バキ道感想 第39話「VS小結 炎」



大相撲のデモンストレーションはまだ続く!
続くのかよ!?
というわけで、岩波混沌カオスの復活なるか?

総合格闘技ライトヘビー級王者、貝沼文也は語る。
って、またモブ格闘家かよ!?
うーん、加藤とか末堂みたいな知名度はあるけどいまいちな格闘家の方がアピールとしていいと思うのですが。
特に今回は名前も普通だ。弄りにくい。
「はい?」「空手を辞めた理由ですか…?」
「息の根止められないじゃないですか」


貝沼、物騒!
倒したら一本で終わりの空手など生ぬるい。
総合は倒してから失神するまで殴れるから息の根を止められる!
何という危険そうで危険を感じさせない男だ。
死刑囚どころか適当なジムでずっと練習させておきたい一般人である。
いやいや、君、むしろ息の根を止められる側でしょう?

ともあれ、末堂級の殺傷本能の持ち主が貝沼文也であった。 末堂級なら大したことないような……
いや、末堂は殺す気なら誰にも負けん!!!
実力が付いてきていないだけで。
あと実戦も足りないだけで!

そんな危険な男が小兵、炎と向き合う。
無事、岩波混沌は死んだようだ。南無。
さて、炎が165cmに対して貝沼は179cm……
貝沼はそこまで大きな格闘家ではないことがわかる。

そして、貝沼は炎の体躯に不満を抱いていた。
関取を思いきり殴れると思ったからこの誘いに乗ったら相手は小兵だった。
サディストとはいえ、より大きな相手と戦いたい。
その挑戦心は評価に値するし、だからこそチャンピオンになれたのだろう。
……褒めてみたがちと無理があるな!

「なんか―― 巨漢デカい――!!?」

その時、炎が巨大化!
デカい。
2mくらいはあるぞ!
……2mくらいかぁ。ありとありえる感じだなー。
巨大化する炎とトリケラトプスになる刃牙……
トリケラトプスと比べれば常識の範疇……カモ。

巨大化した炎に貝沼は右のローキックから入る。
下段からローリスクに攻めるのは常套手段だ。
だが、一瞬で炎は貝沼の後ろへと回り込み組み付く。 小兵らしくスピードは凄まじいようだ。

だが、炎の真価はここからだった。
圧倒的な力で貝沼を離さず、持ち上げるどころか飛び上がる。
そして、ワンハンドで地面に叩き付ける!
これで貝沼、KO。
格の違いを見せつけるのだった。

「エラい怪力ちからじゃのォォ…ッッ」

「小手先だけじゃあ」「あの体躯ガタイで小結 張れませんやな」

炎は小兵らしいスピードを見せたかと思いきや、小兵とは思えないほどの凄まじいパワーの持ち主だった。
てっきりテクニシャンかと思ったら力士らしくフィジカルの強さを持っている。
強敵……なのか?
やっぱりモブ格闘家は生け贄として弱い気がする。 実力者相手に実力を披露して欲しいものですな。

今のところ、統合の選手たちと戦っている。
現代格闘技はバキ世界において非常に弱い。 こりゃ負けて当然だ。
だが、現代格闘技でも唯一の例外がある。
それがボクシング! たまに妙に評価されると同時に貶められる!
というわけで、そろそろボクサーですかね?
ボルトとかやってくれば盛り上がりそうだけど、実際は国内チャンピオンが来て困った笑顔にさせそうだ。

いや、ここで高山の再登場だ!
グラップラー刃牙第2巻に出てきた刃牙の先輩のボクサーね。
殺傷本能に溢れているから文句なしの人材だ!
……あの人、末堂とメチャクチャキャラ被りしているんだよなぁ。