刃牙道感想 第161話「拳豪VS剣豪」



花山のパンチが武蔵に直撃した!
数々の強者を苦しませてきた必殺の一撃であり、ガーレンには通じなかった汚点を抱えた一撃でもある。
ま、まぁ、あの時はマッハ突きのダメージが残っていて、普段の実力の10%くらししか出せなかったんだ……

「帯刀するこの「武蔵」に寸鉄を帯びず身を晒す………」
「その無防備に……」
「その無垢に……」
「目が眩む」


今回のハイライト。
最近はこれが多めだからなかなか話が進まないが、まぁ、それは置いておこう。
帯刀した武蔵に対してフンドシ一丁。
その無防備さ故に武蔵は光を、眩しさを感じていたのだった。

相手が刀を持っていようが関係なく自分のスタイルを貫く。
相手が刀を持っていないのにも関わらず愛刀を取り寄せて再試合をした武蔵にとって、花山の戦い方はたしかに眩しいものかもしれない。
ピクルの時は、さすがにどうかと思いました。
というか、それならピクルにも同じ感想を抱いてもいいのに。

しかし、現代のグラップラーは基本非武装かつ真っ向勝負のような……
武装したのが烈と本部くらいだ。
チクショウ、烈と本部が並んでいるようで何か嫌だな。
まぁ、そこは花山が技術何もなしのパンチを放ったから、なおさら光って感じたのかも。
それならやっぱりピクルにも……

「巨拳炸裂…」

ともあれ、花山の拳が武蔵に命中した。
これを受けて武蔵はグルグル回りながら鼻血を出して吹っ飛ぶ。
花山のパンチは不思議と人を吹き飛ばす力が強い。 まぁ、そんなことを言いながら吹っ飛んだのはスペックくらいなんだけど。
いや、スペックほどの巨躯の持ち主を吹き飛ばしたのだから、吹き飛ばす印象が強いのか?

ともあれ、武蔵、ナイスリアクションである。
回転したのが芸術度が高い。
これには花山も満足でしょうよ。
勇次郎はいまいちいいリアクションをしなかったしな。
勇次郎派刃牙じゃないと盛り上がらないらしい。

「思いを乗せた拳…」
「剣になんら遜色なし…」


吹っ飛んだ武蔵だが意識は健在だった。
そして、花山の拳は剣と互角と認める。
武蔵は本部程度の打撃でも侍の上を行くと評価していた。
本部の遙か上を行く花山の打撃となれば、剣に匹敵する一撃となるのは道理か。

ここでポイントは思いを乗せた拳ということか。
花山は精神力で戦う人間だ。 精神力を込めたパンチだからこそ、重いということであろう。

そんな花山パンチが勇次郎にあまり通じなかったのはアクビを忘れるためという理由が先行して、勇次郎と戦う気があまりなかったのかも。
だが、今回は警視総監と烈の無念を晴らしたいという気持ちが花山を後押ししている。
みんなの想いをオラに分けてくれ!
あとこういうのは刃牙がやるべきだと思うんだけどなー……

「食らっておいて良かった……」

しかし、その一方で余裕らしきものを武蔵は見せる。
ダメージこそ受けたものの食らって良かったと思えるレベルの打撃でもあるようだ。
そして、花山は武蔵の首根っこを掴み持ち上げる……
この距離は刀を振るえる距離だから大変危ないと思うのですがどうなんでしょう。
この辺のノー対策が花山らしいと言えば花山らしいのだが、反撃されそうでちょっと怖い。
次回へ続く。


花山のパンチが当たった!
まぁ、ダメージがあったようで何よりだ。
でも、武蔵はピクルのパンチに平気な顔をしていたからなー。
骨折すればダメージがあったと言い切れるのだが。

そして、花山は接近戦を挑む。
スペックに頬を吹っ飛ばされたこと、忘れないでください……
腹を斬られて早速サラシの出番が来るのは勘弁願いたい。
刀慣れしているところを見せていただきたい。
刀に斬られ慣れているところはあまり見たくない。

花山はメンタル面が攻撃力に大きく関わる。
今回はやる気が十分あるようで良かった。
友の死となれば燃え上がるのが主人公ですよ。外伝のだけど。
……もうちょっと刃牙にはやる気を出して欲しいというか、出たんじゃなかったっけ……

このメンタル理論で考えると花山は刃牙関係の時に妙に頑張っている。
スペックを吹っ飛ばし、ピクルを驚愕させる力を見せた。
あんな刃牙でも友だから頑張るというものか。
うーむ、花山は友情に厚いというか、貧乏くじを引いているというか……

刃牙はその友情に報いるために花山が殺される前に助けに来てやれよ。
瀕死の花山を前にやる気を出したら主人公度アップだ!
……今の刃牙は男同士の命のやりとりに水を差すのは無粋とか言い出して解説役に回りそうだけど。