喧嘩稼業第88話感想



アサクリやっててすっかり忘れてた(正直)
あと前回はシンフォギアライブの帰りと同時だったので忘れてた(迂闊)
というわけで、久し振りの喧嘩稼業。

十兵衛VSアリ開戦!
アリの実力は石橋を翻弄するほどはある。
十兵衛を警戒し闇討ちも視野に入れていたのだが、結果としては麻酔で眠らされてしまうのだった。
使った麻酔薬、デスフルランは23.5℃で沸点に達する揮発性麻酔薬であり、それを部屋のどこかに仕掛けておいただった。
里見に突っ込まれた謎の紙袋にはデスフルランを隠し持っていたということか。

アリの失態としては酸素カプセルに入りながら話すという状況に突っ込めなかったことか。
また、山本空のスマホを使っていたことにも一言言うべきだった。
ちょっと流されすぎである。
加えてエアコンを18℃から26℃に一気に上げるということにももっと過敏になるべきだったか。
アリは実力はあるかもしれないが忍術には劣るのであった。

しかし、闇討ちを警戒されていた辺り、何かまったく信用されていないというか。
陰陽トーナメントはそんなところまで気を配らないといけないのであった。
アリも大変だ。田島はもっと大変だ。

十兵衛は酸素カプセルの中に入って麻酔から逃れた。
一方で室内はデスフルランが充満している状態となっている。
十兵衛、どうやって部屋から出るつもりなのだろうか。
第三者に換気をしてもらうのか?
アリの無力化そのものにはスマートに成功したのだが、その後が不鮮明であった。
睦夫がやって来ないことを祈れ!

一方、第5試合となる芝原対上杉が始まろうとしていた。
芝原は試合開始前にドーピングを行う。
チェック担当は突っ込むけど突っ込むだけで止めはしない。
ドーピングはルールに抵触しない何でもありの範囲のようだ。
バレなきゃ屍もあり。

当然、ドーピングは後藤が提供したものだった。
昨日までは筋肉増強用のドーピングを、そして、決戦となる今日は麻薬の類のドーピングであった。
昨日までってわりと日常的にドーピングしていたんだな、芝原……

決戦用ドーピングは火事場の糞力が持続できるものであり、全盛期の力で戦っている感覚になれるようだ。
金田のドーピングはなしだけど、この類のドーピングはありなのか……
基準がちょっとよくわからない。
金田のドーピングは効力が絶大な代わりに時間制限があるから嫌ったのが本当の理由のような。

一方、高齢のためか、筋肉が薄くなっているため、力任せに打てば骨が折れる可能性があるようだ。
ドーピングはしたが肉体的には万全ではないのだった。
というか、芝原は戦っている場面が陰陽トーナメント参加者では唯一存在しない。
なので、けっこう不安なのだが……
バキ世界ならジジイほど強いものだが、喧嘩稼業世界はそこそこリアル路線だからそうは行かないぞ。

「人生の目的を知らず百年生きるより」
「人生の目的を知って一日生きる方がはるかに尊い」


ともあれ、芝原と上杉は入場する。
死を間近にした芝原は全てが真っ黒になる心境を語りつつも、生き甲斐という希望を見付ければ光が射すことをゆう君に語る。
芝原はもっとも高齢でありながらも、もっとも1日に重みを感じている出場者だろうか。
背後にいるゆう君も無駄に格好いいぞ。
ホント、セコンドで一番存在感がある男だな、ゆう君。
田島に喧嘩を売っていたし実力はあると思うのだが。

格好付ける芝原だが問題もある。
メタ視点で見れば出場前の心理描写が長い方が負けている。
梶原さん然り、徳夫然り、裕章然り、川口然り。
でも、金隆山は死んじゃったし先は読めない。
これで芝原が勝って死んだらまた笑えない。
どんどん試合が少なくなる……
隕石が落ちてくるまでに完結させるには唯一の策かもしれないが。