刃牙道感想 第163話「鉄の義」



花山が刀をものともせずに殴っている!
でも、大丈夫なんですかね。
悪いこと言わんから折っておこう?
ピクルでさえ切り裂かれたんだから、もっと慎重に戦うべきでは……
というか、そのことを教えろよ、ジジイ。
本部に負けたと教えて楽勝だと思わせたんじゃないだろうな……

花山のパンチを受けて武蔵は吹っ飛んだ。
左手には刀が突き刺さったままである。
突き刺さったままだ。
……抜いておかない? そのままだと痛いというか、悪用されるぞ?

だが、花山の左手からは血が出ていない。
切れていないのだろうか。
滅茶苦茶めり込んでいるのに……
むしろ、めり込み過ぎて取れないのか?
取ったら血が出そうでそのままにしているのかも……

「しばし待たれい」「お若いの」
「前に立つ以上」「俺が誰かは知っていよう」
「「氏名」を名乗れ」


ここで武蔵は正座をして花山の名を訊く。
武蔵は鼻血を流しているし息切れしている。
けっこうキツそうだし、直後にわかることだが時間稼ぎであった。
こういう時にセコいレベルのことを躊躇わずやってのけるのが武蔵の手強さであろう。
同じレベルのセコさである本部じゃなければ厳しいわけである。
だが、花山の花山らしさからか、武蔵の問いかけに答えて名を名乗る。
克巳の時に不意打ちをした花山はもういないのであった。
……もうちょっとセコくてもいいと思うのだが。

「馬鹿正直に立ち止まり」「「名乗り」を上げてくれたお陰で――」
「すっかり快復した」


そんなわけで前述通り、武蔵の問いかけは時間稼ぎなのである。
武蔵はけっこう攻撃を食らうしダウンする。
そうなっても擬態などで巧妙に時間稼ぎをして態勢を立て直している。
今回もその例に漏れず上手く時間を稼いだのだった。
構わずにトドメを刺しそうなピクルでさえ刀を振り回させることで時間稼ぎをしている。
花山に惑わされるなというのはなかなか難しいのだろう。

そんなわけで第2ラウンドの開始である。
花山は刀が突き刺さった左手で殴る! 刀が突き刺さったまま!
いやいや、抜きましょうよ。どうみても危ないでしょうに。

その予感通り、武蔵は突き刺さった刀を受け止める。
刃は花山の方に向いているため、このままでは腕が真っ二つになる。 武蔵もそのイメージを頭に浮かべる。
だが、現実は刀が左拳にめり込んだままで止まっていた。

ここで改めて左拳がアップにされるのだが、皮膚がまったく切れていない。 刀は拳にめり込んだだけでまったく切れていない。
この異常な硬さに武蔵が全身から汗を流して驚愕する。
花山の握力は刀を越えるものであった。その握力を刀を折る方向に使って欲しいのですが……

「天晴れなり…」
「「鉄拳」の人…」
「見事なり…」
「鉄の「義」」


受け止められても花山の勢いは止まらず、左手を振りきる。
だが、大振りかつ勢いを一度止めたからか、易々とかわされてしまう。
そして、背中の侠客立ちを袈裟斬りにされてしまう。
自慢の拳は握力で受け止めることができたが、背中はどうなのだろうか。
普通に大ダメージを受けるのか、それとも刀耐性を見せて受け止めるのか。
次回へ続く。


花山の刀耐性は本物だった!
刀属性の攻撃を無効化する特殊能力が付いていたようだ。
その特殊能力が全身に付与されているのか、それとも拳だけなのかが問題だ。
全体化とかできませんかね?

花山を上回るフィジカルのピクルは刀にはダメージを受けていた。
なので、花山でも背中を斬られると不味いだろう。
というか、侠客立ちができた時の回想で雑魚ヤクザに斬られていた。
武蔵ほどの相手となると普通に斬れてしまうに違いない。
うーん、先行きが怪しい。

とりあえず、左手にめり込んだ脇差しをどうにかして欲しい。
刀が埋まった拳と武蔵の長刀をぶつけることで相殺、対消滅!
なんて対策をやってくれれば面白いのだけど。
刀で素手を八つ裂きにするのはやっぱり絵としてあまり盛り上がらないわけだし。

ここで刃牙がいきなり割り込んで万力で刀を打ち砕いたら面白いんだけど。
……何やってんだろうな、刃牙。
もしかして、本部に弟子入りしているのか?
次に現れた時はバンダナを付けたハゲ頭になっているかもしれないぞ!
そして、本部流を応用した環境利用闘法として拳銃を使うのだ!