バキ道感想 第51話「渋川vs巨鯨」



ぶはぁ!? サブタイトルが力士vs 雑魚 格闘家の時と同じ感じだ!
これ、渋川先生があいつらみたいになってしまうのか?
それともインガオホー、大鯨があいつらみたいになってしまうのか?
岩波混沌カオスの後継者を決めろ!

「動かないッッ」「両雄まだ動かないッッ」

今回は最近のバキお得意のリプレイから始まる。
って、こういうことやるから休載と合わせて話が進まないんだよ!
忌憚のない意見ってやつっス。
それでも文句があるんならいつでも喧嘩上等っスよ。

「一度はやりたかった 異種格闘技試合」

大鯨は異種格闘技戦をやりたかったと述懐する。
大相撲の強さを世間に知らしめたかったのだ。
でも、それなら地下闘技場ではなく表で戦えばいいのに……
忘れがちだが地下闘技場を知る人間は少ないぞ。
少なくとも加藤は知らなかった。
加藤だから知らなかったのかもしれないけど。
そんな大鯨だから相手が老人の渋川先生ということに不満を感じていた。
完全に侮っているのだった。
本部でさえ最大トーナメント第1試合の時は侮っていたから大鯨の反応は当然か。
一方で渋川先生は落ち着きを払っており、大鯨はそれを「横綱の風情」と形容する。
もっとも、ここで横綱並みの戦力を持っていると踏まないのが大鯨が巨漢たる所以だが。
幻想ゆめ 壊すぜ!」

                       ヘ(^o^)ヘ いいぜ
                         |∧  
                     /  /
                 (^o^)/ てめえが横綱の
                /(  )    風情を持つってなら
       (^o^) 三  / / >
 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三 
 ( /
 / く  まずはそのふざけた
       幻想をぶち殺す

ここで大鯨はぶちかましの姿勢を止めて、渋川先生の元へと歩み寄る。
掴んで張り手で決着を付けようという考えだった。
掴んで張り手で殴るは本来相撲にはない選択肢だ。 この時点で大鯨は相撲のペースを崩されている。
ただ棒立ちするだけでペースを崩した渋川先生が凄まじいのか、ただ棒立ちするだけで崩される大鯨が巨漢なのか。

同時に渋川先生が重量を背負わせる技を仕掛ける。
後にこの現象を大鯨は最初は貧血だと思っていたようだ。
ダメ、こいつ。頭が鈍い。
久し振りの堂々とした巨漢は堂々とした巨漢っぷりを見せている。
いっそムエタイでもしてみるか?
そんな大鯨でもこの感覚が自分よりも巨大な力士にのしかかられているようだと察すると同時に危険を感じる。
術を受けているのだと悟るのであった。
同時に大鯨は動く。
突っ張りだ! というか、動けるんかい!?

この技は重量をのしかからせるのであって、動きを封じるわけではないようだ。
一応のフィジカルがあれば破れるようだ。
あるいは相手を利用するのが合気だし、大鯨が掴んだ段階ではさほど力んでいなかったのが大きいのかも。
オリバは思い切り力んだからモロに倒れ込んだのかも。

その張り手が繰り出されると同時に渋川先生は掴んだ左腕に右腕を絡ませる。
すると大鯨がバランスを崩した! ただでさえ重さを感じさせる技で不安定な状態で、慌てて張り手を繰り出したものだからバランスを崩すのは容易だったのだろう。
この試合運びはさすが達人か。 そして、この試合運ばれはさすが巨漢。

この技によって照明を天に舞う大鯨の脚が描かれる。
大鯨はダウンしたのだろうか。
相撲なら勝負ありだ。
だが、今回の相撲は古代相撲ルールだ。 ダウンでは勝負は終わらない。
大鯨は続けるのか、あるいは。
ここで大鯨が続けなければ相撲サイドは倒れれば負けになって立ち回りが大きく縛られてしまう。
それともまさかの胴廻し回転蹴りでカウンターを取るのかも。
これで渋川先生が気絶!
勝負あり!
……ないな。ムエタイが勝つくらいないな。
次回へ続く。
次週は休載じゃないぞ!