バキ道感想 第136話「捕鯨砲」



今回は蹴速も宿禰も出番なし!
どうやら彼らは時の彼方に忘れ去られてしまったようだ。
特に蹴速。あんた、一体何のために出てきた。


捕鯨船の砲手、捕鯨砲の引き金を引く男、佐渡元一は語る。
捕鯨砲は100トン以上の鯨を仕留める武器だと。
この時点で捕鯨砲があっさり無力化される未来しか見えないが、まぁ、そこは置いておこう。

佐渡は話し相手から人間に向かって撃つことを打診される。
当然、佐渡は断る。
だが、この話を持ちかけた軍人は逃げるのかと煽る。
佐渡はプライドを傷付けられたのか、軍人相手でも食ってかかる。
捕鯨砲を人間に撃つか田舎はプライドあまり関係なさそうだが、危険を覚悟で鯨に捕鯨砲を撃ってきた男が佐渡だ。
そこをコケにされると乗ってしまうらしい。

佐渡に人間相手に捕鯨砲を撃てと命じているのはストライダムだった。
ヒナリーの大統領選以来の久し振りの登場である。
おおよそ6年振りだ。
そして、この時点でオチが確定したようなものだが、まぁ、そこも置いておこう。

何だかんだで佐渡はストライダムの紹介する男、捕鯨砲の標的に逢ってみる気になったらしい。
夜中の船上で待ち構えていると男が現れる。
当然、範馬勇次郎である。
完全にオチが確定した。
捕鯨砲が勇次郎に通じないのは確定したので如何に面白く対応するかの段階に入ったと言えよう。

「我儘を聞いてくれるそうだナ」

今回の捕鯨砲に挑むのは勇次郎からの提案らしい。
こんな無茶振りされるストライダムも最難だ。
人間相手に戦うのは刃牙で満足してしまったのだろうか。
宿禰や蹴速に手を出してみたものの満足には至らなかったみたいだし、人以外との戦いを望んだらしい。

勇次郎は人以外との戦いも好む。
「範馬刃牙」第1話ではわざわざ規格外のアフリカ象を倒しに行ったくらいだ。
人以外でも戦えるのなら地球の裏側に行くことも躊躇わない。
その中でも文明に挑むのは確実性のある挑戦なのでけっこうお手軽な部類なのかも。
前述のアフリカ象なんかはあんな規格外が誕生する可能性を待たなければいけないわけだし。

佐渡は勇次郎に撃たなければ殺すと脅される。
今の勇次郎はケツ穴を殺すぞ! 気を付けろ!
勇次郎の言葉に嘘がないと理解した佐渡は撃つことを覚悟する。

こうして勇次郎VS捕鯨砲の戦いが決まった。
100トンの鯨を仕留める捕鯨砲……でも、勇次郎ならどうとでもできるだろう。
どうとでもできない方がおかしい。
どうとでもなったら捕鯨砲は大国の軍事力を上回ってしまう。
最強の近代兵器であり禁断兵器、捕鯨砲の誕生である。

勇次郎は埠頭に立ち両腕を広げるオーガの構え(仮)を取る。
そして、佐渡は捕鯨砲の引き金を引き、次回へ続くのだった。
次回へ続くんかい!?
1週であっさり終わらせるかと思ったら2週間に渡って描くのかよ!?

捕鯨砲は勇次郎に通じるのか。
普通に考えたら通じない。通じるわけがない。
これで勇次郎を捕鯨砲で撃ち抜けばバキ道の打ち切り確定だ。
東京卍リベンジャーズよりどうかと思うエンディングになってしまう。

なので通用しないことを前提に勇次郎が如何に面白く捕鯨砲をどう対処するのかが焦点となる。
勇次郎は試し割りを無価値と断じながらも見栄えのする試し割りができる高等技術の持ち主である。
ただかわすだけなら刃牙にだってできるけど、勇次郎なら華のある防ぎ方をできるはず。
してもらわないと何のためのエピソードなのかわからない。

あと心配なのは佐渡の今後だ。
さすがに勇次郎も言うことに従った以上、殺しはしないだろう。
最近の勇次郎はいのちをだいじにで行っているし。

だが、ケツ穴がどうなるのかは確定していない。
捕鯨砲をかわした後、ケツ穴を勇次郎の捕ゲイ砲が貫くかもしれない。
そうすれば勇次郎が本当にホモだったということになり、エピソードの意味が出てくる。
出てくる……のか……?

勇次郎は捕鯨砲を如何にかわすのか、佐渡はケツ穴を守られるのか。
あと宿禰と蹴速はどこ行った。
刃牙はもう9ヶ月も紙面に出てきていないけど今後出てくる予定はあるのか。
混沌に混沌を重ねる展開のまま、次回へ続く。
……混沌ということで岩波混沌カオスを再登場させてみっか……?