というわけで、神回確定の第12話の謎ポエム。
今回は更新がいつもよりも遅かったので入魂の一品。
此処から遠くを仰ぎ見て、届かぬキボウに手を伸ばす。
倒けつ転びつ涙して、末魔を断たれた慟哭に、
帰る意味を知るキミが、捧げし一矢ともう一矢。
EPISODE12 戦姫絶唱
迷いなく放たれた最後の呪いは、不可逆すらも転覆す。
散りばめられし希望の欠片――神討つモノらが総力に集う。
戦 姫 絶 唱 !
シンフォギアにおいて「絶唱」を冠したサブタイトルはなかった。
この時のために取っておいたのだろう。
……まさに最終作に相応しいサブタイトル。コイツはヤバい。
謎ポは「此処から遠くを仰ぎ見て、届かぬキボウに手を伸ばす」は地球側の視点だろうか。
希望は装者たちしかいないワケダ。あ、キャロルは時間稼いで!
「倒けつ転びつ涙して、末魔を断たれた慟哭に」はノーブルレッドだろうか。
「末魔を断たれた」は断末魔の金子表現デスな。
ノーブルレッド……お前、死ぬのか……
「帰る意味を知るキミが、捧げし一矢ともう一矢」は地球へ帰るための秘策を用意するのだろう。
が、「一矢ともう一矢」……二段に構えるということは二段目は一体誰が……
やっぱり、ノーブルレッドさん? ダイダロスエンド宅急便?
「迷いなく放たれた最後の呪いは、不可逆すらも転覆す」の呪いは神殺し? バラルの咒詛? チフォージュ・シャトー再利用?
「散りばめられし希望の欠片――神討つモノらが総力に集う」はもうやってくれますよ。
無印第12話を越える衝撃を与えてくれますよ。
覚悟の準備をしておいてください!
バメンシャはまずは縛られるシェム・ハさん。
糸は調? それともキャロル?
シェム・ハが神獣鏡のファウストローブを脱いでいるのが気になる。
本気を出すに当たってはむしろ不要なので脱いでいてもおかしくはないけど。
エルフナインは決意感がある。
これはキャロル出陣の予感。
今だ衰えぬシリーズ最強格VSシンフォギア史上最強の決戦は盛り上がるしかない。
だが、噛ませ犬になる気しかしないな……
ユグドラシルはデカいよ。
雲を突き抜けている。
もしや、ユグドラシルを月まで伸ばすとか……?
そして、未だに本名不詳の響ママと響ババ。
洸の出番が来たようだな!
……ここで頑張らないと洸はただの寝取られ役ですよ。
エルザはしょんぼりんぬでアリマス。
ミラアルクが完璧超人として超人レスリングを挑んだら負けたからね。仕方ないね。
完全怪物となってメンタルが怪しいのでその辺でまた一波乱ありそう。
響はクリスの胸を揉んでいる。揉んでいる。
何て奴だ!
ともあれ、ひびくりユニゾンはほぼ確定か。
期待したい。
ひびクリ以外の装者たちは管制室で困っているようだ。
地球が大変。月も大変。
ここで気になるのはエンキとフィーネ。
締めはヴァネッサの変顔。
すっかり変顔で押していくようになった。
無理に顔を張らんでも……
この変顔の直後にまた奇行を行うと思われる。
ミラアルクは超人プロレスで盛大に笑わせてきたから、ヴァネッサにも期待したいところである。
以下、用語集。
・シェム・ハ 「地球生物の進化と滅亡に大きく関与」と大物っぷりをアピール。
進化はわかるが滅亡と来ましたか……
南極で見つかったサソリもシェム・ハが進化と滅亡させた種の一つ?
さらに「一種のプログラム言語と化したシェム・ハは、あらゆるシステム内に侵入。たとえ、自己を保てない程度のデータであっても、相互に連携する事ができれば、そこからの「再生」、「増殖」、果ては「進化」までを可能としている」と凄まじい能力もアピール。
もはや何でもあり。フィーネが可愛く思えてくるくらいの不死性である。
さらに進化までするー。第二形態ある奴ー。
ラスボスかな? デスピサロみたいに腕とか脚とか吹っ飛ばそう。
トドメには「すでに生体演算端末群が構成する脳波ネットワークを汚染している現状では、事実上の完全覆滅不可能であり、シェム・ハの叛乱とは、分断と封印せざるを得ない惑星級の「特異災害」であった」とノイズさんを越える災害であることもアピール。
先史文明期はカストディアンたちが健在であった。
が、それを以てしても特異災害……
インフレさせないように丁寧にパワーバランスを描いてきたシンフォギアだけにシェム・ハのインフレっぷりがとんでもない。
いざ戦えばドラゴンボールだしオラワクワクしてきたぞ!
……金子のおっさん、勝ち方、ちゃんと用意してますよね?
・ユグドラシルシステム WAシリーズ、もといエンキが語った「惑星環境改造装置」である。
ここで「アヌンナキたちは地球を広大な実験施設に見立て、生命を創造し、進化を促し、改造を施し、その必要があれば廃棄してきた」に
「種としての行き詰まりを突きつけられていたアヌンナキは、閉塞していた未来の打開を試みており、生命の行きつく果てを解明するために建造されたのがユグドラシルシステムである」と、
謎だったアヌンナキの目的がさらりと語られている。
種として行き詰まったからこそ地球で実験をしていた、と……
進化の袋小路は死というWA4で金子彰史が語ったテーマが反映されていそうである。
伴ってアダムを廃棄したのは完全と完成してしまったため、アヌンナキが求める進化の余地がなかったからか。
でも、盛大に恨まれているからもうちょっとちゃんと説明してあげれば良かったのに。
いや、アダムを作ったのは多分シェム・ハだから期待しても無駄か……
・エンキ 「緊急任務遂行部隊」を率いるシンフォギア界のアシュレー。
「人類を人類たらしめ、他の生物と一線を画す脱却を促したひとり」と人類に多大な影響を与えていることが語られる。
様々な行動から新人類派なのはわかっていたけど、直接的な関わりもけっこうあるようだ。
さらに「エンキは、保安・防衛を司る要職も務め、シェム・ハが叛乱を引き起こした際にも先頭に立って戦い抜いた」と行動派。
頼れる。ドラゴンボールをやるわけである。
人類にとっては進化を促した存在であり、さらに守護ってくれるとかなりありがたい存在だ。
だが、「幾たび斃そうと演算装置の狭間から復活を果たすシェム・ハに対し、エンキはネットワークジャマー・バラルによって人類を分断する事を決意する」とやがては別れの方向へと歩んでいくのだった。
しかし、それはエンキとしても苦渋の決断であることが語られていく。
「常に自分の傍に寄り添ってくれるひとりの人間との別離も意味していた」「進化の果てに自分たちと同じ「個」を備えた生命を、尊厳を、シェム・ハの脅威から守れないからである」……
エンキは神としての使命感よりも人間に大切なモノを見出したからこそ別れてでも守ろうとした。
熱くありつつも悲しき男である。
そして……フィーネのすぐ側にいたようだ。
てっきりフィーネはあの御方と言うからには遠く想っていただけかと思いきや全然距離が近い。
想いを伝えるための塔も何らかの誤解によって生まれたものか?
シェム・ハさん、シンを狂気の道に走らせたジャギみたいに何か吹き込んだ?
何も告げられぬまま、交わす言葉を奪われた事をきっと悲しむに違いない。
そんな顔は見たくない。
このまま戻って真実を打ち明けたい。
どうせ眠るなら、こんな荒野の果てではなく――
……そして、想像以上に一途にフィーネを想っていた。
まさに恋! ですよ!
……恋、なんデスよねぇ。
エンキの最期にあったのは使命を果たせたことへの満足か、あるいは真実を伝えられなかったことへの後悔か。
同じだけの想いをフィーネも抱えているからこそ、数千年に渡って足掻いてきたのだろう。
この二人に救いは訪れるのだろうか。
死人は生き返らないのが金子彰史作品だからかなり厳しい。
厳しいとはいえ……
・生体演算端末群 「人類の事」。
「その脳を、脳波によって並列に繋いだ人類は惑星環境改造装置ユグドラシルシステムのフルドライブに不可欠であり、シェム・ハは、その目論見の遂行のため、月の遺跡を破壊してバラルの呪詛を解除し、人類間のネットワークを再構築しようとしている」と
ユグドラシルシステムにおける人類の立ち位置、そこから来るシェム・ハの狙いが語られる。
この辺の人類の繋がりにはAppleが関わってきそうな。
……あのAppleが悪用されてまう?
一方、「十全に満たぬ稼働率なれど、バラルの呪詛を解除する事無く、ユグドラシルによる惑星環境の改造を開始。全ての命を怪物へと書き換えようとする恐るべき目論みは、予測を超えて進行していく」と月遺跡の破壊を無視して計画を進めていく。
神獣鏡ビームで浄罪しちゃう? だから、バラルの咒詛なんて知らない?
シェム・ハの行動には裏があるようだ。
こうやって急いて事を進めると破綻するのがシンフォギアのボスのお約束なんですけどね。
お上の無理な進行へのアンチテーゼ?
・不死鳥のフランメ 確証はない。
勝算もない。
だが、ふたりを繋いだ歌の想い出が、聖遺物の欠片などに劣るはずもなかった。
……何かもうこれだけで十分な説得力。
わかる……わかるゼ……
でも、トドメに「共通した心象に共振・共鳴したシンフォギアからは、かつて開催された音楽フェス「QUEENS of MUSIC」にて翼とマリアが初めて揃って歌唱した楽曲が奏でられるのであった」とシンフォギアがしっかりカラオケしたことが語られる。
不死鳥のフランメを唄った、唄えた理由はクッソ格好いいんだけど、シンフォギアが伴奏を流したと思うとちょっと笑える。
第12話からはユニゾンにシェム・ハの歌などなどと歌の大攻勢が仕掛けられると思われる。
BD特典のCDが2巻分丸々空いているという異常事態なのだ。
備えよう。
そして、叫ぼう。
シ・ン・フォ・ギィィッ――ヴウゥワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!と……