アニメ版バキ感想 第22話「超雄対決!」



最近、ゆうえんちが盛り上がっていますね。
空道の持つ得体の知れなさ、不気味さが上手く表現されていますね!
……柳、何でアンタはその空道を全然使えなかったの?

シコルスキーが電話ボックスに逃げ込む!
ジャックも電話ボックスに入る!
これでリーチの差はない!
リーチの差は置いておいても、ジャックは大振りな攻撃が多いからたしかに有効だろう。
密閉空間で戦うのは喧嘩稼業でも使われた立派な戦術である。

でも、シコルスよ。
あんた、電話ボックスの外からジャックに攻撃されたらどうする気だったんだ?
そうなればアンタの方が不利だろうに。
いや、攻撃を躊躇わせるための人質としてのショウ君なのかも。
つまり、ショウ君には戦略的な意味があるのだ!
故に一緒に閉じ込められたのは必然そのもの!

シコルスキーは密閉空間を活かして膝と肘中心のコンパクトな攻撃で猛攻を仕掛ける。
たしかにアドバンテージは取れているけど、シコルスキーの最大の武器である中指一本拳による切り裂きナックルも使えていない。
あれはけっこう大振りだから電話ボックスでは使いにくいのだろう。
ジャックの武器を潰すことに躍起になって、自分の武器を活かせていないのはやや失策だ。

密閉空間でもジャックのパンチ力は凄まじく電話ボックスを突き破る。
でも、外しちゃったから苦心しているのはたしかだ。
シコルスキーからすれば大チャンスだけど、ここでビビってしまう。
何かすっかり負け癖が付いていますな。
結果、ビビって逃げようとしたところで必殺のジャックアッパーが決まる。
電話ボックスをひっくり返すほどの破壊力であった。
そりゃシコルスキーだけじゃなくショウ君も気を失うよ!

気絶したシコルスキーはショウ君ごと拉致されて地下闘技場へ送り込まれる。
最大トーナメント準優勝のジャック範馬VS現役死刑囚シコルスキーのスペシャルマッチだ!
地下闘技場の最高に悪趣味な一面が表れていてたまらないですね。

一切の策略が介入せず全力で戦うことができる。
今回の試合は反則負けがないので武器を使ってもいい。
自分の全てを使って戦えるこの状況に一度は屈したシコルスキーの魂が燃え上がる!
そして、全然通じない! ホント全然通じてないぞ、シコルスキー!

……まぁ、何というか、序盤のラッシュを仕掛けた姿は格好良かったし、予想通りと不敵な笑みを浮かべたのも底知れなさが出ていて良かったと思うんですよ。
でも、槍術が腹筋に阻まれて、釘を丸められてもう一瞬でダメですね。
シコルスキーの心は二度折られるのであった。

心がボロボロのシコルスキーに新たな闘士、ガイアが現れる。
ジャックは全力のファイターを全力で叩き潰すことはするけど、心が折れた相手に追撃するようなサディストではないということか。
この辺はさすがのストイックさだ。
つまり、シコルスキーの惨劇はまだまだ続くのであった。
……読み切りでも一人だけあまりパワーアップしていない感じだし、何か扱い悪いなぁ、シコルスキー。