TVシリーズ最後のシンフォギアライブ。
みんな、のりこめー^^
というわけで、しないフォギアXV第5巻!
今回はノーブルレッドが出てくる!
ミラアルク、ヴァネッサのマイペースっぷりに呆れる。
本編では言うほど残念な部分を見せなかった(それどころか機転の利く切れ者と言っても過言ではない)ヴァネッサだが、しないフォギアでは残念っぷりを披露している。
同時に「自由って何でアリマスか?」と問うエルザが少し悲しい。
どうやら自由の意味を知らない環境で育ったことが窺える。
何せ「近親者による暴行・監禁事件の被害者」でアリマスから……
ミラアルク、またもヴァネッサに呆れる。
本編だと一番常識外れなことをしでかしたけど、しないフォギアにおいては一番の常識人であった。
本編では窺い知れなかったキャラクター性を掘り下げるのもしないフォギアの魅力。
切ちゃんだって常識人になる。
ノーブルレッドは脱走後、いろいろがあった後に訃堂の私兵となったようだ。
ミラアルク曰くそのいろいろは誇張されているようだけど。
事実、本編を見る限り、脱走した時の服のままで訃堂と対面している。
ボロボロになる間もなかったんだゼ……
【朗報】訃堂のCMネタは正史
ギャグかと思ったら正史に組み込む。
俺はしないフォギア、そして金子彰史のそういうところに憧れている。
あとヴァネッサの「あちゃー……ていうか、うわぁ」は金子のおっさんの言語センスが炸裂した新たな名言でアリマス。
こういう台詞が本当に上手い金子のおっさん。
「わたくしめら、一人一人の力は小さくとも瞬間一つに合わせればきっとッ!!」と正義の味方っぽい台詞をエルザは叫ぶ。
このことをヴァネッサはブレブレと称する。
ギャグのように見えてノーブルレッドが抱えた中途半端さを示した深い一幕であった。
その中途半端が悪に染まるためには10万人の虐殺がむしろ必要だったのかもしれない……
出たァ! 意味深描写!
というわけで、ノーブルレッドの部隊名の草案を怒涛の勢いでドヤ顔で提出するエルザであった。
このうちのどれかは劇場版で脚光が浴びることになりそう。
とりあえず、いろいろ元ネタがあるけれど、ドゴウソウケンは多分これ。
金子のおっさんらしいチョイス。
あと崩天神翼は金子のおっさんとエレガの出逢いとなるWA5のBGMに同名のものがある。
エルフナイン、流しソーメンのシーズンでないことにガーンとなる。
そして、友里さんはガーンと本当に言う人間の登場に驚く。
今回のしないフォギアは銃後のメンバーの出番が多め。
また逢う日までをなぞらえたちょっといい話。
よくわからないノリのギャグをやったかと思いきやこうしたしんみりとした話をやるのもしないフォギア。金子のおっさんのズルいところ。
なお、そんな話の最中に藤尭がそばをすする音がずっとしている。
藤尭……お前、そういうところやぞ……
藤尭、友里さんの昔の男の詮索をしたら睨まれる。
禁句だったようだ。
というか、男関係で一体何があったのか……
実は友里さんは藤尭を想っていて、その相手から男のことを聞かれたから怒った?
ないない、それはない。
倒された棺を眼前にノーブルレッドは大望を果たすことを誓い合う。
「そのために振るう悪も弱さもきっと人間の半分だゼ」とミラアルクは重い言葉を口にする。
人間の半分どころか、最後の最後までその半分に苦しめられることになるんですけどね……
特に完全怪物となってからは精神面は完全に人間丸出しになったし。
また、「矛盾だけがその不条理を覆すと信じているのでアリマス」とエルザは言うものの結局は矛盾と不条理に苛まれるノーブルレッドであった。
ノーブルレッドはしないフォギアからもどこか報われないキャラと描写されているのであった。
その終着点は最初に目指した場所からは異なれど、それでも望みを果たして散っていったフィーネにウェル博士にキャロル一味やパヴァリア幹部と違う点はそこでアリマス。
それでも最後の最後は笑って逝ったことがノーブルレッドの生き様なんだゼ……