でも、バキ道は休載なのでアニメ版バキの感想でも書きます。
勇次郎が郭海皇に圧倒的な筋力を見せつけた!
郭海皇が146年蓄えてきた絶技に匹敵する超筋力であった。
そして、マックス暴力とマックス武術の戦いが始まる!
郭海皇は勇次郎の全力の拳を受けて吹っ飛びまくるし回転しまくる。
だが、要所要所でカウンターを決めて対抗している。
郭海皇は勇次郎と正面から殴り合えるごく僅かな格闘家だ。 一撃でクレーターを作る打撃を持つ双方の激突は壮絶の一言だ。
アニメバキは良くも悪くも原作の構図を再現しようとした結果、動きがなくなる部分があったけど、この激突は動きとスピード感に溢れた描写で描かれている。
いやはや、これには大満足ですよ。
特に消力キックを受けた時の動きは躍動感があってアニメ化して本当に良かったと思う。
![](https://i0.wp.com/www.inahostudio.x0.com/blog/wp-content/uploads/2020/07/200722_001.jpg?resize=640%2C360)
その勇次郎の大暴れっぷりを見て刃牙はメッチャ嬉しそうだ。
刃牙が勇次郎の大暴れっぷりを見るのは実にグラップラー刃牙第32巻以来だ。
そりゃテンション上がりますよ。
実際、目標を明確に見据えることができたのは今後にも大きく関わってくるだろう。
同時にここを境目に刃牙の性格がさらに悪くなった気がする。
特にJr.に対して。
146年の武術で対抗する郭海皇だがじょじょに押されていく。
壁を使った打撃は消力できない!
壁を用いて力の逃げ場をなくすことは消力以外にも有効なシンプルながらも効果的な策だ。
でも、それって技じゃないですかね?
ただ何も考えずに殴った結果の産物だからありなのか?
クレーターができるほどの打撃を受けて絶体絶命と思われた郭海皇だが倒れない。
それどころか力みまくった勇次郎の動きを止めるどころかダウンに至るほどの打撃を放つ。
郭海皇のタフネスもパワーもどうかしている。
技術以外の部分も凄いんですよね、この人。
そして、名言中の名言「ちょうしこいてんじゃねェ 小僧ォッ」を郭海皇が吠える。
郭海皇は強くなるために全てを捨てた、捨てることのできる人間だ。
90歳となり努力が実るまで40年間も武術に捧げることは常人には絶対できない。狂気そのものである。
これは郭海皇の執念、本当の郭海皇が強く表れた台詞だ。
実際、郭海皇は海皇の称号にこだわっているようで、その半生を振り返ると執着する理由がない。 何せ海皇になった力自慢の頃の自分をあっさりと捨てている。
それよりも無名でも本物の武術家の在り方を尊敬し歩んでいる。
そんな人間が海皇の称号が大事と言っても説得力がない。
結局のところ、郭海皇は強さが一番大事で、結局海皇や中国武術の威信など二の次なのだ。
やり方は異なれど強さに身を捧げ続けた純度の高さを勇次郎は評価しているのかも。
![](https://i0.wp.com/www.inahostudio.x0.com/blog/wp-content/uploads/2020/07/200722_002.jpg?resize=640%2C360)
本性を見せた郭海皇に対して勇次郎は本気を見せる。
独歩戦以来となる鬼の貌だ!
この時の構図が原作と同じ横倒しなのが憎い演出である。
勇次郎VS郭海皇は実に力を入れていますね。
![](https://i0.wp.com/www.inahostudio.x0.com/blog/wp-content/uploads/2020/07/200722_003.jpg?resize=640%2C360)
ここまでは何とか競り合っていた郭海皇だが鬼の貌には圧倒される。
パンチ一発で面白い感じに身体が埋まっちゃってますよ。
ここで郭海皇は覚醒して今までのゆったりした消力パンチを捨てて、神速の連撃を行う。
烈が困惑するほどのオリジナルの技だ。
実際のところ、この郭海皇拳法と消力パンチとどちらが強かったのかは怪しい。
郭海皇は筋力の不足を緊張と弛緩の振り幅で補っていたわけだけど、この連撃はモロに筋力を要求しそうだ。
でも、勇次郎を出血させているのは偉大ではある。
この郭海皇拳法を掘り下げて欲しかった感はちょっとありますね。
郭海皇に息子がいた!とかでバキ道に出すのはどうよ。
郭海皇の全力も鬼の貌には届かず、必殺の鬼哭拳(俗称)が放たれる……と同時に拳が止まる。
郭海皇が死んだ! 生きてた!
そんなわけで死ねば勝負なし理論で郭海皇は無効試合にするのだった。
それって回線切りみたいな行為ですね……
でも、生き延びることが武術の本懐だから、そこは果たしていると言えなくもないような。
大擂台賽本来の開催意義を含めていろいろと勝負なしになったが、壮絶な死闘を見ることができて観客たちは大満足だった。
勇次郎と渡り合ったりムエタイの金玉を砕いたりと中国最強の武術家郭海皇の強さは存分に堪能することができた。
観客としても満足するのは道理か。
でも、除海王と毛海王のことは忘れていそう。
サムワン海王はやられ方が面白かったので、そのことで盛り上がっていそうだ。
そして、勇次郎と郭海皇もお互いを認め合うのだった。
道は異なれど同じく最強を目指した身だけあり、わかり合えるものがあったのだった。
勇次郎が認めた逸材だけに郭海皇の活躍は今後も見たいんですけどね。
下手に負かせば死にそうなのが難点か。
![](https://i0.wp.com/www.inahostudio.x0.com/blog/wp-content/uploads/2020/07/200722_004.jpg?resize=640%2C360)
日本への帰路に着く中で刃牙は勇次郎との決戦を決意する。
それよりも寂海王はヘリコプターに乗ってるけど大丈夫なんですかね?
密入国扱いになりませんか?
パスポート大丈夫ですか?
まぁ、徳川財閥が何とかしてくれるか。
ところでみっちゃんはどこへ消えたんでしょうね。
中国への入国時はたしかにヘリにいたのですが……
帰国した刃牙に挑戦状を叩き付ける戦士が現れる。
アライJr.だ!
アライJr.かぁ……
お互いに大擂台賽では不完全燃焼だったから燃え尽きるために求め合う!
……こともなく、刃牙は塩対応で断るのだった。
だが、Jr.には刃牙に戦いを挑ませる秘策がある!
まぁ、梢江なんですけどね。
結局はJr.が刃牙に挑むことになるんですけどね。
Jr.は路頭に迷った生き方をすることになるけど、範海王と郭春成の呪いですかね……
郭春成の呪いがJr.に降りかかるのは範馬一族ならではの理不尽ということで。