アニメ版バキ感想 第21話「制裁」



バキ道が休載だがアニメバキがある!
珍しく休載多めなのはアニメバキがあるからだったりして。

SAGAを経た刃牙は何故か強い!!!
梢江という魔物の精を受ければそりゃ強くなるわな。
説得力があるようなないような。

柳とシコルスキーは二人で戦おうとするが、ビビって前に出られない。
コンビプレイもいまいちで刃牙の強さもあるけど自爆しちゃってる。
うーん、情けない。
この先、この二人は急転降下の人生を歩む。
巨凶範馬に関わったばかりに……

挙げ句、毒手が効いていない。
一体、何のための毒手だったのか。
実際のところ、毒手は効いているんだけど、この戦いにおいてアドバンテージを得られるものではなかった。
刃牙は毒耐性が高いということか?
梢江効果すげえな……

ドイルは克巳の手配によって中東へと逃亡を図ることになった。
友になれど死刑囚。共に歩むことはできないのだ。
今生の別れになるかもしれない中でドイルは友情の証として正拳突きを教わる。
……烈にも何か教えてもらえばよかったのに。
烈ってけっこう変態技が多いから、教える技に悩みそうだけど。
というか、中国武術からたった一つってなるとむしろ怒られそうな気もするけど。

そんなドイルに柳は襲いかかる。
敗北を受け入れ満足したドイルと敗北を受け入れられずやさぐれる柳。
両者は対極である。
だからとて八つ当たりとは情けない。

柳の怒り、あるいはハングリーさが充足したドイルに勝ったのか、毒手で視力を奪って盲目にすると戦いを優勢に進める。
圧倒的に有利な状況から斬首する……はずが、ギミックを仕込んだドイルの腕を前に失敗。ドイルを逃してしまう。
この時の柳の情けなさ、格好悪さはとんでもない。
名刀が……と面白い呟きをしたりとか、名刀を欄干に叩き付けて面白い顔をするとか。
柳は渋川先生に魅力がなくなったと言っていたが、皮肉にも柳が同じ状況に陥っているのだった。

一方、シコルスキーは夜の街を歩いているとジャックに狙われてしまう。
お前かよ!? オリバ、仕事しろよ!
ドイルを倒すはずがいつの間にか見失ってしまった状況で猪狩にスカウトされたのだろうか。
紅葉としては何のために骨延長手術をしてあげたんだって話だ。

ジャックは骨延長手術で身長を得てパワーアップした。
最大トーナメント最終盤で見せたダイヤモンド形態とどちらが強いのかは気になるけど、リーチの長さに限れば今の方が上だ。
その脅威のフィジカルに対してシコルスキーは何と! スプリンクラーに掴まる!
……あの……それ、意味あるんですかね……

スプリンクラーに掴まって得られるメリットは高所からの攻撃だ。
通常の格闘技にはない文法だから格闘家には有効かもしれない。
が、相手は格闘技の文法に縛られないピットファイター、ジャック範馬である。
しかも、最悪にも213cmの身長による長大なリーチを手にしている。
ポジションを変えられないデメリットの方が大ききそうだ。
キミ、全力でダメ!

というわけで、ジャックにはあっさりと見切られてゲロ吐くくらいにブン殴られる。
真っ向のフィジカル対決では勝ち目がない。
そこでシコルスキーが選んだのはショウちゃん! 違う、電話ボックスだ!
電話ボックスの中で戦えばリーチの差はハンデとならない。むしろ、リーチが短い方が小回りが利くから有利!
いや、アンタに足りないのはパワーだよ、パワー。力こそパワーだよ!
キミ、全力でダメ!(2回目)

この辺りのシコルスキーの全力のハンドルミス、何かネタキャラっぽくていいですね。
いいのか?
それよりもショウちゃんの安否が気遣われる。
ノリは軽いけど彼女と話すためにわざわざ電話ボックスに入るようなヤツだ。
けっこう彼女思いだと思うんですけどね……
次回へ続く。