まさか、醤油が祟ろうとは……
そう、マムの復活はしょうゆうことなのだ。
震撼する状況の中、長く綴られた小さな挿話は終着を迎える。
ある者は思い描いた夢に手を伸ばし、ある者は過ちを乗り越えるため、
「ありがとう」を唄いながら、瓦解する世界の中心にて微笑む。
EPISODE12 GX
天空に在りて奇跡を纏う者たちもまた、奇跡の殺戮者である。
手繰り寄せ、カタチと紡いだこの希望に、瞳は静かに閉じられる。
GXッッ!!!
格好良すぎるサブタイトルである。
謎ポエムの背景の響のシルエットと重なることで、GXのロゴを完成させているのが心憎い。
今までのサブタイトルで一番格好いいかも……
金子彰史の歴史においてタイトルそのものをサブタイトルにしたのは初めてだし、これはGXそのもののテーマが絡んでくるだろうし期待せざるを得ない。
(第1期第12話のシンフォギアは作中用語として出ているので除外で)
謎ポエムも格好良い。
そして、何を言っているのかわからぬ。
考えるな! 感じろ! の域だ。
第12話が盛り上がるのはいつものことだが、これはGXでも間違いなく盛り上がる。
スクショは装者全員集合。
あと悪人面をしているマムも。
まさに決戦という様相である。
そして、姿を見せぬキャロルは一体……
・レイア妹 撃退とか用語集で補足されると逆に怪しいのですがそれは……
しかし、錬金術的電波欺瞞紙とは面白いものを搭載しているようで。
これによって響への連絡が遅れ、連携が取れなくなったのだろう。
ついでに電波欺瞞紙とはチャフの別称である。
・ヘルメス・トリスメギストス
WA3と同じ!
これには往年のWAファンも満足。
そんなわけでWA3ではやたら面白い単語のくせに一切説明されなかった
「降魔儀式」とかWAシリーズを連想させる単語が入っているのもファンにアピールしている。
なお、「エメラルドタブレット」は錬金術用語であるが、WAシリーズにおいてもタブレットという単語は装備品などで幾度か登場している。
WAシリーズの時点で錬金術とは付き合いのある金子彰史だった。
このオカルト好きめ!
・ウェル博士 誰も心配していない。
ロボチョップといい適合者は薄情。はっきりわかんだね。
なお、小生はウェル博士関係の予想を悉く外してきたけど、「英雄は死なない! 戦う意志が絶えない限り!」はどこかで言うと思います。
・マム復活 これには全適合者、マジ困惑。
どうしてくれよう。
というか、やっぱり戦えたんだ、あのメカ車椅子……
さて、問題はあのナスターシャ教授は何なのかに尽きる。
何なのだ!
というわけで可能性を考えてみよう。
1.幻術
ナスターシャ教授の墓が出ているし既に火葬済みなのは明らか。
そんなものが生き返るはずもない。
というわけで幻術。幻術と言えばガリィ。
ガリィ復活!
深刻なガリィ不足に苦しむ適合者一同にとっては救いとなるだろう。
性悪な作戦でガリィっぽさもアピールだ。
2.Trioxon245
深淵の竜宮に隠されていた危険物、ゾンビを生み出すTrioxon245の出番!
キャロルたちがウェル博士回収後も深淵の竜宮のあちこちを歩いていたのはこのためだったのだ。
何か元ネタ的にアレかもしれないけど綴りが違うのでへいき、へっちゃら!
そうなるとナスターシャ教授の遺体をどう回収したのかが疑問となるがそこも問題なし。
キャロルたちが遺体回収後に錬金術で作ったコピーと差し替えたのだ。
でなくとも、F.I.S.組の様子を見る限り、葬式には立ち合っていないと思われるしいくらでも誤魔化せるだろう。
なお、土葬の可能性もあり。
日本では火葬が過半数を占めるが土葬もあることはあるし、諸々の理由から土葬をしていてもおかしくはない。
3.錬金術で作ったコピー
単純に偽者説。
そういえば、車椅子はどうやって調達したんだろう?
4.というか、生きていた
英雄は死なない! 戦う意志が絶えない限り!
5.醤油
醤油で蘇った。
切ちゃんは何てことを……
これだけ挙げればどれかは当たるでしょう!
理由は何にせよF.I.S.組にとっては最大の山場だ。
母と慕った相手を越えて行くことが最大の愛にして成長となるか……
個人的には「RADIANT FORCE」と対を為すF.I.S.装者たちの合唱に期待したいところ。
「SERENA FORCE」とか「DESU DE-SU」とか。