戦姫絶唱しないシンフォギアXV第3巻



戦姫たちの日常が描かれる戦姫絶唱しないフォギアがXVでも炸裂!
おっさんと怪獣と妖怪が跋扈する金子作品としては珍しい日常ネタである。
でも、金子のおっさんなので何かが外れているけど、それが様子のおかしい装者たちにピッタリなのも事実。
それだけでなく意外な設定の暴露が行われるので油断ならない。
そんなしないフォギアの感想を。
なお、円盤特典なので本編感想とは違って仔細には触れないようにします。
詳しく知りたければ買え!





リディアンで二人はクリスの誕生日プレゼントをどうするかを相談する。
ここでクリスが仏具を衝動買いしていることが発覚する。 おう、そんな渋い趣味を持っていたのか……
クリスちゃんなのに完全な仏教徒であった(かは不明)。
雪音両親も敬虔な仏教徒だった可能性が微レ存……?

そして、ここで唐突にアメリカザリガニを出してくるのが金子彰史らしさ。
未来さんの外来種というツッコミも何か無駄にエッジがある。






クリス、濡れた手で響を強襲する!
ジャリガキの必殺技ですな。
おい、何で美少女変身バトルアニメの女の子がジャリガキの技を使うんだよ。
シンフォギアだからだよ。

この濡れて冷たくなった手から誕生日プレゼントである手袋を着想したようである。
こういうところで本編のネタを回収してくるのがしないフォギアの魅力。






暁切歌、草野球で窓を割ってしまう。
お前はどこの昭和だ。
シンフォギアって昭和の匂いが何となくするよね……

その弁償でお小遣いを使い果たしてしまうのだった。
お小遣い少ねえな、オイ!?
お前、装者として相当に給料をもらっているだろうが!!
まぁ、マリアさんが給料は将来のために貯金しているのデース。
そして、この時にお小遣いを失ったことそのものより、クリスへの誕生日プレゼントを買うお金がなくなったことに凹むのが切歌のクリスへの感情を物語っている。
ホント切ちゃんはクリスのことが好きですこ……






お小遣いを失った切歌は手作りケーキに活路を見出す。
そこでケーキ入刀とか言い出してレズの本能を刺激するのであった。
さすが番いだけのことはある。






誕生日プレゼントにお嬢様な服を探そうとする翼であったが防人らしくないと突っ込まれてしまう。
何でや! 防人だって日本有数のお嬢様やろ!
無印の回想で描かれたように子供の頃はこうした洋服を着ていたんですよね、防人。
あれは幻影だったのかもしれない……






風鳴翼、歌唱印税でちょっとリッチであることが発覚する。
いや、当たり前と言えば当たり前だし、明らかにちょっとどころじゃないリッチなんだけど。
しないフォギアでは装者の日常に触れているので、お金の話題も欠かせないのであった。
……切ちゃんは窓ガラスの弁償で困窮するくらいには世知辛いけど。






マリアさんのお母さんムーブが炸裂!
あなたが本当の母さんだったんですね。
??日本語の比喩的表現?






そんなわけでクリスの誕生日パーティ開催。
翼は五月人形をプレゼントするのであった。
クリスはけっこう普通に喜んでいる。
さすが仏具を衝動買いする女よ……






マリア・カデンツァヴナ・イヴ、誕生日プレゼントを忘れる。
どうやらマリアさんが忘れたようだな。
フフフ、奴はカデンツァヴナの中でも最弱。
誕生日プレゼントを忘れるとはカデンツァヴナの面汚しよ……






中の人が用いたテヘペロがしないフォギアで炸裂!
キャラと声優の繋がりが濃いシンフォギアらしいネタである。
というわけで、XVにおけるクリスの私服はマリアが選んだものであることが発覚する。
二人の隠れた仲の良さが窺える描写である。
しないフォギアの魅力は設定の掘り下げもあるけど、キャラの関係の掘り下げもまた魅力……






暁切歌、プニってしまう危機に晒される。
自業自得なので同情できぬ。
まぁ、身体付きが妙にエロいのはそういうことで。
また、エルフナインが仕事が終わったのでやってくることが触れられる。
本編とCDのジャケットの描写に違いがあったのはそういうことだったのデース。






響は食器を洗う未来を手伝う。
とんでもなく散らかった防人の病室を片付けたように、これで家事がけっこう得意なのが響である(除く料理)。
この優しい人助けは後の行うヴァネッサに神殺しパンチを打ち込む残酷な人助けとの対比だろうか。
ほのぼのとしたオチに見えてXVの今後の激戦を物語るようであった。