喧嘩稼業第46話



Fateが盛り上がるにつれて劇場版を思い出してしみじみとした気持ちになる。
過去に何度か言及しましたが劇場版Fateの「行くぞ英雄王ォォオオォォォオオオ! 武器の貯蔵は十分かァァァアアァァア!」はFateでもっとも衝撃を受けたシーンでした。
叫ぶんだ、それ……
というわけで喧嘩稼業感想。


今まで不発続きだった屍がついに炸裂!
目玉が充血しているのはどうみてもヤバい。
そして、この工藤の変化に陰陽トーナメントの参加選手全員が異変を覚える。
……徳夫を除いて。
あれー? 徳夫はむしろ勘が鋭い方だから気付くと思うのだけど?
田島もけっこう驚いているし想定外の事態なのか。
まぁ、格闘技トーナメントで毒を盛るなんて普通は想像できませんがね……

文学は屍と断定する。
十兵衛も梶原の仕掛けを見切るのだった。
屍を仕掛けたのはコーナーポスト、蹴りは工藤をそこへ誘導するための布石、屍はキセルを使って試合前に仕込んだことが十兵衛は語る。
試合開始前にキセルでコーナーポストを叩いていたし、その時に十兵衛は何らかの反応を示していた。
この辺、ちゃんと伏線を張っているのが喧嘩稼業の偉いところである。
木多先生はすごいなー憧れちゃうなー幕張時代からファンでした。
そこまで推理できるなら告げ口すれば梶原さんが確実にアウトなのに……
工藤を弱らせて欲しかったのか?

屍の正体は乳児にハチミツを与え、その糞から摂取したボツリヌス菌であった。
まだ乳児へのハチミツが厳禁だとわかっていなかった時代に作られたもののようだ。
それを梶原家は保管、今回梶原さんが使ったのだろうか。
ボツリヌス菌は致死性の毒なので殺す屍だ。
工藤、普通に大ピンチである。

さらに工藤は屍の影響で過呼吸になっている。
なら金剛が決まる!
過呼吸=金剛が決まる理由はまだわからんし、そもそも工藤に金剛が効かない理由もわからんが、とにかくそういうことだ。
これが試合開始前に梶原さんが言っていた「俺の金剛は工藤に効く」の根拠なのであった。
薬頼りっすか……いや、一応1万発は打とうとしてたし……

というわけで、金剛によるトドメにこだわると見た文学だった。
十兵衛も梶原と同じ状況に立てば金剛にこだわるようだ。
だが、ここでトドメにこだわるのは良くないような……
こだわりすぎてカウンターを食らって負けるのか、金田戦の十兵衛みたいにこだわると見せかけて裏を突いて勝つのか。
ヤバい、後者が予想できない。

さて、屍を成功させた梶原さんだったが、殴られまくってダメージが蓄積しているのは変わらない。
フットワークは失われているし頭の回転が悪くなっていると感じている。
喧嘩稼業において大事な頭の回転が悪くなるのは致命的なような……
この期に及んでまーだ敗北フラグを残しているよ、この人!

ここで屍が入って工藤の死は確定しているが、量によって死ぬまでの時間が変わるらしい。
最大で10日後を越えることはないようだが、逆に言えばすぐ死ぬ可能性はわからないし陰陽トーナメントを乗り切るかもしれない。
最低でも十兵衛と戦うところまでは持たないと格好付かない。
まーた敗北フラグを立てたよ、この人……
何で毒を使ってまで負けたがるんですかねぇ?

対して工藤はボツリヌス菌は意識と体温に影響を与えないため、思考は普通にできるようだ。
身体が壊れていくのを感じているというのは不穏なワードだが、喧嘩稼業のポイントである思考はできる。
屍を食らったのにまだ勝ちフラグを残しているのはさすがである。

屍で優勢になったものの思考力が落ち金剛によるトドメをこだわっている梶原さん。
屍で劣勢になったものの思考力は変わらず得意の「燃えるぜ」を発言している工藤。
どちらが勝つかはまだわからないが、状況的にフラグを積み立てているのは梶原さんだ。
ここまでやったらやっぱり殺さないでと命乞いするのも通らないし、こうなったら死ぬしかないな!
梶原、灼熱の時――



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