バキ道感想 第13話「現行犯逮捕」



オリバがマワシで登場だ!
マワシを巻く辺り、ノリがいい人ですな。
本部もマワシを巻いて再登場しておくか?

オリバは宿禰がサンドバッグを破壊したことを突っ込む。
器物破損で現行犯逮捕!
というのがオリバがとってつけた戦う理由のようだ。
そういえば、この人はハンターだった。 何やかんやで死刑囚を2人捕まえていたな。
アニメバキで旬のキャラだからこの設定を思い出したのだろうか。
……アニメバキにおけるオリバの出番はもう終わったようなものだけど。

「………何者!!!?」

加納秀明は驚くべきことにオリバを知らなかった。 オリバは今でこそ有名人のようでいて、実際のところ、アメリカの囚人だしその存在を知る人間は少なかった。
加納秀明が知らないのも無理はないか。
しかし、オリバを知らないとは加納秀明とはこの程度のレベルであったか……
加藤を連れてこい! 今の君と顔が似ているぞ!
……加藤もオリバを知らなそうな気はするけど。

加納秀明はオリバの肉体に驚愕する。
マワシが細く見えるくらいに高密度な肉体である。 というか、締め付けすぎではないでしょうか、押忍。
ジェフを前にした時は勃起していたし、宿禰を前に昂ぶっていることを隠すためにキツめにしたのかも。

そんなわけでオリバVS宿禰が始まろうとしていた。
両者が並ぶと互いに超筋力の持ち主ながら身体の質がまったく異なる。 太くも引き締まっている筋肉のオリバと筋肉を覆い隠す脂肪を秘めている宿禰だ。

「なんとも救いがたく――――」「痩躯な力士もいたものだ」

宿禰はオリバの身体を痩躯と揶揄した。 たしかに宿禰の肉体はオリバが細く見えるくらいには太い。
だが、オリバに対して痩躯……
宿禰は自身の肉体の太さと完成度に自信を持っている証拠だろうか。

それにしても信心深く礼儀正しい宿禰が煽るとは……
わりと言いたいことを言う人間なのだろうか。
そのうち、みっちゃんをクソジジイと罵って欲しいですね☆

オリバは怒る前に笑う。
刃牙の煽りと比べれば軽い! ……というわけではなく、すぐに実力で知らしめられるからか。
そんなわけでオリバのタックルが宿禰に放たれる。
オリバのタックルは独房の壁を何枚も突き破るほどの突進力を誇る。 放つも力、受けるも力も初っ端からの力勝負だ!

ぱそ…

だが、オリバのタックルは不自然に静かな音と共に受け止められる。
この音にみっちゃんは驚く。
オリバも押してる感覚がないのであった。
これは究極の柔による受けか? 宿禰はただの力自慢ではなく相撲の術理を完成させていそうだ。

押しても駄目ならとオリバはマワシを取って引っ張る。
だが、宿禰の姿勢はまったく崩れない。
……このオリバ、腰が引けていてちょっと格好悪い。
筋力という点ならバキ世界最高峰だが技術に劣るのがオリバである。
それでも技術に勝る筋力で押してきたのだが、筋力と技術を備えている上に理想の相撲体型の宿禰には相撲では分が悪いか?
「剛力…」
「だが角力すもうじゃない」


宿禰はオリバの剛力を認めつつも、相撲ではないと断ずる。
そして、あのオリバを一気に投げた!
踏ん張る暇さえ与えない圧倒的な力と技の差を見せつけた。
このまま、オリバを叩き付けるかと思いきや、一回転させて持ち上げる。
あのオリバが宙に浮かんでいる!

「外人さん」
「「逆三角形」は「三角形」には敵わないのだよ(はぁと)」


宿禰は圧倒的な力と技でオリバに完勝してみせた。
もうちょっと善戦して欲しかったのだが、オリバの賞味期限はもう切れたようだ。
勇次郎に力負けしたのが致命的でしたな。

オリバの敗因は相撲の土俵で戦ったことだろうか。 宿禰はただの力自慢ではなく相撲の術理を手にしている。
相撲ではオリバも手も足も出ないようだ。
力士に相撲の土俵で挑むのは愚策!
猪狩は相撲の土俵に持ち込むことで金竜山に勝ったけどそれは忘れておこう。 あいつは四股が甘いんだよ。

オリバはこのままジャックゾーン(二度と見せ場が得られない人間が踏み込む地域)に踏み込んでしまうのだろうか。
それとも相撲では負けたらノールールならわからん!とバーリトゥード開始か?
次回へ続く!