのようにッ!」


わかりやすく説明してくれる翼さんである。
アームドギアを作るように腕を作ってみせた。
誰かと手を繋ぐのが響のアームドギアだ。
アームドギアを形成するように、ではなく、アームドギアそのものであるその腕を作ったのかもしれない。
そうなると響そのものがアームドギアであり……
左腕の再生は考えれば考えるほどに異常事態である。



「ま……まさかッ!?」

この異常事態にウェル博士はビビる。驚く。
圧倒的なまでの大物空気はどこへやら、あっという間に小物になってしまっている。
何ですか、博士とか科学に恨みがあるんですか。
面白いからという身も蓋もない理由でやってしまっていそうな気もする。
モチロン、面白いので許す。



衝動のままに暴走響はネフィリムに襲いかかる。
武術を駆使した前回とは真逆に技術を用いていない暴力による連撃だ。
それでも十分なダメージを与えている。
さすがフィーネさんを一撃で砕いただけのことはある(すぐに再生したが)。



「や、止めろーッ! 止めるんだーッ!」
「成長したネフィリムはこれからの新世界に必要不可欠なものだッ!」
「それをッ! それをォオオッ!!」


あまりのピンチにウェル博士のメガネがずれ上がった!
ずれ落ちる余裕、一切なし!
想定外の事態に加え想定外の破壊力だったようだ。
自分の思い通りに事が進んでいるうちは冷静だし、たまに頭がおかしくなるが、そうでないと取り乱すウェル博士であった。
この辺は典型的な博士キャラとも言えよう。

しかし、顔芸のパターン豊富ですね。
それほどでもない。



ネフィリムに吹き飛ばされるが、即座にタックルで反撃、さらにオーバーヘッドキックでアゴを跳ね上げる。
ボディから上段への連携は前回も用いたが中身はまったく異なる。
前回は人間が人間を相手にするために作り上げたコンビネーションに対し、今回は化け物がただ暴力をぶつけるコンビネーションだ。
隙も何も関係なし。パワーだけで襲いかかっている。
そして、これによってネフィリムは致命的な致命傷だ。
パワーにおいて暴走響はネフィリムを上回っている。
如何にネフィリムが成長段階とはいえ……全身聖遺物の力は完全聖遺物に匹敵するのか?



「いやぁあああああッ!!」

ヒロインのような声をあげるウェル博士でしたとさ。
暴走響のネフィリムいじめに心を痛めている。
計画の重要なパーツを踏んだり蹴ったりされればそりゃあこうなるか。
これがチャリンコ野球部ジャリガキの報いか。



ネフィリムの援護にと懐かしのお歯黒べったりノイズを召喚する。
が、響は内部に入り込みあっという間に破壊する。
お歯黒べったりノイズ、あんまり強くないから仕方あるまい。
増殖分裂型ノイズの方が時間を稼げて良かったんじゃ……
大物を召喚するにはMPやFPが必要なのだろうか。



あまりに暴走響が怖いからネフィリムは背中を向けて逃げ出す。
モンハンのアレに似ていると思いきや、今度はチュートリアルで狩る無害なモンスターになってしまった。
あら可愛い。フィーネ団はマリアといいヘタれ揃いだ。
だが、暴走響、容赦せん。
睨み付けて狩る気満々だ。




暴走響は馬乗りになってネフィリムの心臓を抜き出す。
人間なら即死で瞬殺間違いなしの一撃だ。
前回、響が用いたのはあくまでも「倒すための攻撃」だが、今回は「殺すための攻撃」だ。
これにはウェル博士もどんどんと新しい顔を見せる。
アンパンマンか、こいつは。




抜き出された心臓を見てウェル博士は悶える。
だが、心臓の鼓動は止まっていない。
生命力、凄いじゃないですか。
だから悶えるなとはいかないのだが。



心臓を抜き出しポイ捨てした後はトドメに右手を槍に変化させてネフィリムを貫いた。
暴走しているとはいえ、響が初めてアームドギアを手にした瞬間であった。
だが、誰かと手を繋ぎ合う響のアームドギアとは対称的に、これは誰かを傷付けるアームドギアだ。
この差は象徴的だ。
響は未だに繋いで束ねる力を失ったままだ。

ともあれ、ネフィリムは爆発四散! サヨナラ! アイエエエ!
ネフィリムがボスキャラになるかと思いきやあっさりと撃破された。
さすがは展開を一切引っ張らないことに定評のあるシンフォギアである。
俺は金子彰史だからよ。左腕を再生させるしネフィリムも爆発させる。



そんな爆音を聞いて耳を塞ぐマリアだった。
現実から目を背けたい気持ちが爆発しすぎている!
このしょんぼりあんハムスキーめ。
現在進行形でへっぽこ記録を更新中です。



「生命力の低下が胸の聖遺物の制御不全を引き起こしましたか」
「いずれにしても……」


動揺しまくっていたウェル博士とは対称的に、落ち着いているナスターシャ教授であった。
武装組織フィーネの計画の要となるネフィリムが破壊されたのだから落ち着いている場合ではない。
けれども、平静を保っている。
武装組織フィーネの手は尽きていないということだろうか。



「こんな時に……ッ!」

ナスターシャ教授は吐血する。
そういえば、以前も吐血していた。
特にナスターシャ教授の肉体に負荷がかかるようなものはなかったため、突発的に起こる持病の類いなのだろうか。
武装組織フィーネは人員が少ない上にネフィリムは破壊されて挙げ句身体の調子が悪い人がいる。
もう末期的なくらいに追い詰められている。
特に何もしていないのに追い詰められている。
どうやってこの形勢を覆すのか……



しょぼくれていたマリアもナスターシャ教授の異変を聞くとさすがに顔を上げる。
甘いけど優しい人なので誰かの危機には敏感だ。
存外、アーティスト時代は聖女みたいなキャラで売っていたのだろうか。
でも、ライブでの言動を聞く限り、イケイケのキャラのような……
その辺のギャップがファンに馬鹿受けした結果、僅か2ヶ月で世界一になったのか?



「よせッ! 立花ッ! もういいんだッ!」

「お前、黒いの似合わないんだよッ!」


腰を抜かし逃げ出すウェル博士でしたとさ。
もう余裕ゼロ。策略もゼロ。
追いかけようとする暴走響を翼とクリスは止める。
さすがにこのままでは殺しかねない。

また、似合わないという台詞は実にクリスらしい。
響の響らしさを理解しているのだった。
クリスらしさを響が大事にしていたから、このような言葉が出たのかもしれない。



「立花ッ! 立花ッ!」
「しっかりしろッ! 立花ッ!」


エネルギーを吐き出し響の変身は解けるのだった。
爆発のまっただ中にいた2人は意外にも無事だ。
クレーターできるほどの破壊力だったが見た目ほどのダメージはあまりないのか。
2人共、本気で響の心配をしている。
(ウェル博士を除く)武装組織フィーネの絆に負けていないぞ!
これで夏コミに向けて百合妄想を膨らませ無理ィ!



(左腕は――無事なのか……?)

響の左腕は生身に戻っても健在だった。
大きなダメージだけに翼は真っ先に心配するのだが、無事に無事であった。
最悪のダメージは避けられた……かに見えて、最悪のダメージさえ再生してしまうほどに今の響は人間を逸脱している。
人間とは違うという一線を引かれてしまったようにも思える。
肉体の傷は残らなかったが、心の傷は大きく残りそうだ。

ここでのポイントは響の腕を喰われ再生する場面をクリスは目撃していないということだろうか。
響の身に起きたこの2つの大きな異常を知らないのだ。
人間離れした響を知らないことは後々軋轢を生み出しそうだ。



さて、ナスターシャ教授、死んでいました。
いや、死んでないけど。生きているけど。
マリアは応急処置を行い、切歌と調にはウェル博士の捜索を命令する。
大事な人が死の淵に立つとさすがのヘタレマリアさんも動き出す。
なお、切歌と調は外道を探すことに躊躇していた。
ウェル博士、敵からも味方からも嫌われている。
そして、私情に囚われるのが2人の甘さであろうか。



(全ては私がフィーネを背負い切れていないからだ……)

マリアは自分の至らなさが皆の負担を増やしているのだと責める。
しかし、その口ぶりだとまるでフィーネさんだと演じているかのようだ。
フィーネは背負いたくて背負うんじゃなく背負ってしまうのがフィーネさん。
フィーネを背負って非道を躊躇いなく行うようになってしまえば、マリアらしさは間違いなく失われてしまう。
修羅道に入るのはこれからなのだろうか。
またひとつ君は君を喪失していく。



響は医務室に運ばれていく。
己の無力さを嘆く防人だった。
トリモチノイズにやられなければ響を暴走させることもなかっただろう。
敵も味方も己を責めてばかりだ。
それにしてもこういう姿が似合うのが翼だ。
シンフォギアGになって自分を責めることがなくなっただけに懐かしくもある。




倒れた響は在りし日を夢で見る。
ライブから生き残ったことが原因で響は中傷を浴びることになっていた。
だが、響はライブ唯一の生存者というわけではない。
ライブには10万人を越える人間がおり、その中で死者は12874人だ。
生き残った人間は9割ほどいるのだ。

そのため、響が中傷される理由は生き残ったことそのものではないようだ。
クラスメイトたちは「たくさん人を殺した」「ノイズに襲われると特異災害補償として資金を支給してもらえる」と語っている。
前者はマスコミの報道などで生まれたであろう誤解、後者は前者という事実があったのに響が保護される現状を妬んでいるのか。
前者には響の劇的な生き残り方も関わっているであろう。
何せ大人気アーティスト奏の命と引き替えに生き残ったのだ。
無論、奏の絶唱は響を救うためだけではないのだが、結果としては奏の死に響は関わってしまっている。
憶測や誤解から響にだけ罪が着せられてしまうことになったのだろう。



中傷は響だけでなく立花家にも浴びせられていた。
シンフォギアジャパン、厳しいですね。
響が育った町はサーフ村ですか?



ここで立花家の一員が出てくる。
祖母の髪型は響に酷似している。立花の血脈だろうか。
母には髪型の特徴が見られないことから、父方の祖母と見るべきだろう。
そうなると母は立花の血を引いていないことが伺える。
でも、気は強そうなのでこうした部分が響の強さとして受け継がれていそうだ。あと胸。

一方で父はいなかった。
未だに父については謎のままだ。
そして、響の過去の原因が自分自身にあった以上、父が関わることはないだろう。
家族関係が謎なのが金子彰史作品の伝統である。
そもそもの両親が謎なのが多いし、妹は出てきても姉はわからない、父は出てきても母はわからないなど片方が欠落している場合も多い。
家族が揃っている方が珍しい。
今回は母は出てきても父はわからないというパターンか。



「あなたが生きていてくれるだけでお母さんもお婆ちゃんも嬉しいんだから」

(頑張ってリハビリをして元気になれば
 きっとお母さんもお婆ちゃんも喜んでくれると思っていたのに)


母はそう抱き締めてくれるものの、響の心中は穏やかではない。
ここで出てきたのがリハビリというキーワードだ。
第1期第8話で一度だけ出てきた言葉でもある。

おそらくはライブの惨劇から生き残った後、響は家族を安心させるためにも必死にリハビリに努めたのだろう。
結果、短期間でリハビリを終えることに成功するのだが、その一方で世間の同情を得ることができず、
実は怪我をしていない、誰かを犠牲に生き残ったなどの憶測から責められることとなったのか。
これが第2話あらすじの「一生懸命で家族を悲しませた」の一説だろう。
生きるのを諦めなかった結果、誰かを傷付けてしまった。
例えそれが自分自身に責任がなかったとしても。



響は無事に目覚める。
目に付くのは未来からの手紙だ。
正妻だけあってフォローは欠かさない。
そして、響の過去にもっとも強く関わっているのが未来だ。
金子彰史曰く2人の絆が深まった出来事が過去にあったらしく、それが未来が陸上を止めたことにも繋がっているらしい。
それは響が惨劇から生き残ったことに強く関わっているのだろう。
何せ響がライブ会場にいたのも未来自身が誘ったことに起因する。
ある意味では未来が発端なのだ。
だからこそ、未来が大きく関わってくるのは道理だ。



(わたしのやってることって調ちゃんの言うように偽善なのかな)
(わたしが頑張っても誰かを傷付けて悲しませることしかできないのかな)


窮地は切り抜けたものの、未だに迷いは晴れない。
第1期ではとにかく真っ直ぐに突き進めたものの、今は過去の古傷を抉られてしまった。
前に進もうにも進めない。
これは過去の出来事に決着を付けられていないということだろう。
だからこそ、現実から逃げるようにリディアンに入学したのかもしれない。



「かさぶた……?」

胸の傷には黒い物質が付いていた。
少し触れただけでそれが剥がれ落ちる。
かさぶた……は触れただけでは剥がれない。
この肉体の変調に響は僅かな不安を覚えるのだった。



さて、後日。
復活した響はお得意の変なポーズを決める。
すっかり元気だ。
左腕の喪失は響の受けた傷を長引かせるかと思ったが、わりとあっさりと復帰した。



「本当に大丈夫なのか」
「私たちを安心させようと気丈に振る舞っているのではあるまいな」


だが、防人の目は厳しい。
付き合いは短いなれど、本当に明るい響と明るさで本心を隠している響の違いはわかるのだった。
感情の機微を感じ取れるようになっている。
本人自身が剣剣言うくらいに繊細だからそういったことに気付きやすいのだろう。



翼は左腕を見る。
再生という異常事態を訝しんでいる。
かつてフィーネさんの実験によってパートナーの奏は命を落とした。
それによって生み出されたような響の体調に気を遣うのは当然か。
つまり、響のことが大事なわけですよ。



さて、時は若干巻き戻る。
二課は月の軌道を計算、そのためのデータ収集などを各機関に依頼するが返事は渋々としたものだ。
忘れがちだが二課を取り巻く環境は武装組織フィーネ同様に世知辛い。
日本政府の中で孤立している。
その点では武装組織フィーネを笑えない。

そして、同じ国の人間と言えど心をひとつに危難に向かうことは容易くできるわけではない。
シンフォギアもとい金子彰史作品の伝統である。
一番王道なWA1だって金がないし復興に人員が必要だからとお姫様をぽいっと荒野に投げ出していたほどだ。
世知辛いのだ。

なお、二課の会話の中で「旧ソビエト連邦宇宙局」の単語が出てくる。
ナスターシャ教授もそっち系の名前だし、今後、物語に関わってくるかも?



「メディカルチェックの際に採取された響君の体組織の一部だ」

翼は弦十郎に響に体組織のサンプルを見せられる。
体組織……というよりも明らかに結晶的な何かだ。
人間の身体から生み出されたものだとは思えない。
こんなものが自分の身体から出てきたらビビる。誰だってビビる。ウェル博士だけヒャッハーする。



「身に纏うシンフォギアとしてエネルギー化と再構成を繰り返してきた結果
 体内の浸食深度が進んだのだ」

「生体と聖遺物がひとつに溶け合って……」


レントゲンは大変なことになっていた。
響はより聖遺物と融合していく。
暴走によってそれが進行したことにより、この危険性が明らかになった。
左腕が再生したのもより人間から離れていることの証左である。
これは治らないよりも悲惨な現実なのかもしれない。



「この融合が立花の命に与える影響は……?」

「遠からず死に至るだろう」


ここで響の死が予見された。
左腕が治ったことでむしろ死へ近付いてしまった。
治って良かったとは言い難くなった。
そして、死なずともヒトとしての生きられなくなるかもしれない。
左腕がすぐに治るなんてまともな人間じゃない。
装者がただ強いだけの戦士ではなく悩みも迷いも持つ人間として描かれてきただけに、ヒトを喪失することの重みがわかる。



「立花が……死ぬ?」
「馬鹿な……ッ!」


驚愕
 -PANIC-

防人剣、動揺する。とにかく動揺する。
驚きが鬼なった。
かつて拒絶を繰り返しただけに、今の翼にとっての響の存在の大きさがわかる。
これでも寂しがり屋が風鳴翼だ。奏を喪失したショックを数年間に渡り引きずっていた。
仲間を喪失することに耐えられるほど翼は戦士ではない。



「立花をこれ以上戦わせるわけにはいきません」
「かかる危難は全て防人の剣で払ってみせます」


出た。剣モードの翼だ。
過剰に気負ってヘマをするあんまり頼れない翼だ!
第1期第4話くらいまでの翼だ!
懐かしい。実に懐かしい。
最近の翼は安定しすぎているから不満に感じていたところにこれだ。
きっと戦場(いくさば)とか言い出しますよ。そういう人ですよ。



「なあ、もしかしておっさんに何か言われたのか」

鋭いクリスであった。
弦十郎に対する信頼みたいなのも見える。
そういえば、シンフォギアGになってから弦十郎との関係が未だに描かれていない。
牛乳とあんパンくらいである。
牛乳とあんパンがあれば十分か。




「手強い相手を前にしていちいち暴走しているような
 半人前をまともな戦力として数えるなと言われたのだ」
「戦場(いくさば)に立つなと言っている」
「足手まといが二度とギアを身に纏うなッ!」


出た。面倒くさい人モードの翼だ。
ううむ、この面倒くささが風鳴翼ですよ!
いい先輩の風鳴翼なんて魅力のひとつにしか過ぎないんだよ!
そして、流れるように戦場(いくさば)って言った! さすがだ!

ともあれ、言葉でも物理的でも響を突き放す。
響の持つ歪みは翼も感じ取っている(第1期第6話)。
突き放さないとダメな相手だと思っているのだろう。
そして、大切な仲間を二度と失いたくないためにあえて厳しい態度を取っている。
だが、もうちょっと器用な厳しさもあろうて。事実の一切を告げずに突き放すだけじゃ納得しないだろう。
この辺の面倒くささ! まさに風鳴翼!
サキモリッシュ!



「お前、それ本気なのかッ!」
「おいッ! 何とか言ったらどうだッ!」


事情を知らないクリスはくってかかる。
弱い者イジメが嫌いなのがクリスだ。
そうなると責められている響の肩を持ってしまうのだ。
仲裁できない辺り、クリスの性格が表れている。
争いを争いで解決しようとした気質はクリスの奥深くに根付いているのだろうか。



「たかがしれている立花の助力など無用だッ!」

未熟なのは事実だが不要だと言われるとさすがに響も傷付く。
翼は仲間を失うことを恐怖し、響は仲間から突き放されたことに傷付く。
お互いを想っているが故にお互いに傷付くことになってしまっている。
ここでアンタは先日の戦いだと足手まといだったよねと言わない辺り、響も優しい。



さて、ウェル博士は猛烈に老けていました。
貴重なソロモンの杖を杖代わりにしているくらいだ。
ファルガイア……もとい東京番外地・特別指定封鎖区域を歩き回って疲れたのだろうか。
崖を転がり落ちる姿に前回までの軍師っぷりはなりを潜めている。
もうこれじゃおかしなリアクションをして笑いを取るしかできないよ。
いや、それでキャラを立てているんだけど。

老けた理由としては疲労以外にもネフィリムを失った心労が大きいのだろう。
優秀故に挫折に弱いのか。
こんなところでも面白くしなくてもいいのに……
金子彰史の愛を感じますね。



と、崖を滑り落ちた先にネフィリムの心臓を見つける。
脈打っていることからまだ心臓は生きている。



驚愕から歓喜へとウェル博士の表情は変わる。
ホント、いい表情を見せる人だ。
楽しい人ですね。
友達には欲しくありませんが、遠目で見ていたい人です。遠目で。



「こんなところにあったのかぁ……」
「これさえあれば英雄だぁ……」


ウェルスマイル復活だ!
またまた英雄だなんて危険な台詞を吐き出す。
ウェル博士の暴走は止まりそうにない。
いや、ここから暴走は始まるのか?
しかし、鷲掴みは危なそうだから止めて差し上げろ。



さて、安否が気遣われるナスターシャ教授は無事に目を覚ます。
マリアは「Apple」を歌っている。
子守歌か何かなのだろうか。
ライブ前にも口ずさんでいたことから、この歌に対する愛着は相当なもののようだ。



(優しい子……)
(マリアだけではない)
(私は優しい子たちに十字架を背負わせようとしている)


マリアたちに厳しい態度を見せてきたナスターシャ教授だったが、本心ではそうでないことが伺える。
マリアを崩落からかばっていたことだし、根は優しいOTONAなのだ。




ボンキュッボンと恵まれたスタイルを披露するマリアさん(20歳説)でした。
これだとアンタ、色でしかアピールできないみたいだよ。
ここ最近のマリアさんはへっぽこへっぽこするばかりだった。
「烈槍・ガングニール」はカッコイイのに……



(私が間違っているのかもしれない……)

ここでナスターシャ教授が弱さを見せた。
毅然とした態度を取ってきたが、ナスターシャ教授も弱さを抱えていた。
それは優しさや甘さなのかもしれない。
ウェル博士を除く皆が根は悪くないからこそ、武装組織フィーネの活動はすんなり行かないのだろう。
みんながウェル博士だったら大暴れに大暴れを重ねるのだろうが……



さて、切歌と調はウェル博士の捜索を行っていた。
これはマリアの独断によるものでナスターシャ教授に叱られるんじゃないかと2人はビビるのだが、
ナスターシャ教授は事情を察し優しい言葉を与える。
厳しいばかりだったナスターシャ教授が珍しく優しさを見せた。
また、ウェル博士が音信不通なのが判明した。
ヤバげなモノを持っているし、ウェル博士の捜索は急務である。
そんな急務をこの2人に任せざるを得ないのが武装組織フィーネの人員の乏しさを物語っている。



「おっと安心した途端にこれデスよ」

「今日は朝から何も食べてないから」


ここで切歌はお腹を鳴らす。
そして、視界に入るのは「ふらわー」だ!
やるかと思ったら本当にやった!
荒廃した町並みだが営業しているようで良かった。
「ふらわー」が新たな繋いで束ねる力になるのか?



でも、やる気を出した2人は飯などいらぬと走り出す。
手を握るんだ……仲良しだな。
マリアの手も握って差し上げろ。
いや、前回抱きついたからいいか。



だが、その上で妙に強調される「ふらわー」だった。
おばちゃんの顔もあえてなのか、見せていない。
ここまで強調したからには「ふらわー」が今後の鍵になるのは間違いない。

なお、シンフォギアファンの間にはふらわーのおばちゃん=織田光子説が漂っている。
おばちゃんからは並々ならぬ人間味が感じ取れる。
故にその正体が織田光子だとしても不思議はない。
恋の桶狭間が放つ存在感にはそれほどの価値がある。
織田光子をよく知る翼は未だにふらわーに訪れていない。
翼がふらわーに訪れればふらわーのおばちゃんの謎も解けるかもしれない。
いや、謎が何もないお好み焼きのおばちゃんでも自然なのだが。



さて、そんなふらわーに響とクラスメイトは向かった後だった。
響を励ますためのお好み焼きパーティ!
JKがそれはどうよと第1期から思っていたのだが、ともあれお好み焼き大好きなみんなであった。
相変わらずいい友達ですね。第1期のあの一件があったから、友達との絆はより深まったのだろう。
だが、響の表情は暗い。
迷いは晴れないままで、翼に突き放された戸惑いも晴れない。

なお、背景にはあのライブ会場が映し出されている。
第1期最終回の余った火薬を大放出した大爆発で安否が気遣われたが無事のようだ。
今後、このライブ会場が脚光を浴びる可能性は十分にある。
備えよう。



さて、そんな響たちの目の前を黒い車と黒い男たちが横切る。
明らかに普通じゃない。
まったく、アニメじゃないんだから。



すると爆発!
アニメのような出来事に響たちは驚き、ダッシュで現場に向かう。
危ない! JKが行くところじゃないから!
こういう時にクラスメイトの安否より現場に向かうことを優先してしまうのが、響の良くも悪くも視野の狭い部分だろうか。
無意識の中で事件に関わり解決することを第一に優先してしまっているのかもしれない。



「誰が追いかけてきたってコイツを渡すわけには……」

曲がり角にいたのはウェル博士だ!
メチャクチャ近い!
ウェル博士はみんなのすぐ側にいた。
切歌と調が相変わらずノープランに捜索を行っていると思ったけど、こんな場所にいるとしたらむしろ妥当な判断であった。
また、ウェル博士の暴走がわかる。
ネフィリムがそんなに大事なのか、大事なんだろうな、このネフィリムマニアめ!



「ウェル……博士ッ!」

響は珍しく敵意を剥き出しにする。
フィーネにだってここまで露骨な敵意は見せなかった。
さすがに許さざる外道と思っているのか。
左腕の恨みと痛みは重いのか。
左腕の喪失はさらりと流されたようで響の生命に多大な影響を与えた。
ならば、精神に与える影響も大きいに決まっている。



「なッ!? 何でお前がここにッ!?」
「ひ、ひえぇええええッ!?」


うわ、情けない! 情けなさ過ぎる!
装者3人が相手でも堂々と、それでいて不敵に立ち回ったウェル博士はどこへやら。
今では響一人に怯えきっている。
この人はもうギャグとしてしかやっていけないのか?
まぁ、それがウェル博士だし仕方あるまいて。



ともあれ、先手必勝。
ノイズをけしかける。
響の変身が完了していない。なおかつ、軌道を見るに狙いはクラスメイトたちだ。
落ちぶれたものの狙いは非道にして外道。
俺は博士だからよ。非戦闘要因を狙えば、チャリンコ野球部ジャリガキも狙う。
響はすぐさま盾になり聖詠を開始するが間に合わない。
生身でノイズに向かうよりないが――



まさか生身でノイズに触れた!
金子彰史作品における必殺技、パンチである。
WAXF発売6周年に相応しい必殺パンチだ。
(WAXFにおいてパンチは妙な見せ場が与えられた。剣を捨てて殴りかかるほどである

しかし、無茶だ! 無理だ! 弦十郎でも死ぬ!
だが、響は炭素分解しない。



「響ッ!」

「ヒトの身で――ノイズに触れて……?」


響は炭素分解しない。
それ以上に不可解なのはシンフォギアを纏わずにノイズに触れることに成功している。
シンフォギアがなければ基本的にノイズに触れることはできない。
ノイズの実体化のタイミングに合わせて攻撃なり防御を行わなければならない。
だが、響はただ普通にノイズに触れた。炭素分解もしない。
明らかに人間とは異なる存在に変貌している。




「うおおおぉおおおおおおぉぉぉおおおッ!!!」

ワンテンポ遅れて変身は完了し、ノイズを炭と砕く。
拳の風圧でウェル博士の顔は歪む。
こんなところでもオモシロアピールせんでも。
もはや禁忌とされた変身を即座に行った。
立花響は止まることはない。いや、ただ止まれないのかもしれない。



「この拳もッ! 命もッ!」
「シンフォギアだッ!!」


知らず叫んだその言葉は、どこまでも正鵠を射た無慈悲な真実。
謎のポエムの意味はそういうことだった。
立花響にとってのシンフォギアはいつしか纏うものではなく、立花響そのものになっていた。
もう響は人間ではなく、人間に戻ることもできないのだろうか。
響は残酷な真実を背負ってしまった。
戦いの果てに響は人間であることを喪失してしまうのか、その果てにあるのは死か、それとも……

だが、謎ポエムはまだ終わっていない。
ひとつを喪失したのではない。これからすべてを喪失するのだ。
左腕の喪失も、人間としての響の喪失も、まだきっかけに過ぎないのかもしれない。
立花響の喪失へのカウントダウンは始まったばかりだ。
次回へ続く。


左腕の再生、早!
急転直下はなくなったが、ステータス異常毒のようにじわじわと響は追い詰められることとなった。
第1期からずっと響の人間味を見せられてきただけに、人間でなくなることの喪失は大きい。
同じく左腕を喪失したWA1とは違う責め方をしてきた。
人間からの喪失を強調した点でもWA2とは異なる。

第1期は響の死を予見させる開幕で始まった。
それはシンフォギアGでも変わらなかった。
立花響、16歳の行く果ては果たして。
ウェル博士の顔芸は果たして。


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