バキ道感想 第42話「VS前頭筆頭 鯱鉾」



力士のデモンストレーションはまだ続くぞ!
だが、相手は今回の雑魚格闘家。
うーむ、弄りにくい。
ここで復活したサムワン海王が得意のハイキックで一発KO!となったら祭りになりますよ。
祭りの後始末をどうするのかは知らん。

「総合格闘技 ヘヴィ級アーロン村瀬」

さて、今回の贄が登場する。
総合格闘技ヘヴィ級のアーロン村瀬。
レスリング出身ながらパンチ力が半端ない男だ。
決着は全てパンチによるものであり、その相手にはボクサーが含まれているほどだ。
うーむ、バキ世界におけるボクサーの扱いはいい時もあれば悪い時もあるって感じで安定しませんね。
いい時は烈と互角に渡り合ってしまうし、悪い時はアイアン・マイケる。
今は相撲に力を集中させているからか、扱いが悪い時のようだ。
そんなアーロン村瀬には特徴がある。
胸毛だ。胸毛がもっさりと生えている。
君、ダメ! 負ける! 問答無用に負ける!
胸毛が生えている格闘家は弱い。絶対の真理である。 宿禰に殺された大関も生えていましたな。
あいつ、どんな顔してこの試合のこと、見ているんだろうなぁ……

対する鯱鉾は両国の「つっぱり野郎」という二つ名が付いていた。
角界随一の四股を持つのだった。
基本中の基本の四股が褒められたということはけっこう強そうだ。
宿禰だって四股が褒められていたし、宿禰は横綱の四股に苦言を呈していた。

さらに角界一廻しの遠い男の異名も持っていた。
廻しを取りにくいということか。
その遠さは巨漢巨鯨を上回る!
早速、巨鯨が下げられた!
一人だけ試合描写が雑でしたからな。
相撲界においても巨漢は不遇の道を歩むらしい。
190cm151kgの鯱鉾と181cm122kgのアーロン村瀬が向かい合う。
鯱鉾の特徴はその腕の長さだった。
アーロン村瀬と比べると明らかに長い。
そのリーチを活かした突っ張りは圧巻!
型にハマれば横綱でも廻しに届かないのである。
巨鯨の次は零鵬が下げられた。
鯱鉾の実力はそれほどということか?

お互いの得意分野である打ち合いが予想される中、試合開始の太鼓の音が鳴り響く。
同時に鯱鉾は腰を大きく落とす。
ぶちかましの態勢だ。
……開始時の位置からそれだと届かんぞ。
鯱鉾、不器用な男のようだ。

そんな鯱鉾に対してアーロン村瀬は無防備に近付いていく。
いや、無防備に近付いたらダメだろ。
少しは近付き方を考えろ!
お前の頭には脳味噌じゃなく胸毛が詰まっているのかよ!(暴言)

そして、アーロン村瀬はサッカーボールキックを放とうとする。
いや、蹴りかよ。 殴れよ! 君の得意分野だろ!
アーロン村瀬、この時点で空振りの連続である。

この蹴りに対し鯱鉾は凄まじい勢いの諸手突きで返す。
蹴りを振りかぶってから諸手突きがカウンターで決まるほどの瞬発力だ。 この諸手突きによってアーロン村瀬は反対側の柵まで吹き飛ぶ。
120kgを吹き飛ばすほどの破壊力!
打撃自慢だけのことはあるようだ。

だが、アーロン村瀬もただの胸毛ではない。
踏み込む鯱鉾を殴る! 鯱鉾はつっぱりで返す!
打ち合いが始まるのだがその天秤はすぐに鯱鉾に傾いた。
一発目はガードできた鯱鉾だが、二発目はまともに食らってしまい視線が泳ぐ。
そこからつっぱりの連打を食らって勝負ありだった。
とりあえず、鯱鉾はつっぱりのスペシャリストで撃っていくようだ。
ノーガードの花山と相性がいいかもしれない。

ともあれ、これで5人が出揃った。
零鵬は打たれ強さと投げ。
炎は小兵らしからぬパワー。
巨鯨は巨漢。
猛剣は技術。
鯱鉾はつっぱり。
何だかんだで属性が分かれている。
巨鯨は……まぁ、巨漢だからな。
わりと落ち目の独歩となら互角にやり合えるかも……

最後の獅子丸は一体どうなるのか。
獅子丸は百獣王の名前を持っているので名前だけは強そうだがどうなるのか。
トリを務める以上は期待が集まるし、そろそろいい加減強者と戦ってもらいたいところだ。
最低でもここまでにやられた格闘家を吸収した真・岩波混沌カオスと戦って欲しい。
享楽を求めるみっちゃんが格闘家たちを融合させて作り上げた悲しきモンスターである。

ともあれ、最後は強者と戦っていただきたい。
その前に次は休載! ……休載してもいいので、ちゃんとした格闘家を連れてきて欲しいですね。
次回へ続く。