バキ道感想 第4話「巨大(おお)きい挑戦者(チャレンジャー)」



克巳が太った!
違いますか、そうですか。
でも、克巳ってわりとコロコロイメージが変わるキャラだから、太ってもおかしくないかも……

新たなチャレンジャーは刃牙(とおまけでスコット)の目の前に立つ。
デカい。そして、太い。腕も脚も腹も首も太い。
下手すれば弱者の証明である。 とはいえ、220cmほどはあると推測できるピクルが最強格として大暴れした以上は巨漢=弱者というわけでもない。
……ピクルの後に如何にも雑魚な巨漢ボクサーワーレフが現れたけど、烈ボクシング編はなかったことにされたので置いておこう。

チャレンジャーはわりと優しげな容貌だった。
明らかにヤバい顔立ちをしていた武蔵とは真逆である。
物腰もけっこう柔らかい。
傍若無人な人が多いバキ世界においてけっこうな人格者、かも。
いや、こう見えて四股で本部の腰骨を粉砕するような危険性を秘めているかも……

男はインタビューに対して2mを越えている、量ったことはないがけっこう重いと答える。
まともな格闘技をやっているのなら体重は非常に重要な要素だ。 知ってて当然、管理して当然である。
体重がいくらあっても関係のない。そんな世界に生きているのだろうか。

一方で男がやろうとしているクライミングには不向きである。
格闘技と違ってクライミングは身体が軽ければ軽いほど有利になる世界だ。 刃牙が世界チャンピオンのスコットに勝利できたのも、その身体能力もあるが格闘家たちの中では比較的軽量なのも大きいだろう。
まぁ、身長から考えるとヘヴィ級なんですけどね。

挑戦者は安全器具のハーネスを着けようとしない。
そのまま、ホールドに手を掛ける。
そこから飛んだ! 腕の力だけで飛んだ!
その巨体を腕力だけで引っ張り上げるのであった。
これだけの負荷をかけながらもホールドが粉砕しない辺り、優しさも持っていそうだ。 なお、優しくない刃牙は全力疾走しようとしてグラウンドを破壊した。

男は3回ホールドを掴んだだけで登頂の証となるボタンを押すかと思いきや、天井に頭をぶつけてしまう。
ある意味では登頂以上の登頂である。
これでバランスを崩して落下するかと思いきや、「ふわ…」と音もなく綺麗に着地する。
男はパワーだけではなくバランス感覚も一流だ。 倒されないための粘り強さ、バランス感覚が求められる相撲に向いている。

刃牙は男を「野見さん」だと言う。
この若者が宿禰なのか。克巳ではないのか。
5本目に続く!




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